金子兜太主宰の俳誌『海程』第478号(2011年12月号)に、『ぶるうまりん』第19号(特集「俳句の風景学入門」)が、紹介された。「俳誌往来」という記事で、執筆者は日高 玲さん。同誌には、金子兜太主宰の作品「東国抄」が連載されているが、そのページの上部に「古き良きものに現代を生かす」とある。これは「新しい風と光」をもとめる『ぶるうまりん』の方向性とも、微妙にかさなる部分があるだろう。
記事は「俳句の風景学入門」の評論4編を中心に、懇切な紹介がなされ、心よりの励ましのおことばをいただいた気がする。俳句作品は、次の4句が紹介された。
五月闇矩形の水の濁りおり 須藤 徹
牛蛙の声汲み上げる観覧車 吹野仁子
聖母の肘あたる春の裸足かな 土江香子
少年の口笛左折梅雨晴れ間 三堀登美子
写真は甲斐山中の微笑館の庭にある、山口青邨の<くさぎの花さかりににほふ微笑仏>という句。微笑館のことは、2007年4月のtext 96「甲斐山中の微笑仏へ」に詳しく書いた。前回と今回の写真は、2011年11月3日に撮影。家人及び、たまたま札幌より仕事で本社(東京)に来た二男とともに、筆者を含めて3人で、義母を見舞った折に、微笑館に立ち寄った。義妹が館主を務める。彼女は、山口青邨系の俳誌に所属する俳人でもある。
記事は「俳句の風景学入門」の評論4編を中心に、懇切な紹介がなされ、心よりの励ましのおことばをいただいた気がする。俳句作品は、次の4句が紹介された。
五月闇矩形の水の濁りおり 須藤 徹
牛蛙の声汲み上げる観覧車 吹野仁子
聖母の肘あたる春の裸足かな 土江香子
少年の口笛左折梅雨晴れ間 三堀登美子
写真は甲斐山中の微笑館の庭にある、山口青邨の<くさぎの花さかりににほふ微笑仏>という句。微笑館のことは、2007年4月のtext 96「甲斐山中の微笑仏へ」に詳しく書いた。前回と今回の写真は、2011年11月3日に撮影。家人及び、たまたま札幌より仕事で本社(東京)に来た二男とともに、筆者を含めて3人で、義母を見舞った折に、微笑館に立ち寄った。義妹が館主を務める。彼女は、山口青邨系の俳誌に所属する俳人でもある。