私と彼の秘密 今思うこと

彼とのLINEは、いつか消した方がいい。
それは、残された人のために…



怖いものなんて何も無い

2022-07-09 21:40:00 | 日記





二人の間に悲しみは無い。

この歌詞が好き。

お互い、信じ合うことを忘れず、

二人だけの幸せな日々を夢見て、

怖いものなんて、何も無いって思える。

そんな関係って、いいな〜。





私は、今日、何度か、

彼にLINEを送ろうとしたけど、

留まった。

きっと、迷惑だろうから。

私が、夫と喧嘩して、

1人、

ダムを横目に見て、

雷が遠くで鳴ってるのを聴きながら、犬を連れて歩いている時。

どうして、自分が、こんなところを歩いているのか、わからなくなって、

思わず、LINEを開けたの。

でも、すぐに辞めた。

こんな事で、愚痴をこぼしても、

彼は、困るよね。

それに、今日は、土曜日だよ。

もう1人の自分が言う。

わかったよ。

じゃあ、想像させて。

今、隣で一緒に歩いているところを。

そしたら、きっと、楽しいんだろうな〜。

うっそうとしげった、山から、何か出てきそうだと怯えることもなく、

雷が、近づいてくるかもしれないのに、怖がることもなく、

どこに続いている道なのか、不安になることもなく…。

きっと、楽しいはず。





そしたらね、

視界が開けたの。

ご褒美?




そろそろ、引き返そう。

私は、犬に話しかけて、来た道を戻った。


高台から、

駐車場が見えて来た。

夫の姿が見えた。

あの人は、私と逆を歩いていて、引き返してきた。

私と逆へ。




仲直りは、いづれした。

私の足のふくらはぎには、

新しい長靴でできた靴ずれが出来て、痛かった。








仮面を取る

2022-07-09 00:59:00 | 日記



朝礼が終わった後、

全員席を立ち、正面を向く。

重たい音を立てて、ゆっくりシャッターが開く。


そして、行員は、揃って、

「おはようございます。いらっしゃいませ!」

と言った後、深々とお辞儀する。

私は、以前、この環境の中で、ある役席の男性を好きになった。

その後、その方と私は、偶然なのか、必然なのか、

別々の支店へ転勤することとなった。

次の転勤先では、初めて年下の男性を好きになり、

やがて、夫との間に、5人目を妊娠して、仕事を辞めた。

その時思った。

これから、働くところは、女ばかりの場所にしようと。

いちいち、恋に落ちすぎるから。
極力、男性とは、関わらない方がいいかと…。




なのに、私が今、必死なのは、彼との事。

私は、まさかの、SNSの世界で、

また、心を惹かれる男性に出会ってしまった。

でも、今までと違うのは、

これまで、いろんな仮面を被って来たけれど、彼の前では、そんな必要はない。ということ。

ここでは、なんの肩書きもない私。



単なるバカで、

彼好みになりたいと、一生懸命頑張って、

ブレない彼を落とそうと、諦めずに、

この世で一番、

彼の心地よさを追求したいと願う女。

ただ、それだけ。