日光山系 ななころびのあの山の向こうに

あの山の向こうには何が待っているのだろう。7回ころんだら7回起き上がる、平凡ハイカーななころびの気まぐれ山行録です。

古賀志山で新緑とつつじのトンネル巡り  559P、古賀志、坊主山,長い林道

2013-05-02 02:24:01 | 山行

2013年4月29日 (晴) 同行:Kさん親子
29日は友達のKさんとその娘さん(こいちゃん/ニックネーム)と古賀志山に行ってきました。この友達とは昨年夏から数度山の計画をたてるもいつも直前で悪天候の為、中止。もしやこのひと、アメ女かなと思い出していた頃でした。
この29日は天気もよく、汗ばむほどの程よい気候で、一昨日の飛ばされそうな強風を体験しているなな”にとっては、天国のような日和でした。また山中も27日、28日の日光の山とは雰囲気が全く違う季節、目の覚めるような淡い新緑と山のいたるところに咲く3種のつつじが岩峰とマッチして、楽しい歩きができました。下りは単純/簡単コースを選んだつもりが・・・。初めて坊主山というところに達してその後、かなり長い車の来ない車道を迷走。後になって思えば古賀志の山の深さを実感することになりました。
コース : 赤川ダム下P 9:12  (中尾根経由)559P 10:55  古賀志山 12:12-44  坊主山 13:14   (林道歩き)13:34:14:10   尾根道復帰 14:10  スタート地へ  15:15

中尾根と呼ばれる尾根から登る。尾根取りつきから数分、尾根のセンターに乗っかる地点、大岩の間を登るKさんとこいちゃん。(写真下)


古賀志山も昨年秋から結構リピートしている。昨年秋に面白いと思ってから4度目だろうか。この日は前日に突然の予定が入るパターン。 お子さんと初心者連れでコース選択に悩むが、一番無難な古賀志山。一般ルートだとすぐ頂上に立てて道的にもつまらないので、中尾根から559P経由のコースとなった。 今日はK姉さんとは久しぶりの再会、お子さん、こいちゃんとは初めまして登山となり、ある意味とても楽しみ。Kさんは忘れたころに、幼児のような文面のメールで山行の打診をしてくるお友達。こんなさえないおっさんを頼りにして山歩きをしてくれるという貴重な友人でもある。
(中尾根の上に立つと、古賀志山方面が見える。山裾にまばらにあさぎ色が広がりとてもきれい。早くも歓声が上がる。)



娘のこいちゃんは、小5のスポーツ少女。ある球技に熱心に取り組んでいるらしい、聡明そうでかわいらしい子。さすがに日頃鍛えている為か、常に先導してくれた。ほっておくと見えなくなるくらい進み、ちゃっかり岩に腰掛けて待ってたりする。あの若さが羨ましい。たそがれファミリーの山行に同行しても先導できる早さだ。


岩場が出てきて先導をさせたままもどうかなと思いだすも、平気で岩場を直登していく。一度は巻きルートのある個所を岩直登しようとしていて、巻きルートを教えてあげて迂回してもらう。Kさんによると、わざと直登しようとしていたらしい。


この中尾根、バリエーションルートと思えない人気のコース。この日ゆっくりめのスタート時間であるにも関わらず、前後にハイカーがたくさん歩いていて、大盛況。みんなマニアで559Pはこっちなどと、皆普通にしゃべっている。
(559Pに行く尾根右側を少しトラバースする地点。向こう側に559Pの一部が見える。)



559Pに到着。スタートから約103分経過している、ここでおやつタイム。こいちゃんは全然疲れていなさそう。
ななころび”は結構汗をかいていてシャツの背中はびっしょり。559Pから古賀志山がよく見える。ここから見る古賀志山はあさぎ色たっぷりで本当にきれい。この時期この山に来たのは初めてだが、この綺麗さはサプライズ。(写真下)


(559Pから鞍掛山からの稜線を望む。手前にツツジなんかが咲いている。)


559Pからは心地よい尾根道、新緑とツツジのトンネルのような所を進む。


富士見峠手前の伐採地から赤岩山方面をみると、手前山すそに桜が咲いている。新緑と桜と岩肌と・・・コントラストがきれい。


伐採地からは日光方面、鹿沼方面の山々が一望できる、かなり爽快。
(左から、かまど倉、川化、次石、羽賀場山、笹目倉の鶏鳴、日光連山の並び)


ちびっ子ハイカーもたくさんいた富士見峠を通過し最後の急登もこいちゃんの勢いは最後までやまず。楽々としなやかに登りをこなして行く、通常やっているチームの練習のほうがよほど厳しいのだろう。新緑のトンネルをつめてく。(写真下)


