日光山系 ななころびのあの山の向こうに

あの山の向こうには何が待っているのだろう。7回ころんだら7回起き上がる、平凡ハイカーななころびの気まぐれ山行録です。

葛生の里山は予想していたものとは少し違った趣きだった    佐野市/アド山

2015-03-20 23:59:05 | 山行

2015年3月15日(日) 曇り                  (南尾根途中の展望岩から観たアド山山頂部)
14日はノラさん、みー猫さんに栃木東の県境の面白そうなヤブ尾根歩きに誘われていながら、会社の都合で参加できなかった。14日朝、出勤途中に橋を渡りながら見えた日光連山は晴天の下に白い残雪部分が目立つものの、明らかに春めいて蜃気楼の中に浮かぶように、いつもより明るく高く見えた。そんな山なみを、ちょっと恨めしく眺めたものだ。
翌日曜日はお休み。新しい車の相棒が来てから、初めての山への出動になる。天気予報はかんばしいものではなく、終日曇天のようだ。初めて一緒に行く山としては、かなりしょぼいかなと思ったけれど、未踏のアド山を歩いてみることにした。前情報はほとんど見ず。たしかみー猫さんの登った記事があったはずと、ネット検索すると、なんだ思ったより紅葉とか綺麗な山じゃないか。山頂西にある寺から登るとあっという間に終わってしまう山のようなので、南尾根の末端部にあたる嘉多山公園から尾根伝いに歩いて見ることにした。未踏の山歩きは、当初ヤブ尾根期待でもあった。

この日も最近恒例になっている二度寝をしてしまい、ゆっくりめのスタート。嘉多山公園には登山者らしい姿なし、9:38頃歩き出した。
(新相棒のスバル。まだこの車の運転には慣れきっていないが、だいぶ慣れてきた。今日は、今市からここ葛生まで、気持ち良い走りを味わえた。アイサイトは最新のver.3搭載。高級感が売りの車ではない、しかし今の自分の用途に一番マッチしている。走り、使い勝手のインプレッションは後に機会があれば。。。)


コース: 嘉多山公園 9:39 --- 三角点227p 10:01 --- 林道横切り 10:56 --- アド山山頂 11:56-12:31 --- 金蔵寺12:52 --- スタート地へ 13:52

駐車場に後から入ってきた1台はおじさんの犬の散歩。他にも犬の散歩の人がいた。
(公園からは、よく整備されていてステージなんかもある。巨大なコースター的な滑り台なんかも設置されていて、片隅には神社もあった。)




公園からは、振り返ると南に諏訪岳方面を望めた。こうやって望むと結構いい山に見える。



公園を北進していき公園の最上部を過ぎても踏み跡が続いている。それをなおも辿るとすぐに神社のある場所に出た。




神社からはっきりした踏み跡を辿ると三角点のある見晴らしの良い場所に到着。すぐ脇には展望台が設置されている。この踏み跡は明らかに明瞭で、地元の人には遊歩道的に使用されているようだ。




三角点227mからは、踏み跡を辿り北西に進む。途中西方面に二度ほど踏み跡が折れて降りていった。西への踏み跡を二度ほど見送って北西に進むと、明瞭な踏み跡はなくなる。障害となるほどのヤブ尾根ではなく、薄い踏跡は続いていた。鹿の糞などが落ちているので、獣道でもあるのともの好きなハイカーが時々歩いているのだろうと思った。
(遊歩道風が西の里に降りていく、自分は直進して半ヤブの尾根に進む。前方に270m急のピーク。)


途中踏み跡がやや不明瞭になる箇所もほんの少しだけあった。アップダウンはあるものの大部分、緩やか歩きだった。尾根通しに行くと、一度林道を横切るはず。尾根は結構曲折するようなのでコンパスと地図を見ながら歩いた。
(何度めかの小ピークを目指して進む。)


ちょっと地形が複雑になりかけて尾根分岐箇所をトラバース気味に通過してまた尾根に乗って進むと、少し下って林道を横切る地点に出た。正直言うと、もう少し林道横切りが先であると読んでいたので、”お前の地図読みなんてそんなものだよ。”と思ってしまった。今いる地点を地形図で確認しながら進んでいたつもりが、ペンで地図にそれを記入していないので、いつの間にか間違ってしまったのだろう。
(一旦林道に降りて、降りた地点のすぐ近くにこういった感じのアド山への登山口的な案内板がたくさんあった。イラスト付きの案内板といい、距離まで記入してあることといい、その枚数の多さといい、至れり尽くせりという感じ。だれも歩かないようなヤブ山を予想していたので、かなり意外だった。地元の人にかなり愛されている山なのだろうと思い、あまり悪い印象は湧いてこなかった。


林道を横切って再度山道に突入すると、尾根道は明瞭になった。それと、自然林の率も高まり、よりいい雰囲気の尾根道を登っていくようになる。時に露岩も交じるけれど、危険地帯はなかった。
(進路右の眺望はこういった感じの採石場と化した山の姿が見えていた。)


林道横切りから約20分ほどで、降りてくるベテランぽい単独おじさんとすれ違いご挨拶。こんな山を歩く人もいるんだ、というのが印象。その後すぐカガミ岩という大岩の脇を通過した。(p ↓)



