日光山系 ななころびのあの山の向こうに

あの山の向こうには何が待っているのだろう。7回ころんだら7回起き上がる、平凡ハイカーななころびの気まぐれ山行録です。

飛駒町で春を感じる尾根歩き   のこぎり山/ 718P/ 多高山/老超路峠/ 523P

2016-04-09 22:24:33 | 山行

2016年4月3日(日) 曇  
いつもブログを見ていただいている皆さんに、少しだけでも役にたてばと思い、花の情報です。記事はまだ、1,2日取りかかれそうにないので、お花の情報だけ先に・・・
タイトルのようなルートを根古屋運動公園を起点にあるきましたが、尾根のあちらこちらでアカヤシオの花が開花していて、いい感じでした。まだ蕾のものもありましたが、もう今週が見頃ではないかと思いました。
歩いた記録は追ってまた。。。(2016/04/04)
永台寺から取りついて、少し登った斜面で咲いていたアカヤシオ



って、予告から始めましたが、北島選手は惜しかったですね。でも9日の金藤選手の五輪決定は素晴らしかった。あの女子平200のレースは、実績のある鈴木選手、渡部選手、栃木の清水選手、若手ホープ今井選手、実力がありながら今まで五輪に届かなかった金藤選手と、どの選手も勝たせてあげたかったです。水泳をやっている(いた)者とすると、今回の金藤さんの五輪決定、日本記録は快挙で感動ものです。

さてさて、今回の歩きも南北の尾根つなぎの一環です。今回予定コース最北ののこぎり山の北718mピークから多高山をつなげば、その718pから大小山までの稜線や、718pから両崖山の稜線の完走が視野に入るのです。718pから北もまだ未踏区間が多いですが、よくよく地形図をみるとあの地味な鹿沼のというか、足尾のというかの地蔵岳まで稜線がつながっているのです。いつ完走できるかもわかりませんが、そのあたりの事も頭の片隅に入れての歩きです。

(取りつき地点の永台寺まで、根古屋公園から17分くらいの歩きです。目の前にのこぎり山の前方部分の山容が見えてきます。)

(永台寺のクロマツ、佐野市の天然記念物だそう。)



コース: 根古屋公園 7:23 --- 永台寺 7:40 --- のこぎり山主峰 8:55 --- 718p 10:06 --- 624.7p 11:02 ---  多高山山頂 13:30 --- 老超路峠 13:59 454m経由尾根で登り)  560m稜線合流 14:34  --- 523p  14:48 (北東尾根経由で下山)---  根古屋公園 16:08

永台寺脇の墓地から取りつきます。大岩が出てきて、左から巻きましたが瀑泉さん記録にあった石祠ふたつは見損ないました。よほど注意が散漫だったのか、尾根に合流する地点が上過ぎたかでしょう。この尾根、倒木が尾根を塞いでいることが多くて、通常そういう場合でもうまく左右でよけられるのですが、完璧に進路をふさいでいることが多くて、進んでいくのに難儀します。
(後方に多い高山を見ながらの登りです。倒木群を超えて上がって行きます。) 8


左後方をふりかえると飛駒の里が見えています。歩いてきた公園も見えているのでしょう。




尾根の傾斜が緩やかになって、小さなアップダウンをいくつか経ての小ピークにこの山神宮が祀られてました。


この尾根は前置きでも書いたように結構アカヤシオが咲いています。少しは咲いているとは思っていましたが、うれしい誤算。今年まとまってこれだけのアカを見るのは初めてなので、写真を撮るのに足が何度も止まります。



アカヤシオの向かうにのこぎり山の主峰なのでしょうか。大きな岩峰が見えてきました。



主峰直下で
のこぎり山って言うだけあって稜線上にはこんな場所もあります。でも歩く分には何ら支障はありません。


大きな岩峰は普通に上れて、のこぎり山の主峰と思われるピークに着きました。
(主峰から来た尾根をふりかえると、直前にいたピークがみえています。)



主峰のピークに着きますが、本当にここが主峰なのかって確信が100%でなかったのと、それまでちょっとこの尾根をなめていて、地形図で現在位置をよく確認しながら歩いていなかったので、その先の進行に少し迷います。やぶのない尾根なりに行くと北に急降下が続いています。瀑泉さんの記録で「ピーク北突端まで行ってふりかえると後ろに別尾根が下っていくのが見える」って思い出して、本当にそうやると隠れ尾根が見えました。小枝のヤブが邪魔して隠している進路でしたが、少しの時間地図読みと思案に
時間を費やしてしまいました。
(この主峰からの斜面は急でした。立木に捕まりながら降ります。)


のこぎり山主峰を超えると、後は難所的なものはないですが、ピークをひとつ二つ超えて626pを過ぎると尾根も平穏なものになって、植林と自然林が入り交じる尾根を進んでいきます。前方に鉄塔が見えてきて、その向こうに山のピークがあります。今回その辺で方向転換して南下する地点でしょう。当面のいい目標になります。




