日光山系 ななころびのあの山の向こうに

あの山の向こうには何が待っているのだろう。7回ころんだら7回起き上がる、平凡ハイカーななころびの気まぐれ山行録です。

平標、仙ノ倉、大源太山 で今年の秋を満喫・ダメ押し。 平標周辺/その1

2012-10-22 03:57:46 | 山行

入山日 2012年10月20日 (晴) 相棒Yさん (平標山南斜面からの仙ノ倉山)

今年の10月20日、21日のどちらかは平標山に行って紅葉を眺める、これは昨年の11月からの決定事項であった。実は昨年の11月頭に平標山に初めて行った際、帰宅後、平標から見えた山の山名などを確認したいが為に、同山のネット記事をいろいろ確認中にたまたま見つけたあるかたの10月第三週の山行レポがあまりに綺麗な紅葉であった為。なので今回の登山は1年近くも待ち焦がれた山行でもあるわけだ。久しぶりに今回は相棒のYさんが同行のにぎやか登山ともなった。

コース; 三国小近くの駐車場 6:24   (松手山経由尾根) 平標山頂上 9:29-9:41  仙ノ倉山 10:30-10:50  平標山 11:30  平標山の家(食事休憩) 12:10-12:45  大源太山 13:40-13:55  平標山の家 14:45  林道出会い 15:32  スタート地点へ 16:26

今市を3時5分出発、今回は珍しく私のスバル号でのドライブ。深夜(未明?)のいろは坂、金精道路を抜け目的地へ急ぐ、夜なので道路周辺の紅葉の様子がほとんどわからない。もしかして、明るければとんでもなく綺麗な所を走っているのかも、と思ったりもした。3時間ちょっとで登山道入口の駐車場に到着、混み具合を心配していたがまだ7,8台程度しかなかった。気温は3度前後、ほぼ無風なので服を調整すれば寒くはない。すぐ出発、近くに車を止めていた若者男女3人グループと前後して歩き始めた。
松手山経由する尾根ルートを選択(昨年と逆周り)、いきなり樹林の中のまあまあ急な登り、時おり階段になるコースで整備は(終始)申し分ない。コース周辺の樹木は広葉樹主体の為、登りだしからいきなりカラフルな紅葉のお出迎え、そんな中ぐんぐん高度を上げる。(写真下) 絵の右がコース・・・



(写真下) ルート周辺の紅葉・・・



早くも階段が出てきた、紅葉のトンネル(写真下)。この平標山、階段が多かったのを覚えている。この松手山コース、下りに使用した昨年は1411mの鉄塔から下はいいイメージが無く、急ですごく歩きづらかった思い出しかないのだが、今日の登り使用ではすこぶる歩きやすく感じられた。周辺の綺麗さや体調の良さが関係しているのかも。



黄色、赤、黄緑、オレンジ、やまぶき色、紫、紅葉の樹林の中を行く、歩きだしの1時間だけで紅葉を存分楽しめる。(写真下) こんな色の紅葉も時々出てくる・・・



歩きだして1時間30分くらいで樹林帯を抜け、目の前に目指す平標山が巨大な山容を現す。(写真下)絵の右側のピークが平標山頂。ここから歩く尾根道がずっと見渡せる、尾根のセンターをずっと登って行き、左のピークあたりから稜線を山頂に向け辿るルートだ。尾根の脇の低い潅木も紅葉している。



(写真下)尾根の南側を振り返る・・・



ルートから松手山方向(西方向)を振り返る、紅葉が最盛期か。バック右に苗場山、去年来た11月初旬、ここにはもう紅葉は全く無かった。(写真下)



スタートから2時間強経過した場所からの平標手前ピークの北斜面(写真下)。光の関係か赤の紅葉は感じ取れないが、光のあたりが違えば見違える光景かも、それともこの高度では少し紅葉には遅かったか? それにしてもこのピークへの登りは結構急斜面登っていくルートが筋になっているのが望める。



