2013年4月28日 (晴) 単独 (スタート地点付近から見た歩いてきた尾根と薬師岳方面、 帰り時に撮影)
昨日歩き出し直前の悪天候で中止になった計画のスライドです。元々、赤やしおを観るならこの山域かなと思っていたコースでもあります。日光の細尾の町から尾根を南西に登り薬師岳直下の稜線に出る。その後、薬師岳山頂に立ってから東に稜線を辿り、大木戸山、三ノ宿山を踏み周回するルートです。今日は赤やしおを観るのが、大きな目的。それと今日歩く全工程は自分にとって未踏であり、行く山、三角点は全て初登頂になります。地形図に破線の無いコースなので、予定通りルートを辿れるかも楽しみでありました。
コース: 122号高架下 6:56 薬師岳 9:23 丸山 11:16 大木戸山 11:51 三ノ宿山 12:32 1188P 13:02 スタート地点へ 14:21
(スタートして約5分で渡渉、ここを渉った。)
渡渉してしばらく沢の右岸にある作業道らしき踏跡を辿っていく。次第に高度を上げ、10分ほどで尾根に乗る。進路右に122号の高架が見えてくる、いつもあんな所を走っていたのか、と思う。(写真下) そしてこんな所を歩くなんて1年前までは夢にも思わなかった。
乗った尾根は南西方向に、時に南方向に、高度を上げ進み、薬師岳東約450mにある稜線付近の小ヒピークに到達する。この尾根は、非常に歩きやすくヤブも無く、急登箇所もあまりない。(写真下)
標高1000m付近、進路を西方向に少し変える辺り。目の前に谷を挟むような形でこれから目指す稜線が見える。中央のピークがこれから目指す最初のピークだろうか。(写真下)
1124m付近、この辺は尾根の脇を巻いていく。(写真下)この後、尾根の乗り換えのようなことをして進んでいく。
1124m付近でこの日最初の赤やしお。この後1250mくらいまでの地点では、開花した赤やしおが点在していた。
気持ちの良い尾根道が続く。歩く人も少ないだろうが、しっかり踏跡が続く、跡をつけた主体は獣だろうか。
山肌はすっかり春の雰囲気で淡い色をまとっている。向こうに見えるのはこれから向う稜線合流点の小ピーク? それとも薬師岳本体か。
振り返ると、赤やしおと向こうに茶ノ木平方面の稜線が見える。
標高も1250mを超えると開花したつつじがめっきり少なくなる。新緑の木々もなくなり、山肌の雰囲気が変わってくる。笹原の中、急登が続く。(写真下)
9:00 薬師岳東450mの稜線合流点に到着。そこからは薬師岳まで気持ちよい稜線歩き約20分。赤やしおはほとんど、つぼみ、ほんの少し開花直前?と思われるものもあったが・・・(写真下)
9:23 薬師岳山頂到着、そこには細尾峠から上られた先客がお一人、千葉からだと言っていた。そのかたと景色を見ながら撮影などをしていると細尾峠方面から3グループほど到着してきてにぎやかになる。
(山頂から見た半月山方面)
(夕日岳方面)
山頂の西方面に行って夕日岳などを撮影して山頂に戻ってくると山頂では今出会ったばかりの数人の山キチのみなさんが、山談笑に花を咲かせていた。黄緑ウェアの元気なおじさんは栃木100は70、日本100は完了しているらしく、幌尻岳は腰くらいまで水につかる渡渉が必要とか言っていた。日留賀岳は登り3Hと凄いことをおっしゃられ、男鹿岳はそこからまた3Hで行けるとか言っている。(これ、自分では無理だな) 野田市からのご夫婦は昨年だか、1ヶ月かけ北海道を回ってキャンプをしながら山を歩きまくったそう。今年は1ヶ月九州の山をやるなどとマニア垂涎のお話をされておりました。
(山頂からの日光連山)
(薬師岳山頂の三角点)
山頂の北側には赤やしおの株がいくつかあるようで、中のいくつかは開花ま近の感じのものがあるも、全体的にはまだまだの感があった。(写真下)
(薬師岳山頂から30分ほどの地点からの夕日岳。立派な山容だなー、行ってみたくなった。)
薬師岳から約40分下った鞍部に石祠が並ぶ。(写真下)来た道を振り返る。
(1159p付近の赤やしお)
一貫して稜線状の心地よい尾根を進む。前方に丸山、大木戸山が見えてくる。(写真下)
この尾根、進路左側斜面(北側)に赤やしおが多い。遠くにはまだ白い日光連山が見える。(写真下)
大木戸山直下の鞍部で年配のご夫婦とすれ違う。あのお年で逆方向、逆方向は基本標高を上げていくのでもっと大変なのでは、と思った。あのかたがたどこまで行って何処に降りるのだろうか。
(大木戸山直下の尾根道)
薬師岳山頂から約2時間で大木戸山に到着。そこの三等三角点。見晴らしのよいピーク、山名板は2枚ほど。・・・
大木戸山山頂は開放的で、赤やしおが咲き気持ちのよいピーク。西方向に今歩いてきたばかりの山々が見える。
大木戸山からはしばらく、少し笹ヤブのうるさい下り尾根を進んでいく。
(前方に向う三ノ宿山が見えてくる、ここまで結構長かった気がする。)
(三ノ宿山山頂の一角の平坦地)
(山名板)
三ノ宿山からは北方面に尾根を辿る1188Pまでは、ここまでの尾根道同様、わりと明瞭な踏跡が続く尾根型がはっきりした部分を進んでいく。大きく下って一度少し登り返し1188Pへ。1188Pからは、準一般クラスルートとさよならし、北西方向にヤブ尾根を下る計画。そのまま準一般クラスルートを進みやしおの湯方面に行ってもよいのだが、帰りの車道歩きがかなり長くなる。ここはたそがれファミリーが昨年秋に辿ったルートを最後までコピーしよう。北東にある三角点1047.7mも気になるし、北東へのルートのほうが長い。いづれ入口、出口を変えてこの山域を歩き直してみるのもいいな。