歩き始めて2時間30分以上かかって710mの南下転換点に到着、。分け合ってもう少しだけ北上して718pのピークまで行ってみます。(p ↓) 境界標の杭や板のある地味なピークでした。今日のuターン点で、この地点は今日の歩きにとって特に重要なポイントですが、全く地味なピークです。ただの稜線の通過点のようで。。 静かな中、少し休んで食料を入れました。
718pまで、10分の寄り道をして710mに戻って、南下開始です。多高山はまだ遠い行程です。



方向転換点からは尾根をアップダウンしながら進みます。西に木々の向こうに桐生の山々の連なりが見えますが、よく同定できません。624p三角点の到達前の稜線は広がって、なだらかな岡状をコンパスを見ながら進みます。



三角点624pは、これも樹林に囲まれてはいますが、明るいピーク。ここも軽くスルー。




三角点624pを過ぎると右に鉄塔の線が並行して走っていて、その向こう南西方面には穴切峠北の624.9pと思われるピークが見えてきました。歩いているあたりもアカヤシオが点在です。


624pを過ぎて、地形的にアップダウンを繰り返すようになります。登る局面は急が多いです。ひとつのピークをよじ登り立つと、アカがいっぱいのピークでした。



もう一つのピークに到達すると、ここのまたアカが綺麗。東に朝歩いてきた稜線が見えています。右のほうのギザギザがのこぎり山にあたるんでしょうか。この辺りに来ると、曇空から陽射しが出てきて、周囲が少し明るくなってきます。



北よりの西方面の画像です。高い山は鳴神山になるのでしょうか。


しばらく県境の尾根を歩いてきましたが、535pで南東に県境尾根とは別れて進みます。次のピークをつめる途中からふりかえると、歩いてきた尾根が見えて爽快です。左の濃い緑のピークが方向転換地点の718pでしょう。その左のでっかい山は丸岩岳でしょうか。


多高山にだいぶ近づいてきました。アップダウンを繰り返して、この斜面の登りはかなり急です。(p ↓) 左から回り込めるとは、瀑泉さんの記録を帰宅後読んで知ったので、もちろん直登。危険なく登れますが、岩場の急傾斜で、木の幹や岩を掴んで体を上げていきました。



多高山にだいぶ近づいてきました。歩き始めてから5時間も経過しちゃってます、・・・ ゴルフ場から登ればたかだか往復2時間か3時間の山なのに、先人の皆さんもすごいコースを編み出してきますね。



稜線上にあったこの岩、あにねこさん命名はほたて岩とか、 なな”的には平ケ岳の玉子石を思い出しました。



随分歩いた気がしますが、案外バテは来ません。718pがだいぶ遠くに感じられるようになりました。


また急な登りです。



西の長い稜線は鳴神山方面でしょう。あの稜線を歩くのも面白そうです。




多高山山頂直下もまた急登りで、点在するアカヤシオを見ながら登ります。13時過ぎなので、山頂でも誰もいません、。最後の最後まで静かな歩きを楽しめました。そういえば今日は山中、一人のハイカーとも出会っていません。



もう6時間も経過しているし、ゴルフ場に降りて帰ろうかと思いました。でもまだ14時前前ですし、もうちょっと攻めてみようと、一応老越路峠まで行ってその辺の様子でも見て帰りましょう。その先南への尾根はまた次回かな、そんなつもりで峠に下山です。
(下山尾根は赤いつつじの花が点在、正面に本当なら乗りたかった、老超路峠の対岸の尾根が見えています。)


(峠のすぐ近くでこんな石仏がありました。)


老超路峠に降り立ちます、きちんとした舗装路で、時折車が走ってきます。峠には(p ↓)こんな石碑がありますが、ヤブに囲まれています。いつか、尾根つなぎの一環で、この石碑の後ろにある尾根に取り付いたり、この尾根を降りてくることもあろうかと、少し石碑の後ろを偵察して帰るつもりで尾根に入ってみました。



石碑の後ろは篠竹のような植物?の背丈以上の密ヤブです。密ヤブっていっても、微かな踏跡もあって、獣か同業者もたまには歩くのでしょう。そんなヤブを漕いでいたら、戻るのが面倒なのと、変なやんちゃ気分が湧いてきて、そのまま尾根を登って稜線南下の続きをしてみよう、となりました。帰宅して知りましたが、多高山周回の瀑泉さんの記事をみたら、ここを歩かれています。笹薮はほんのわずかな区間で済んで、植林尾根、自然林尾根、崩落地、数回、アカヤシオの咲いている区間と過ぎて、454p経由の尾根を上がって行きます。
(これは、西隣の尾根です。)