(写真下) コース右側(南)斜面の紅葉、向こうに見える尾根も紅葉・・・



登り2時間を超えだいぶ主稜線が近づいて来た。(写真下) 中央より右より
に山頂が見える。それにしても平標、でかい。主稜線から下の斜面の広いこと広いこと・・・



写真下) 手前ピークに向け登る相棒Y姉さん、ここの登り写真で見るより結構急。コースは所々階段がある。ジグザグにうまく設けられていて至れり尽くせり。景観が素晴らしいのと、ここのところ毎週登り4時間くらいの山を続けてきたので疲労感は全くなく、気持ちよく登れる。Yさんも同じように好調のようだ。この相棒と歩くときは大抵なぜかYさんが前を行くのが常だが、久しぶりの同行の本日ここまでは前後比率は半々、ここは先を行ってもらっている。



コース南側の広大な斜面も紅葉の真っ盛り(写真下)。大小の尾根が幾重にも平行に連なる。



(写真下) 2時間20分経過地点、経由地の松手山が小さくなる。



2時間30分経過地点、主尾根にかなり近づく。左の突起が平標山頂(写真下)。



最後の稜線に乗った、平標までは後は大きな登りも無くこの稜線を辿る。(写真下)写真の一番右のピークが山頂、前を行くYさん。ここまで思っていたほどの人の混雑はない、若者2人と屈強な高齢者1人くらいに抜かれ、後は数人抜いたり、前後して歩いたり。高齢の男性が多い、しかも単独。やたら人の気配を感じたりしないのがいい。こんなにいい山で、紅葉の最高時期である割には少ない登山者である、百名山ではないからなのか、数年前安達太良に紅葉時期に行ったが、山頂まで終始途切れない行列に驚いたことがある。あれでは、突発の小用をもようしてもたせないと思った。

百名山でなくとも(二百でもない)こんないい山があるのだから、百にこだわり百しか登らないような人は損をしていると思う。(他人のことなのでどうでもいいのだが・・・)



3時間弱で平標山山頂到着(自身2度め)、Yさんは4か5度めだそう。前回去年11月も良かったが今回のがよっぱど良い。360度の展望を楽しむ、北方向に先ほどから気になっていた山が全身真っ赤な山容を見せている。日白山1631m、私の昭文社の地図にはルートの線は無く、残雪期に登られる山と注釈があった。肉眼でよくよく見ると主稜線にはなにやら薄っすら踏跡のような線も見えた。新潟方面のたそがれさんのような人が登っているのかなと職業柄(ガラ)(いや趣味柄)考えてしまった。



(写真下) 平標山頂から南方面、我妻耶山




(写真下) 山頂から北東方面、巻機山が見える。



山頂から東方面にはでっかく仙ノ倉山。(写真下) 実はこの日のメインテーマはずばり紅葉、ここから仙ノ倉へのコースは草原主体なのは知っていたので、行くつもりはあまりなく、紅葉のありそうな大源太山に立ち寄るつもりでいた。仙ノ倉に行くかどうかは平標山頂での気分と疲れ具合と、相棒の意見次第と思っていた。自分はここまでの登りは絶好調、足の疲労やたまに感じる軽い頭痛も全くない。Yさんに尋ねると即座に「行く」との回答、即決で仙ノ倉山に向かうことにした。私もYさんも行けば初登頂、200名山のひとつだ。



平標から仙ノ倉山へは一度緩やかに数分下り後は気持ちの良い笹原のゆるい登りが主体になる。途中ピークを2つほど超えていくルート、平標から東に来るとにわかに風が強まった。仙ノ倉山に近づくにつれ風が強まる、体感温度が一気に下がるが太陽が出ているので耐えられないほどではない。今日ここまで気温もちょうど良く、長袖を着て汗をほとんどかかないくらい。肌も今ださらさらしている。(写真下)仙ノ倉山へ木道を行くYさん、左から2つめのピークがめざす仙ノ倉・・・



この日、実に充実した山行だったので撮った写真も多く、この後も予期せず結構見所が有ったりで長くなりそうなので、編集の都合上(というか自分の都合上)いったん終了し”その2”に続けさせていただきます。

-------------------> その2 へ,  続く


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