(三ノ宿山直下の眺望は非常に爽快だった。さっきまで隠れていた女峰の頭も見え出してくる。)
(1188p過ぎた地点からの大木戸山?方面)
(1188pを過ぎた地点からの下る尾根と遠くに男体山、大真名子方面)
進路左手にはさっき自分が歩いてきた稜線の連なりが見え爽快。
進路左手の高みに見えるのは大木戸山だろうか、この辺の斜面は新緑が非常にきれい。この辺りになると尾根型が不鮮明になり、傾斜も急になる鹿沼、今市あたりの低山と同じいつものパターン。樹木につかまりながら急降下して行く。
最後の最後はこんな植林地の急降下。(写真下)振り返るとこんな感じで、ここを登りに使うのはかなりしんどい。植林地の急降下もさほど長くは続かず、車の走れないような林道に出会う、そこを10分ほど歩くと大木戸の集落に出た。
大木戸の集落では、地元のおじいさんに「何処を歩いてきたか。」と声をかけられる。そのかたも若い頃は山を歩いていたようで、私の今日の行程をよく知っていらした。のどかな大木戸集落を歩き、細尾町を横切り、122号高架下の自分の車まで戻る頃は、天気の良さも最高潮。初夏を思わせる日差しになり周囲の山がキラキラ光って見える。目の前に薬師岳付近から今日自分が辿った尾根の連なりが大部分見え、大木戸、三ノ宿山まで確認できてかなり気分爽快。つつじも見られたし、行程も思ったより長く、その分充実感もかなり得られた気がする。 ■■
スタート地点に到着時、薬師岳方面を撮影。
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通勤電車の中で拝見いたしました。
我々が歩いたのは晩秋というか、初冬の頃でしたが、コースの部分、部分に暗いイメージがありました。天気が良くてよかったですね。新緑に向かうこの時期、あの辺の歩きも最高かと。
薬師岳には、翌日行きましたが、まったく賑わいはなく、私一人でポツンでしたよ。ななさんは、意外に、招き猫の面があったりして。
三ノ宿の山名板のサルの腰掛はまだ健在だったみたいですね。そんなに長く持つものか知りませんでした。後半部分は、花の時期歩くつもりだったのですが、あと少し後がよいのでしょうかね?GW後半の冷え込みや雨がダメージ与えないと良いのですが・・・確かに、ななころびさんは下山時に見せてもらったり、ものをもらったりと出会いが多いみたいですね。お疲れ様でした。
以前ぶなじろうさんがこの尾根をヤシオ満開の時に歩かれて、自分もいつかはなんて思っておりますがいっこうに実現できません。
袈裟丸周辺ということでこれから5月中旬にかけて賑やかになるのでしょう。
ピークが丁度週末になると良いのですが、こればかりはいかんともしがたいのでしょうが無い。
ななさんの記事を読んで自分たちの時の歩きを思い出しましたよ。
絶えずみー猫さんが先行し我々二人を待つという構図ばかりでしたが。
ななさんが一緒だとすると2対2になったでしょうね。
この歩いた稜線もとてもいい尾根でした。やしおの湯方面にも行ってみたいですが、新緑や山つつじが出揃うあと2、3週後なんかは素晴らしい色合いになるのではないでしょうか。
山に行って色んな山好きの人に出会うと、いい意味で刺激を受けます。負けずに遊んでやるゾーという気が沸き起こってきます(笑。
たそがれさんの夕日岳レポ、5/02にゆっくり楽しませてもらいます。
あのサルノコシカケは結構、屈強な感じでした、案外長々ともつかもしれません。
あの周辺の尾根道これからますます良くなりますね。丸山の北尾根を登り、やしおの湯方面に下り1047.7mの三角点を見るのもよさそうです。
自分は話しかけやすい顔してるんですかね、よく地元の人にしゃべりかけられます。
大木戸の里のおじいさんによると今年はやしおの芽が育たず不調だといっていました。あの尾根の満開のヤシオの下を歩いてみたいものです。さぞ心地よいでしょう。
ヤシオの本当の最盛期は本当にわずか数日なので、どんぴしゃを見るのは本当に難しいです。今年はそういうものをどこかで見られるでしょうか。
あの尾根を4人で歩いたとすると、稜線に出てからは、ベテラン2人が下りで先行し、みーさんと私が”写真が撮れない”とか言いながら追いかけ、登り局面で追いつく、そんなパターンかと思いますが・・・。
時々ブログを拝見させて頂いております。
本日(5/9)、当記事とそっくり同じルートを
パクらせて頂き歩いてきました。^^;;
薬師岳山頂のアカヤシオも咲き出していました。
満開・・はもう数日先という感じでしょうか。
終始明るい尾根歩きが楽しめました・・
私が早朝出発準備中に
「どこ登るんだ?」って声かけてきたオジサンがいたのですが、「大木戸の里のおじいさん」かなあ??
ではでは
時々見ていただいているようで、ありがとうございます。
このルート、パクリなんてとんでもございません。私も他のかたの完全パクリですから。
私も5/06にも薬師と夕日に行きまして、ほどほどのツツジを楽しみました。まだまだこれからという感じでしたが、ここ数日の暖かさ予報で一気に開花が進むんじゃないでしょうか。
三ノ宿までの稜線は、とてもよい尾根でした。私と同じような趣向を持たれているようですので、これからもよろしくお願いいたします。