もうすぐ、目指す稜線で560p付近にたてるはずです。572pと523pの間の稜線です。



この期に及んで、アカを楽しめます。どちの方向の山がバックなのか忘れました。



峠から尾根を約30分登って東西に延びる稜線に合流です。(560m付近ピーク(p ↓)) この地点から、東に行けば、大小山までが繋がり、西に行けば両崖山までの稜線が繋がるので、この30分のがんばりは、後に生きることもあるかもしれません。



合流点560pから東の稜線は、少しヤブが煩くなりますが、まあ普通に歩けます。細い枝をかき分けながら進みます。




560pから東の尾根を進んで、15分で523pに着きます。超地味な林のなかのピークです。名草山方面に南下する尾根をチラと見ましたが、結構ひどいヤブだったようですが、もうこれ以上は深入りするつもりはなく、あっさり北東尾根方面に向かって下山です。もっとよく南への尾根の様子を見ておけばと、帰ってから後悔しました。
(523p)



523pからの尾根は、意外にもいい尾根です。アカヤシオの向こうに多高山が見えていました。



最後まで尾根を歩いて、ゴルフ場へ入る舗装路の分岐の地点に降り立ちました。後は、ゴルフ帰りのクラウンとかに追い抜かれながら、舗装路を少し降りて、わざと寄り道して駒形神社を参拝します。ここには、立派な狛犬がいました。



根古屋神社付近に着くと、この日最終版に歩いた多高山から峠を挟んで歩いた稜線が見えていました。この区間を歩けて、帰ってこの日の充実感が増したような増さないような??。今日は、山で花見物できたのと、久しぶりに多少はみっちり歩けて、自分としては充実です。歩く前に記事を参考にさせていただいた、瀑泉さん、ハイトスさん、たそがれさん、ありがとうございます。 ■■





(駐車地の公園は桜が満開でした。ここはたそがれさん、ハイトスさんと数年前始めてお会いして記念すべき公園です。)


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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (サクラマス)
2016-04-06 16:39:24
あの辺りにも何気にアカヤシオが自生してたのですね。レポアップ待ってまーす^ ^
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サクラマスさん (ななころび)
2016-04-07 03:57:22
こんにちは。
飛駒の山でアカヤシオがたくさんって、私も意外な気がしましたが、結構咲いており、楽しめました。
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Unknown (ふみふみぃ)
2016-04-09 23:55:29
12月にななころびさんとは逆に老越路峠から皆沢八幡宮辺りまで尾根を歩いて高戸山へと進みましたが岩場の急傾斜のところ、下りでも面倒でした。ほたて岩の印象が薄いのでいつかまた行かねばなりません。
523地点からの南はちょっと藪っぽかったですがななころびさんなら特に気にしないんじゃないでしょうか。展望地もあります。
本日野峰からの下りで718pから皆沢八幡宮辺りの稜線を歩きましたがななころびさんの記事を見て期待したとおりアカヤシオを楽しめました。ありがとうございます。
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鋸山からの・・・ (瀑泉)
2016-04-10 11:22:22
お疲れ様でした。
やはり記事を拝見すると,出かけるのが半月ばかり早すぎましたワ(汗)。どうも今年は,アカヤシオのタイミングを計るのが難しくて。
ちなみに,624Pの先にもアカヤシオは結構あったんですネ。去年は,鋸山と多高山の周囲だけだったんで,今年は例年より花が多いのかも知れませんネ。
それにしても,老越路峠から454m経由の尾根を登られて,その上,523Pまで足を延ばされるとは。
南の方は,ななころびさんの方が進んでいるし,この主脈は,先に繋がれちゃいそうですネ(汗)。


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ふみふみぃさん (ななころび)
2016-04-11 03:00:14
こんにちは、遅返信失礼します。10日がダブルヘッダーで遊んでいたもので、帰宅してまたも爆睡してしまいました。
ほたて岩は南から見ると、自分の画像ほど下部分が細く見えないので、印象にないのかもと思いました。
あの山は高戸山っていうのですね、皆沢の町も認識していなくって、いい勉強になります。
523地点からの南の情報、助かります、ありがとうございました。いつか行くことになるでしょう。
お花は先週はまだまばらでしたので、ふみふみぃさんのほうが、密度の濃い花を楽しめたと思います。
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瀑泉さん (ななころび)
2016-04-11 03:13:31
こんにちは、遅返信失礼します。
アカヤシオのタイミングは難しいですよね、数日違いで無くなってたりしますし。ちなみに、10日が古賀志山のアカが満開状態で、ヒカゲツツジって花も、私は古賀志山で初めて見ました。
今回の稜線624pの先、ピークがいくつも連なる辺りは、結構咲いていました。
老越路峠から523Pまでは、尾根の繋ぎの足しになればと思って、。でも距離的には大した行程ではないです。その分、私は要害山には行っていないですし。
この主脈を地蔵岳のほうまでと捉えるなら、私はまだ未踏区間が3もありますし、3回じゃ終わらないでしょうから、完走はまだなだ先ですね。
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