私と彼の秘密 今思うこと

彼とのLINEは、いつか消した方がいい。
それは、残された人のために…



そっけない態度

2022-07-14 14:26:00 | 日記

パパはね、

仕事から帰って、私を散歩に連れて行ってくれるんだけど、

もう、夜だし、外は蒸し暑いし、

面倒くさいな。

行きたくないな。

行くには行ったけど、嫌だ!

やっぱり、私、もう帰りたいー!







それでどうしたの?



リードを取ったら、家に帰っていったよ。
だから、一人で、ビールを飲みながら、散歩してる。



私は、晩御飯を食べ終わったころで、

まだ、食卓には、夫の姿があった。

ときどき、途切れながらのやりとりが、細々と続いた。




彼女は、反抗的だったからね。

お父さんは、一人でも行くよって教えるためだよ。

行かないなら、留守番よろしくっていうしつけ。




じゃあ、私も、反抗的な態度を取ったら、
そんな風に、あなたにそっけなくされるの?




素っ気無いんじゃなくて、相手を尊重しているんだよ。

お互い、心地よい行動を取ろうね。っていうコミュニケーション。

俺は、こういう目的で動くから、嫌ならいいよ。

その代わり、一緒には行動しないよ。っていう意思表示。





そう。

彼の行動には、いつも意味が有る。

私の場合は、ただのそっけない態度でも、

彼の場合は、相手を尊重する態度。

常に、相手のことも考えたうえで、
お互いにベストな行動が、それだったわけ。

一瞬の出来事に、毎回そうやって、答えを導き出せるって、すごいなぁ。

素っ気無い態度が、尊重という思いやりに思えてくるなんて。

彼の行動は、深い。



私は、あなたの行動に、どんな意味があるのか、全部理解できるようになりたいの。




ねえ、私、ずっと感じていたことがある。
あなたは、ひょっとして、先生なの?




彼は、続けた。

自分を知って、
他人を尊重して、
共鳴できなければ、
必要以上に
干渉しない。

彼はそれを

孤独ではなく、ひとりで、自分を整理するチャンスだと言った。



夫が、夜勤の仕事に行くのを見送った後、
急いで
LINEを開いた。

数分の差で、彼は、すでにどこかの家庭の人となっていた。



騙し合い

2022-07-13 06:58:00 | 日記


夫は、私のことを愛してくれているの。

心の裏切りは、身体の裏切りより辛い。

それは、わかっているけど、

私の、彼への気持ちは、どうすることもできない。



そしたらさ。と彼が言う。

もしかしたら、逆に、旦那さんも、
他に好きな人がいて、
君のことを
好きなふりをしてるかもしれないよ。



そっか。そうかもしれないね。
それならそれで、ありなんだけどな。



俺の奥さんも、俺が自分のことを好きだと思ってるからね…。




夫婦って、騙し合いなのかもしれない。

なら、私は、もう二度と結婚したくない。

こんな思いをするなら、

たとえ離婚したとしても、

ずっと一人がいい。

娘夫婦や息子夫婦を見ていると、

いつも思う。

新婚の頃は、自分達も、こんなんだったのだろうか?ってね。

もう、思い出せない。

あの頃の気持ちが、わからなくなってる。






私の中で、彼は、100%を占めている。

だから彼は、私を追いかけることはしないし、どこか冷静なところがあるらしい。


もしかしたら、きみの近くに、もっと素敵な人がいるかもしれないよ。と彼が言う。

そんな人が現れたら、きみのことを追いかけようかと、思えるかもしれないけどね。




そっか。
それは、本当なのだろうか?

でも、もし、私にそんな人が、現れたら?


彼の理想は、彼が80と、他の誰かが20ぐらいがいいらしいけど、


でも、
私は常に、0か100なの。


だから、


私は、彼に、追いかけられようが、られまいが、
そんな事は、どうでもいい。

この関係が、少しでも長く続くのなら、それが一番幸せ。

今が、一番、幸せだと感じてるんだから。

そう思って、電話を切った。


前戯

2022-07-12 14:51:00 | 日記

心の準備ができてないのに、

電話を取った。

もしもし?
久しぶり。

とても照れ臭かった。

何も、恥ずかしがらなくていいのに、彼には、理解できないみたいだった。

電話で繋がったのは、いつ以来だろう。2週間ぶり? もう、わからない。

彼の声を聞くことなんて、いつでも、当たり前にできると思っていた頃とは違って、

すごく緊張するの。大切な時間だから。

何を話していいのか、わからないぐらい。



仕事をしながらなのね。

声の向こう側から、作業している気配を感じた。

会話は、

他愛も無い、

子供達の習い事の話から、

趣味の話になった。

彼には、素敵な趣味があって、

今はもう、それをしていない。

なんで?

