3月4日の記事で、3本の平行線にそれぞれ頂点を持つ正三角形の作図法を書いたが、もっと簡単にできることに気づいた。これは以下の原理による。
下図は前回の記事の第3段階までの一部を拡大したもの。
Cから引いた垂線と直線l(下の線)との交点をFとし、Aと結ぶ(下図)。
△ABFと△ACFで、AB=AF,∠ABF=∠ACF=直角、AF=AFなので △ABF≡△ACF
(∵直角三角形の斜辺と1辺が等しい)
よって ∠BAF=∠CAF
∠BAC=60°だから ∠BAF=∠CAF=30°
△ACFで∠AFC=60° ・・・(1)
FCをC方向に延長し、直線k(上の線)との交点をGとする。
∠BAF=30°だから ∠FAG=60° ・・・(2)
(1)(2)より△AFGは正三角形。
つまり、ACを作図したりCから垂線を引いたりしなくても、正三角形AFGを作図すれば、点D(前回の記事を参照)を作図できる。
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