パートナーが語る言葉は、実は自分が思っていたり、気づいてなくても、潜在意識がそう感じていることだったりする場合がとても多いです。
私たちは自分の顔を、一生自分で見ることはできません。見るためには鏡が必要です。
パートナーは私たちの鏡です。
私たちがもし、パートナーからの言動に違和感を感じたり、不信感を感じる時は、自分が自分に対して違和感や不信感を感じているのではないかなと、一旦、他者化するのをやめてみると、いろいろな気づきが起きてくると思います。
私が出会った40代女性Aさんは、とてもチャーミングで明るい方でした。
パートナーができると最初は彼が、彼女の明るさや優しさに夢中になり、交際が進展していくのですが、たいてい3ヶ月もしないうちに、彼女は、彼の言動の些細なことが気になり、口うるさく指摘したり干渉するようになっていきました。
そしていつのまにか、彼から「君は僕を信用しているのか?」「君といると落ち着がない」と言われるようになってしまいました。
そんな折にお話をさせていただいたのですが、
「君は僕を信用しているのか?」は翻訳すると、「私は私を信じているのか?」「私は私といると落ち着かない」という事になり、それに気づくためにメッセージを彼が彼女に言ってくれていたということがわかりました。
パートナーが私たちに繰り返し言ってくる言葉を注意深く聞いてみる習慣をつけると、自分の内面意識がよくわかります。
彼女は、その事に気づいたので、「自分が自分を信頼してあげる事」
「自分が自分をリラックスさせてあげる事」が今のテーマだとわかりました。
そのためにどうすれば良いかをこれからワークしていく流れになりました。
私事ですが、他のお仕事の会社の場所が遠方なこともあり、私はパートナーとは毎日一緒に暮らしていません。自宅が鳴門で、会社が名古屋、神戸なんです。
先日パートナーに会った時に、「一緒にずっと暮らせなくて淋しくない?」と聞いてみたんです。
彼の答えは「淋しくないよ、でもこうやって時々家族がみんな集まって楽しくワイワイ言ってるのも好きだよ!」と。
それを聞いた時に、昔の私なら、彼の意見だと思って聞いていたでしょうが、パートナーは透明な鏡だとわかっているので、「私がそう思ってるんだな」とすぐにわかりました。
このように自分の本心を知りたいならパートナーに意見を聞いてみるとよくわかりますよ。
それが意外な意見だったりしても、ひょっとしたらそう思っているのかもしれないなぁという視点で捉えていくと、また違った世界が広がっていくと思います。