林道横切りから約30分で岩の上に登っての展望地のような好地に着いた。ここで甘いパンを食べながら、ゆっくり。
北西方面には不動岳、唐沢岳の稜線が見えてきた。けれどどのピークが不動で唐沢なのかの追求まではできず。天気がいまいいちなので、遠くの高山は見えなかった。



林道の登山口からのこのルートは、こういった手作り感たっぷりの案内がたくさんある。この板は展望岩を安全に巻くために一時的に方向転換する曲折を知らせるためのもの。こういった案内板がないとこの大岩からどう進むのか、結構頭や感をフルに回転させる局面になっていただろう。



展望岩をうまく巻いて下から眺めるとこんな感じだった。(p ↓) 直の降下をしたとしたら、ちょっと厳しかっただろうと思う。



展望大岩を過ぎるとしばらくは穏やかな尾根歩き。アド山山頂が大きく見えてきて、なにやら山頂あたりからハイカーの話し声が聞こえてくる。今日はこの山は人気なのかな。・・・




まだ、花も咲いていなくて、新緑もない山で、こんなものが唯一楽しめる色彩だった。




またもや手作り感たっぷりの板。里にある葛生中の生徒が作ったのかな。このあたり、”ガンバッテ”と板に言われるだけあって結構急登が続くも、距離的には大したことはない。



林道から1時間ほどで山頂に到着。東西に長細い尾根上の山頂で、驚いたことに25人くらいの中高年の団体さんが休憩をしていた。先ほどの声の主だろう。若いリーダーに聞くと仙台からのツアーだということだった。以前鹿沼のお天気山で仙台からのツアー団体に出会ったが、仙台のハイカーはすごいな。栃木の人でもあまり見向きもしないような、こんな山にまでツアーではるばる来るとは。・・・




山頂で憩う仙台のかたがた。



山頂からは北、西、南への眺望が開けている。曇りながらも自分が今辿った尾根が一望できて気分がよい。(p ↓)


山頂で5分ほどゆっくりして、団体さんと同時くらいに下山を開始。団体さんはなな”が登った方面、林道に向けて降りるようだ。なな”はというと来た尾根なりに西尾根を下って、里にあるお寺マークに降りる計画。
(山頂直下にはこんな石祠があった。)



石祠の写真をとり、山頂から下って2分ほどで下から上がってくるハイカー二人を発見。小山のかたのようで、かなり栃木のこういった山を歩き回られている高年の御夫婦だった。栃木の山のことをいろいろお話した。このかた達も、さきほどの団体は仙台のツアーだと伝えると、こんな山に来るの?と驚いていらした。(笑
(西尾根も踏み跡明瞭。距離もさほどでもなく、あっという間に寺の脇に降り立てたような印象だった。)


金蔵院というお寺はかなり立派なお寺で、門のまえには石仏やお地蔵さんがたくさん並んでいた。みな、かなり味のあるものだった。




(門前に並んでいたのはお地蔵さん)




さて、この里のお寺からは、車道を4,5キロ歩いて、嘉多山公園の車まで帰らなければいけない。でもこの日の、裏の目的でもある里のお花見ができるかもしれないので、里を歩くのもちょっと楽しみだった。過疎地でもないけれど、町のなかには無人ではないかと思われる家屋も目立つ。車の往来も少ないので、通行上の危険もあまり感じなかった。
途中にあった神社(箱石大神)に参拝、味のある狛犬がいて見学した。(p ↓)こういった寄り道も車の移動スピードだとなかなかできない。約1時間かけて、スタート地の公園に到着。
幼い子供4人を含む幸せそうな一族が団欒する姿をみながら、駐車場で帰り支度をした。アド山などというつまらない?印象の名前の山であまり期待もなかったのに、下手な栃木100山のなにかより、よっぽど面白い山だった気がして少し得をした気分。南尾根末端の公園から歩いたのが影響しているのかな。帰りは新相棒のスバル**の、11年間の進化を証明するような気分の良い走りを楽しんでのドライブとなった。 ■■






(今市ではまだよく見ることのできなかった梅を里歩き途中に堪能できた。 )


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2 コメント

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嘉多山公園 (野球親爺)
2015-03-21 17:49:25
こんばんは。
アド山は以前に別ルートで歩いているのですが、嘉多山は歩いたことがなかったので、今回ななころびさんが歩かれたルートをそのうち歩こうと思っていました。
参考にさせていただきますが、今は県南は花粉が多そうなので、来冬になりそうです。
それにしても仙台からわざわざ来る山かなあと思ってしまいますが、大きなお世話ですね。
野球親爺さん (ななころび)
2015-03-22 04:40:15
こんにちは。
嘉多山公園から歩けば、多少は稜線歩きの格好がついて面白みも増したのかなと思いました。次回は行くとしたら晩秋の頃と思っています。
早く飛散花粉はなくなって欲しいですね。私から見ると、仙台付近のほうが、楽しそうな山がたくさんあるような気がしますが、お互いお隣の芝は青く見えるのかもしれませんね。
野球親爺さんの記事から”高鳥屋山”を知りました。候補リスト入りさせていただきます。

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