日光山系 ななころびのあの山の向こうに

あの山の向こうには何が待っているのだろう。7回ころんだら7回起き上がる、平凡ハイカーななころびの気まぐれ山行録です。

湯西川の山を初歩き       湯西川/明神ケ岳

2014-05-19 01:15:05 | 山行

入山日 2014年5月17日 (曇) 単独    
女子サッカーの大儀見選手はすごいですね。技術的なこともさることながら、体幹が強いというか、ちょっとやそっとでは転倒しないバランスの強さを感じます。16日のベトナム戦もぶつかってきた相手の選手が逆に倒れて、大儀見選手はなんともなくプレー続行というシーンを何度も見ました。彼女の体幹トレを少し見たのですが、山歩き人として非常に参考になりました。
さて、私はここ1週間ほど、右足のこうにほんの少し違和感があり、3月あたりから山でちょっと遊びすぎだかなと思っている状態です。何事もやりすぎは、よくありませんね。
17日は少し歩く距離を押さえ気味におとなしめの山へ行きピークハントしてきました。

COURSE: 滝倉橋のたもと  6:26 ・・・・ 明神ケ岳山頂  8:31- ・・・・ スタート地へ  10:04  
湯西川温泉への道の駅湯西川あたりからの道は、なな”の古いデータのナビでは道の無いところを走りまくり状態。自分が20年くらい前、観光で来た湯西川とは全く違う道を多く走ったのよだ。林道に入る場所が最初わからず、行き過ぎてしまった。
あまり荒れていない林道途中にある滝倉橋の脇のスペースに車を置き歩き出し、先客は親切に登り口を教えてくれた釣りのおじさんの車1台。最初は踏跡はあるものの倒木がそのままだったり、幼木ヤブが道を覆いつつあるような、混沌とした急登を15分くらいかな、こなさなければならない。



この日、実ははじめ福島県側から栃木との県境の山に登るつもりでいて、当日朝3時30分ころ天気予報で、関東;晴れ、東北;ぐづつき気味の事実を知ってしまい、少し南下したこの山域に計画を変更した。よって事前情報ほとんどなし、歩く予定は栃100ガイド本参考の標準的コース(滝倉沢左岸尾根)にした。事前のネット情報もないので、今日はバリエーション歩きはなし。

急な斜面の登りがひと段落つくと、踏跡明瞭な普通の樹林間のなだらかな尾根になって周囲には結構な数の紫のツツジが咲いていた。
(ムラサキツツジの向こうに進路左に走る尾根 )


最初の急登以降は目立った急な登りもなくなだらかな道を尾根なりに進む。踏跡はメジャーな山ほどではないけれど、明瞭にあった。


古い倒れた巨木の上から新たな木が生えていて、その新木もかなりの太さになっていた。




ミツバツツジなのだろうか、ムラサキのツツジだけはたくさん咲いていた。



高度を上げていくと、進路の尾根左前方にめざす山頂付近とそれに続く稜線が見えてきた。




歩き始めて約1時間で標高点1361Pに到着。そこには”金剛ゾネ”との名板があった。
(1361Pへの登り )



1361Pからはシャクナゲが道を覆い隠すように映えている岩混じりの少々やせ気味の尾根を辿って進んでいく。
(目指す本峰らしきピークが迫ってくる。)



山頂の西約400Mのピークは通り過ぎて大岩とわかるピーク。ほんの少しだけ下って鞍部へ、鞍部は左右が多少開けた地点で特に、日光連山方面がよく見える。この日はあいにくの天気で、赤薙も最上部には雲がかかり、全貌をみせてはくれなかった。この山を歩いている間中、細かい水滴がたまに顔に付いてくるような状態。たまに青空がほんの一部だけ見えていたりの天気。
(鞍部からの明神ケ岳 )






残念ながらの日光連山方面の眺望。稜線北面などはまだ白いものがかなり感じられる。


明神ケ岳直下は急な笹斜面の直登。踏跡はうすくはある。ほぼ一直線の直登を20分くらいは楽しまなくてはならない。最後はなだらかなヤブっぽい笹斜面になって、明神ケ岳初登頂。この日もここまで、誰にも会わず。 明神ケ岳って標高も案外高いし、写真でみる形から想像するに、急な登りの山の印象だったけど、取り付き直後の急つくりのような急登の道と山頂直下での最後の直登意外は骨の折れる登りは意外になかった。 ただ、山中の様相は、深山の雰囲気を漂わせているという印象だった。



山頂から眼下には五十里ダムが見えた。



山頂から北への稜線を進み、尾根なりに進み今日のスタート地点に戻る行程を、地形図を診るかぎりできそうな気がするけれど、この日のこの山は急に決めたこと。事前準備ナシで、変な行動はやめておこう。下りはきた道を忠実ももどる。
復路途中、北隣に走る別の尾根が見えた。この尾根は途中沢に降りていってしまうだろう、それはそれで結構リスキー。自分が下りにどうかと考えたのは、この尾根のもうひとつ向こう側。


下りも中盤になる頃、日差しが出てきて森が少し明るくなった。天候や、歩く季節によって、山の印象はずいぶんと変わるものだと思う。この辺りで単独男性1名と、十人くらいの団体さんとすれ違う。



最後急に降下し、スバルの待っている滝倉橋の林道に戻ってきた。天気が少し良くなったようで、空の明るさが少しだけ増した。まだ11時前だかし、今日は、足の甲も変な感じがしないし、もうひと山行っちゃてもいいかな、と考えながら、ひとまず登山シューズをぬいで、タオルで顔をぬぐいさっぱりした。 ■■

(滝倉端からの明神ケ岳方面 )



コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 気になっていた三依の山で、... | トップ | 三依富士と呼んだほうがいい... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
明神岳の登り口周辺が一番踏み跡乱れてますね (ノラ)
2014-05-19 22:04:39
ななころびさん こんばんは。明神岳は一度この登り口に降りたことあるのですが,一番下が踏み跡交錯しておまけに植林の間伐材転がっていて始末悪い所の記憶があります。明神岳も湯西明神と峰が3つぐらいに別れていたと思います。今は栃100ですっかり一般的な山になってしまいましたね。周りの山に登って見ると明神岳はやはり存在感ありますよ。ところでもう一山行ったのですか?向山とか高倉山とか近くにいくらでも手ごろな山ありますからね。
返信する
ノラさん (ななころび)
2014-05-19 22:31:53
こんばんは。
メジャーな登り口周辺も、今は踏跡はしっかりしていて、踏み跡交錯という感じはなくなっています。間伐材なんかは多少放置されていて、多少ヤブっぽい感じはありました。
今回はもう少し、明瞭に明神ケ岳の全貌を見たかったし写真を撮りたかったのですが、ダメでした。
もう一山は行ったのですが、向山とか高倉山ではなく、もうちょっとミーハーなピークハントになってしまいました。でも意外にも、もう一山のほうが自分にはピンと来た気がします。
返信する

コメントを投稿

山行」カテゴリの最新記事