私は、もう一度、始めてもらいたいな。って思ったけど、

彼には、それなりの理由があって、

もうできないみたい。

私の知らない彼の歩んできた道を

一言では、言えないだろうし、

理解するのも、難しい。

私は、ただ、話してくれるのを聞くだけだけど、

同じ気持ちになって、彼に寄り添うことならできると思った。

そしたら、その趣味を

一緒に始めようか?

と、彼は言った。

そんなこと、本当にできたらいいな。



夜の散歩が、もうすぐ終わりに近づいて来た。

ごめんね。もう家に着いちゃうから。

そっか、残念。
これからが、いいところなのにな〜。

ここまでは、緊張をほぐすための会話だったのに…。




彼は、いちいち、私の胸をときめかす様なことを言う。

そう、これが彼のいいところ。

その時、私は、彼のことを本物の紳士だと感じたの。


全ての行いの前戯に、とても時間をかけてくれる人。

きっと、抱かれる時だって、そう。


そして、私は、いつの間にか、
とてもリラックスできていることに気がついた。



電話をかけてくれて、ありがとう。

私は、そう言って、何事もなかったかのように、スマホをしまった。



放置プレイ

2022-07-11 14:10:00 | 日記


今日は、朝から色んなことがあってね。
昼からは、娘の習い事の発表会に行ってたし、
なかなか連絡できなくて、ごめんね。


夜、彼にとっては、ほんのわずかな隙間時間に、こんなメッセージが届いた。



そんなことなら、別に謝らなくていいのに。
私が、聞かなかったから、知らなかっただけで、一人で悲劇のヒロインになってただけ。

それより、

私こそ、彼に謝らないといけななかった。


頭では、あなたはそんな人ではないとわかっているのに、

もしかしたら、

私に愛想をつかせて、急にLINEをしたくなくなったのではないか?とか、

土日は、一切繋がりを持たないという彼なりのメッセージなのか?とか、

悪いことばかり考えていたよ。

心が乱れて、勝手に苦しんで、馬鹿みたい。

ごめんなさい。



あなたの人間性を知っていたら、そんな風に考えないのにね。

信頼関係って、私が、なかなか、築いていなかったんだね。


夜中に起きていたら、またLINEするからね。
彼は、優しくそう言った。




夜は、いつも、寝落ちするのを知っているから、
期待せずに待っていた。

時刻は、夜中の1時を過ぎていて、もう、来ないと確信した。

寂しい反面、
ホッとする。

彼には、ゆっくり休んで欲しいと願う自分もいる。


でも…私の体はね、

夜中に彼が、来ると期待してしまっているから、
とどめを打たないと、納得しなかった。

私は、一人で慰めた。

あなたのせいだからね。

だんだん、正気の私が遠のいていく気がした。


そして、朝、目が覚めた時、

LINEが来ていないのを確認してから、

下着だけの自分の姿を写真に収めた。

彼に送りつけてやろう。

さっさと支度して、犬の散歩に出た。

私は、待たされて、焦らされて、もう、正気ではなくなっていた。

やらしい言葉をLINEに込める。

あなたのものを優しく舐めてあげたい。

そして、大きくして、それから…



と、その時、

今なら、電話できるよ。

思いもよらないタイミングで、彼からLINEが来て、動揺した。

私ね、やらしい気分だから、今は電話で話したくないの。

そして、下着だけまとった、ブヨブヨとした私の寝姿の写真を
送信する。

途中のLINEも、送りつける。

どう?気が狂ってるでしょ?



彼は、
朝から馬鹿だね。と言って笑った。

だって、期待させておいて、待たせるから、
正気じゃなくなったの。


そうなんだね。

それって、まるで、放置プレイみたいで、興奮するよ。


放置プレイ?


私が、土曜日から体験していたのは、まさにそれ。

私は、妙に納得してしまった。


私は、必死なのに、

その彼の余裕さが、私と正反対で、

それが快感だった。

今後のゆくえ

2022-07-10 18:59:00 | 日記

土曜日は、彼にLINEを送らずに我慢したけど、

日曜日の朝は、やっぱり寂しくて、たまらなくなって、

おはよう。今日も仕事?

って、送ってみた。


夕方になってみても、既読のまま返事がなく、

色んなことを想像する。

愛想をつかされたのかな?

それとも、土日は、徹底して辞めておこうというメッセージなのかな?




この世に、

永遠のものなんてないことは、いつも意識している。

始まりが有れば、終わりがある。

今、目に見えているもの全てが、

いつかは無くなる。

私達のそれが、

今なのかな?

そもそも、会ったこともない人に、恋に落ちること自体、

あり得ないことなのかもね。



それとも、まだ彼を待ってもいいの?




明日になったら、ちゃんと聞いてみよう。

彼が、どうしたいのかを。

その答えによっては、

このブログも終わりにしようと思う。







これ、今の私に言えることだね。