山頂北側数分のところにある展望地に寄り道、ここもハイカーのお昼ご飯の食事場となっており、家族連れなんかが丸くなり、お弁当を広げているような幸せな光景が広がっている。眼下には宇都宮方面が箱庭風に丸見え。山頂に移動するとそこも似たような感じ。年配3人組に席を分けてもらいテーブル席でお昼ご飯休憩タイムをとった。kさんはボリューム満点のおにぎりを作ってきてくれてなな”もそれをいただく(恐縮)。


山頂でのんびり食事休憩をとった後、稜線を西に数分進みそこから、南東方向に木の階段が続く道を下る。この道は2、30分も歩けば山の中腹を走る林道に一度出て、また尾根道を追いながら赤川ダム下まで歩けるルートで過去にも歩いている。この日も下り始めて25分くらいで車道に出て、車道を横切ってすぐまた山の中に入ていくルートを選択。少し(ほんの数分)行くと坊主山と質素な山名板のある所に出た。樹林間の本当にささやかなピーク。



坊主山から進路右に下っていく明瞭なルートがあるのでそのまま進む。目印もある道で踏跡もばっちりなのだが、南に進んでいる。どうも赤川ダムに素直に戻るにはちょっと不都合な方向なので、二人にそのことを告げるが、戻るのもいやらしく、そのまま行ってみようということになる。コレだけ明瞭な普通道だから、どうにもならなくなることはないでしょ。最悪子供もいるしタクシーかな。そう思いながら進む林間。(写真下)


坊主山から約20分、なだらかに下り続け未舗装林道の末端にでてそのまま下ると、広い舗装林道に出る。舗装林道右に折れると、トイレつきの駐車場らしいものがあったが、赤川ダム方向の左に折れ林道を進む。この林道、延々ゆるく登っていくので結構きつい。車は通れないのか1台も来ないが、自転車の人がたまに来る、それとマラソンのひと一人が同じ方向を駆け登っていった。結局蛇行する緩やかな登り林道を山初心者に30分以上歩かせてしまい、恐縮恐縮・・・ (途中静かな車道脇に座って、おやつタイムになってしまった。/写真下)


結局登りばかりの林道歩きを30分以上こなして赤川ダム下に素直に下る右折ポイントに着く、その道に入って行き、静かな林間の尾根道を歩いて下山。この林間の尾根道でも、こいちゃんは全然余裕なのかトリムコースのアスレチック風の器具の登りを軽くこなしていた。
今日は、天気曇りの予報だったが、思ったより気持ちのよい天気にも恵まれ、また、山も日光方面より新緑も多く、山つつじなども多く咲き始めておりかえって楽しい山歩きができた。初心者二人を引き連れて、余計な林道歩き30分以上させてしまうのもななころび”らしいが文句も言わず最後まで楽しそうに歩いてくれた二人には感謝である。
みんな、懲りていなかったらまた一緒に歩きましょー。    ■■

(赤川ダムから、今日歩いた稜線が見えた。)



(桜?もまだ残りいいものを見せてもらった気がした。)


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4 コメント

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ツツジのトンネル (たそがれオヤジ)
2013-05-03 06:06:19
おはようございます。
ツツジのトンネル、いいですね。その割りには、といった感じもあるのですけど。
連休の最中にしては、あまり、ハイカーがいなかったのでしょうか。
パパ役、お疲れ様でした。
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古賀志山 (みー猫)
2013-05-03 09:12:08
おはようございます。
今朝はもうおでかけでしょうか?
新緑もうっとりするほど綺麗なの伝わってきました。
ななころびさんがコーディネート役だからでしょうか、
充実感ありのハイクだったみたいですね。
うちの子も小さかったらお願いしたのになぁ。
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たそがれオヤジさん (ななころび)
2013-05-03 20:59:04
こんばんは。3日は16時15分頃まで銅公園に居て、帰ってきて妹達と夜焼肉でした。ちょっとくたくた感ありです。朝6時30分から歩いたので・・・
この季節に古賀志を歩くのは初めてなので、意外なきれいさはサプライズでした。この季節とてもいいですよ。

古賀志はコースが多いので、人がばらけていたと思いますが、どこにいっても春を楽しむハイカーで大盛況でした。孫をつれた爺ちゃん、ばあちゃん、というようなグループもいて和めました。
ぱぱ役じゃなくて、じいちゃん役と言われそうですね、私。
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みー猫さん (ななころび)
2013-05-03 21:09:39
こんばんわ。
古賀志山は中尾根コースなんかを使うと、歩いた感ありでいいですね。一番メジャーな、富士見峠に出るコースなんかは短すぎて・・・
下りの林道よけい歩きは計画したのでなくて、偶然やらかしてしまったので、いかにも私らしい。
でも、全体的には、二人とも楽しんでくれたみたいでほっとしてます。
岩崎観音の方から444Pを経由して周回するコース、やりたいのですが、よくわからずちょっと尻ごみしています。
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