私と彼の秘密 今思うこと

彼とのLINEは、いつか消した方がいい。
それは、残された人のために…



放置

2023-03-29 23:15:00 | 日記

夜も更けた頃、

隣で寝ていた夫が目を覚ます。

私は、眠りが浅かったので、気配でわかる。

そしたらいきなり、

その行為だけが、始まった。

それは、いつ終わったのかもわからない。

ただ、夫は、鳥肌を立てて、動かなくなった。


やがて、規則正しいイビキが聞こえ始め、

私の身体に、虚しさだけが残った。

前戯がないのも辛いけど、

ティッシュすらも、自分で探し当てなければいけなくなったことが、

もっと辛い。

私はひとり、夜の闇に、

放置された。







目が冴えたから、スマホを見た。

夜に送った彼へのLINEは、まだ見てもらえてないようだった。

最近、彼の状況が全く掴めない。

もう、こうやって、LINEに振り回される自分が、情けなくなってきた。

そんな理由から、私は、この場所から遠ざかることを決意した。

今度、ここで繋がる時は、いつになるか…。

それを彼に委ねようと思った。





返事はあった。

スタンプが2つ。

いつものように、私の心境を笑ってた。

また連絡するとあった。




それから、1日が終わろうとしている。

時刻は、夜の11時を回ったにもかかわらず、

私はいまだに、彼に放置され続けている。

当然、夕方に送ったLINEも、未読。




それが、なぜか心地いい。

彼の徹底したその態度が、男らしいと感じてしまう。

私の中のMを夢中にさせる行為。

それが、彼による放置。








神様に願うとき

2023-03-28 05:17:00 | 日記

不思議な体験をした。

夜の犬の散歩で、

私は、彼からのLINEを待った。

その間、考えた。

もし、お別れを言われたら、なんて言おう。

心からお礼を言わないといけない。

ちゃんと、泣かずに、今までありがとうと、言おう。




彼が、私の失態を許すと言ってくれてからも、数日間、何の連絡もなく、不安しかない日々を過ごしてきた。

忙しい。って聞いているのだけど、

本当にそうなのか?

それすらも、疑いたくなる。





今夜も、なかなかLINEが来ないので、私は、斎藤ひとりさんの話を聞き始めた。

イヤホンを付けて、暗い田んぼ道を

星を見上げて歩きながら、

神様の話を聞いた。

人生がうまく行ってる人は、神様に助けてもらうのが上手な人。なんだって。


神様の愛は、みんなに注がれているはずなのに、

うまく受け取ることができる人と、

逃してしまう人がいる。

例えば、空から恵みの雨が降ってきたとして、

おたまで受け止める人もいれば、

洗面器で受け止める人もいる。

それが違うだけ。

何をしてもうまく行かない人は、それが、ザルなんだって。

上手に助けてもらうようになる為には、

魔法の言葉があって、

その言葉を何度も唱えると、

それだで、最高のタイミングで、助け舟を出してもらえる。






私は、その言葉を声を出して、何度も何度も唱えた。

誰もいないから、恥ずかしくない。

それより、本当にこの状況が、少しでも変わるのなら、

何にでもすがりたい。

その一心で、

神様、お助けてくださいまして、ありがとうございます。

そう必死に唱えたんだ。



そして、もう一つ。

悪いことばかり考えていたら、本当にそうなるという話。

物事は、いい方に考えないといけない。




その時思った。

私は、お別れの言葉を考えるのではなく、

彼の人間性を考えてみるべきだと。




そしたら、わかったことがある。

彼は、そんな人ではない。

許すという言葉に偽りなどなく、

忙しいのも本当のこと。

だからね、何も心配はいらないんだよ。

クヨクヨ考えるのはやめて、

いつものようにLINEを送った。

純粋に、あなたが、元気でいてくれたら、それでいいんだと。

そう思ったから、そう書いた。


その夜の散歩には、彼は、やはり、現れなかった。







家事がひと段落ついて、

スマホを手に取った瞬間だった。

無言で写真が一枚だけ送られてきた。

たった一枚の写真。



とても美しい写真だった。

どこかの夜の神社の景色。






この写真から、いろんなメッセージを感じた。

言葉にならない。

だから、言葉にしない。

それは、

まごころだと思うから。




私は、この景色を送ってくれた彼の気持ちがあるのなら、

全てが大丈夫のような気がした。







神様、お助けくださってありがとうございます。


この言葉を唱えるときは、過去形でなければいけない。

まだ助けてもらってなくても、そう唱える。

お願い、助けて!

