日光山系 ななころびのあの山の向こうに

あの山の向こうには何が待っているのだろう。7回ころんだら7回起き上がる、平凡ハイカーななころびの気まぐれ山行録です。

坊主沼周辺の縦走路は、黄葉まっ盛りだった  赤面山/三本槍岳/須立山/甲子山 Pt.3

2016-10-26 03:38:15 | 山行

2016年10月16日(日) 晴 
=====> Pt.2  からの続きです。
新甲子温泉から赤面山、三本槍を回って須立山まで来たところからの続きです。須立山直下のガレ場の下りでは、年配の単独男性とスレ違います。俯瞰すると、下に見える森は鮮やかにモザイク風に色どられています。下りきってまたなだらかなアップダウンの縦走路の続きになりますが、森の中の色彩は一機に増したように感じます。

展望もところどころ優れていて、流石山、三倉山の稜線はでっかく見えています。



今回はガス無しで見られました。須立山を振り返ります。



細かいアップダウンはありますが、須立山からは基本大登り、大下りはないので、気持ちよく進めます。紅葉の森の中の稜線を進むと、目の前に急に大きくなった旭岳が見えてきました。




坊主沼の手前、笹を仮払いした区間を数分進みます。竹状の根が横にバサバサ倒れていて、歩くのにいやらしい。用心して進みますが、そんな区間も色彩豊かで楽しめます。(p ↓)



笹の根に悩まされながらも斜面上を仰ぎ見ると、渋い紅葉で、足を止められてしまう。



坊主沼避難小屋はひっそりしたもの。今日はすぐに通過します。小屋周辺からまだ登らぬ旭岳を観ます。今日は時間の関係上、登ることはないでしょう。



坊主沼周辺の森は原始の森といった面持ちで、山深くて味わい深い渋さ。会津の山は森(木)を楽しむ山とはノラさんの弁ですが、本当にそう思います。
(坊主沼周辺、甲子山間の紅葉 ) 




(坊主沼周辺、甲子山間の紅葉 2)



森を下る局面でも、下方を見ると色彩だらけ。黄色、オレンジの夢を見そうですね。
(坊主沼周辺、甲子山間の紅葉 3)






(坊主沼周辺、甲子山間の紅葉 4)



(坊主沼周辺、甲子山間の紅葉 5)



森の中の色を存分に楽しんで、甲子山への登り。振り返ると旭岳のシルエットが見えていて、どうしても気になります。
(逆光の旭岳、と紅葉)



14:10に甲子山山頂に着きます。先ほどからスズの音が聞こえていたので、山頂に誰かいるかと思っていましたが、だれもおらず静かなピークでした。この季節、14時も過ぎると西日のような感じになりますが、空気も透き通って、展望は素晴らしいです。
西に観音山(左)と足倉山(右)でしょうか。(p ↓)




甲子山の山頂で10分以上ゆっくりして、パンを食べます。南東から南方面に今日歩いてきた山山のピークが見えていて爽快。西日的逆光気味で今日歩いてきた稜線たちを見ていると、非常に遠く感じられます。よくこんな遠くから歩いてきたなと思いましたが、光の関係でそう見えたのでしょう。
(左から、赤面山、三本槍の稜線)



甲子山山頂からは、後ろ髪を惹かれるような思いで下山をはじめます。先週はまだ紅葉は早かった甲子山山頂から甲子温泉のルートも、今週は秋色に変化しています。
(甲子温泉への下山道)




(甲子温泉への下山道 2)




大白森山への分岐付近まで降りてきた時、14時半を過ぎているのに、おじさん二人組みが登ってきます。お顔をみると、二人共知っている人、名前は存じませんが山開きの常連のかたで、今年も三岩や三倉山でもお会いしているし、今年だけでも数回は会っているかたでした。斎藤山のイベント帰りだそうで、昨日は大博多山に行ったとのこと。その二山の紅葉はさっぱり、まだ全然と言ってましたが、相当今年は遅いってことでしょう。赤面山の紅葉の度合を訊かれます。お二人共斎藤山に登って、帰宅途中なのかもしれませんが、この時間に甲子山に登って紅葉の偵察ってのも、凄い精力的だなと思います。
(14:30過ぎに甲子山に登っていく福島のお二人)



甲子温泉からは自転車走行も待っているので、下山はある程度飛ばします。中腹以下の森はまだ、青々しています。



甲子温泉付近では、三脚で沢の写真を撮っている人や、温泉の宿泊客のおばさま3人が浴衣で散策していたりします。浴衣の3人に山のことを訊かれて、なな”が「紅葉が綺麗だった」と言うと驚いていたので、画像を少し見せてあげます。とても喜んでくれまして、よかったです。

(ここの湯は今度入ってみたい、泊まってもいいなと思います。)



大黒屋の駐車場を歩かせてもらっていると、宿のおじさんに声をかけられます。山の様子を聞かれました。日帰り温泉の時間は、過ぎているようで親切に西郷の温泉ランド的なところを教えてくれました。この日は、事情で行かなかったのですが、次回行ってみましょう。
自転車を回収して旧道をひた走り、で済めばよかったのですが、3度ほど登り局面があって、タイヤの小さい折りたたみ自転車では押すしかないので一汗。川沿いは紅葉はほどほど綺麗だけど色づき始め程度。最後の登りの自転車押しはエス字のヘアピンで少々嫌になってくるので、少し休んで水分をとります。でもエス字の登りをこなした後は、意外にすぐ自分のスバルの待つ駐車地へ。
この日は、行程のルートもおもしろかったし、紅葉も楽しめたし、ある程度ボリュームもあって、十分楽しめた秋の一日となりました。 ■■
参考にはなりませんが、当日歩いた大体の時間帯は、Pt.1に表記しました。)



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2 コメント

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旭岳周回 (みー猫)
2016-10-26 19:08:32
こんばんわ。
3部作お疲れ様でした。お天気は終始良かったようで何よりです。旭岳の周辺の黄色が入った紅葉は、どちらかというと真っ赤っかより自分好みです。次は是非上まで登ってみてください。思ったよりも時間はかからないです。野球親爺さんのコメントと同じく滑りやすいところありますけど。斉藤山はまだまだなんですか。参考になりました。
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みー猫さん (ななころび)
2016-10-27 02:43:41
こんにちわ。
坊主沼の周辺の森の黄葉はとても素晴らしいですね。みー猫さんの記事を見て、憧れていたあの縦走路をやっと歩けました。自分のスピードだと旭岳登頂はちょっとやりすぎの気がしましたので、また次回に回しました(笑)。
斎藤山の件は16日の時点の話ですから、・・・。
参考ついでに・・・、22日の浅草岳の紅葉は完熟状態、只見駅前の要害山も結構オレンジ色でした。
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