と言う願いは、余計に辛くなるから。




そして私は、この写真に写る神社へ向けて、

もう一度、その言葉を心の中で唱えた。

それは、

純粋に感謝の気持ちだった。











決意

2023-03-26 06:57:00 | 日記

私にだって、やりたいことはある。

いつも、ようやくできるかと思えば、出来なくなる。

あの人と一緒にいる限り、

そういう運命なのかと思ってきた。





でも、今の時代、独学でもできる。

本当にやりたいと思うのなら、なぜ行動しない?

そう、自問自答しながら、雨の中、犬と歩く。







学生時代、

私は、憧れの銀行に就職が決まった時、

その時代は、そろばんが必要だった。

大阪梅田の馬鹿でかい書店で、

だんだんそろばん、というペラペラの問題集を見つけ、

独学で、

大量の伝票を足し算するだけだけど、

仕事に差し支えないほどまでには、間に合った。




昔、子供の頃、

家に、父親が愛用していたクラシックギターがあった。

父親が弾いてくれる姿を見て、

留守の時に、

こっそりコピーした。

耳と目が頼りだったけど、

一曲仕上がった。




本気になれば、

その気になりさえすれば、

ある程度までなら、

出来るはずなのに、

私は、自分の置かれた環境のせいにばかりしてきた。





雨降りの中、

なぜか足取りが軽い。

したいことがあるのなら、

やってみようと思うだけじゃなく、

やればいい。







とんでもないミス

2023-03-24 06:33:00 | 日記

あの時、私は、とんでもないミスを犯していたんだ。


考えただけで、恐ろしくて、ゾッとした。


彼が全てを失うことになりかねないような、

許し難い行為だというのに、

それでも最後に、許すと言ってくれた。






今夜、犬と歩く道は、

思い出に浸る時間だった。

いつもこの辺で、彼からLINEが来るんだけどなあ〜。とか、

このグランドで、寒い中、彼が来るのを待ったな〜。とか、

そしてよく、笑っていたな。とか。



私は、ずっとLINEが来るのを待っていて、いいのかな?

それとも、思うことを聞いてみるべきなのか?

よく考えた。

もう、散歩のコースの半分の距離を過ぎる。

彼とまだ終わりたくない。

彼の存在は、私が幸せな方向へ向いたきっかけだから。

けど、これを聞いたら、終わるかもしれない。

それでも、ちゃんと聞いた方がいい。

自分との格闘だった。


私は、勇気を出してLINEを送った。


もう、この関係は、終わった方がいいのかな?って。




そしたら、やがて返事が来たのだった。






ほんの数回のやり取りだった。

途絶えてしまってからも、何回も、このやり取りを読み直して、彼の心境を考えてみた。


彼は、怒っていたのだ。



その状況を聞くと当たり前だ。

なのに私は、安易に考えすぎていた。

それに気が付かずに、何度かLINEを送った。

浅はかだった。

既読はつくけど、返事がない。

それで、勝手に不安になる。

負の連鎖。

苦しかった。

こんなに苦しいなんて、初めて知った。





私は、彼と、普通の関係ではない。

だからもっと、気をつけなければいけない。

私が、繋がることが許される時間は、

彼が1人で、夜の犬の散歩に出てる時だけ。

そう肝に銘じた。



もう、ミスは許されない。



今の私は、再び話せた喜びと、底知れない恐怖が、入り混じって、

その上に、許してくれた感謝の気持ちが込み上げてくるという状況。


家族に、

赤くなった目を気が付かれないように、うつむいて、

ひたすら、晩御飯の準備をした。

心の中で、

ありがとうと、何度も言った。













もう一度言う。

彼との出会いは、

私が、幸せな方向へ、向いたきっかけだ。






メタ認知

2023-03-23 06:40:00 | 日記

もしかしたら彼は、

私と距離を置きたいと思ってるのかな?

もう、最近は、散歩に出たよ。

って言ってもらってない。




思い出したことがある。

不快だと感じたら…距離を置くだけ。





私は、メタ認知をして、必死に考える。

彼からみた私の姿は、どんなふうなんだろうと。




そして、見えた姿は、

彼にどっぷりと依存して、

なんとも女々しい姿だった。




彼からすると、めんどくさい女。




いったい、どんな人を彼は追いかけたくなるのかな?



そこに近づけたら、いいな。って思う。

そのために、まず何をしたらいい?





昨日より、変わることだ。

そう努力しようと思った。