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日光山系 ななころびのあの山の向こうに

あの山の向こうには何が待っているのだろう。7回ころんだら7回起き上がる、平凡ハイカーななころびの気まぐれ山行録です。

雪歩き目的の社山南尾根は雪が少なく、代わりに大展望鑑賞会。 足尾/社山(南尾根.登り)

2017-03-07 04:04:37 | 山行

2017年2月26日(日) Y姉さん、Aさん     (この日、山に取り付いてから初めて見えた社山山頂部) 
2月最後の登山は、なな”の山仲間との例会になりました。いろいろ候補はあったのですが、天候、各人の都合で今市からの近場で、ってことになって足尾の山歩きとなりました。趣旨は山に登って、雪歩きしようぜイーってところだったのですが、日当たりのよい南斜面、ここ1週間ほどの暖かな気候により、予想以上に積雪は少なく雪歩きって趣旨はあまり果たせないことになりました。しかし、山中稜線上では、絶えず予想以上の素晴らしい絶景を鑑賞できて、初めてあるく仲間に良いものを見せられたと安堵もしとります。この翌週の、赤倉、半月峠の単独あるきの記事も溜まってしまったので、今回もサクッと行きます。
銅親水公園には7時30分頃の遅めの到着。登山者の車らしきで7割埋まってました。アイスクライミングらしき4人組とほぼ同時にスタートです。
安蘇沢の小橋を渡ったあたりから、いつも同様尾根に取り付きます。ここの登りは急で案外長いのは、過去上り下り1度ずつしているので、よく覚えています。この時期ヤブも少なく意外にスッキリした尾根になっていましたが、急傾斜は変わりようがありません。南尾根の稜線にたつポイントのモヒカンピークまで、ひと踏ん張りです。
(途中、中倉山の壮絶な斜面の姿の一部が望め出します。そんな景色は、この後見る展望からすると、ちょっとした前菜のようなものなんですが、ここが初めての二人は結構盛り上がって眺めています。モヒカンピークまでの尾根。振り返ってスタート地の公園も見えます。)


コース: 銅親水公園P 7:40 --- 社山山頂 12:20-12:55 --- 阿世潟峠 14:05 --- スタート地へ 16:29
スタートから1時間以上たっていたと思いますがモヒカンピークまで登って、そこからは南尾根の主稜線です。半月山、赤倉山の稜線や中倉山の稜線の展望が素晴らしいです。南尾根稜線上、最初の頃は雪は沈む場所もありますが、土がむき出しの箇所も多い状態。
(振り返って中倉山 )



途中の三角点1192Mは雪の下だった模様で、気づかず通過。1192Mを過ぎた稜線は積雪も結構あり、足の沈みに注意しながら気持ちのよい疎林を進んでいくようになります。雪原には縦横に鹿などの足跡ありです。



(鹿とか何かのけものの足跡。鹿のフンが異様に多いの南尾根の特徴 )


それまでは正面に堂々と見える半月山を見ながらの歩きですが、1450m付近の尾根がなだらかになるあたりでは、この尾根に取りついてから初めて社山が見えてきます。(見出し写真) この尾根は独りで歩いていると、静かでのどかで長く感じるのですが、今日は賑やかな仲間となので長い気がしません。
(積雪の状態は大きく沈むでもなく、ツルツルに凍結するでもなくほどよい状態。正面に社山山頂部)


この尾根の1400mから1500m付近、なだらかな平原で右を見ても左をみても登ってきた後方を振り向いても、いづれも素晴らしい山なみが見える楽園のような場所が続きます。秋にみー猫さんと、一度ここを下ってとても素敵な秋景色だったのを覚えています。この雪の時期もとても素敵な景観です。
(半月山(左)から赤倉に伸びる稜線 )


(大平山は、尾根左サイドに絶えず巨大な姿を見せています。東南東、南東、南の各尾根のヒダが見えています。)


(後方の風景。中倉山/沢入山の稜線が目線の下に感じられるようになってきました。のこぎり、皇海山(右)も顔をのぞかせています。)


明瞭な踏み跡(鹿のつけたもの)に騙されて斜面をトラバースするうちに1568pは左サイドから巻いてしまいます。斜面のトラバースは時間にして10分程度と思いますが、積雪斜面で足場が傾いていたり、足場が危うかったりで、途中で仲間を連れては来るべき区間でなかったと少々後悔。慎重に足場を作って進みます。
(トラバース区間を抜け1568pのすぐ下の鞍部に出て、一安心。その地点から見ると社山山頂部(p ↓)はかなり見上げる位置にあり、ずっと近づいて来たのを感じます。)



1568p鞍部から社山山頂部への登りは、一部日当たりの良いためか、笹原がむき出しだったりします。
(振り返って1568pと、登ってくる仲間。この辺は結構急登です。)


社山山頂部が手に取るような近さ。この辺は始めてくる二人に先を行ってもらいます。鹿の集団を2度ほど遭遇です。おやおや、二人はスノーシュー、自分はワカンまで持ってきていますが、この分だと山頂までアイゼンも履かずに済んでしまいそう。


大平山の歩いたことのある3尾根、中倉山/庚申山の尾根、の尾根、県境の尾根と幾重にも尾根が連なり綺麗です。なぜそんな尾根が気になるかって?、なな”はヤブ尾根歩き人の端くれだからだ。



ここ数回は、軽い歩きだけのy姉さんは、途中登頂に弱気でしたが、騙して登ってきてしまいました。13時が山頂到着のタイムリミットで、ダメなら撤退でいいじゃないと、最初から皆の意識でしたが、雪が少なくて上れた形です。
(振り返って、登ってきた南尾根 )



山頂直下からの大平山、黒檜岳からの稜線を見ます。この辺では展望が良すぎて、各自なかなか前に進みません。



大平山へ、このメンバーで登ることもあるかもしれません。


先週に引き続き、一瞬ですが白根山山頂部とご対面です。


先週とは打って変わって、風もなく穏やかな山頂につきます。山頂には数人登山者が居ました。40分近くゆっくり休憩食事です。
(雪にうもれた山名板 )



山頂までの記録は終わったので、あとはサラッと行きます。
(先週より白っぽいが、春らしい雰囲気の画像になった大日崎尾根と男体、太郎、山王帽子)


阿世潟峠上の雨量計の付近で、大日崎尾根を歩かれてきたLadyMさん御一行が後ろから来て、ご挨拶。社交的なy姉さんはLadyMさnとお話をしてますが、私はその時はご本人と気づかず。昨年三倉山でお話したんですけど、装備等の関係で本人と気づかず、後でしって残念に思いました。
阿世潟峠から、安全策でよくしっている古道をたどり下山です。途中3度渡渉する箇所だけ、仲間を連れて右往左往するのも嫌なので、しっかり地形を確認して歩きます。林道に取り付く前の沢に降り立つあたりは、数年前よりだいぶ目印がついて、判りやすくなった気がします。
(3度めの渡渉地点。ここで林道に乗れます。)



行けるかどうか半信半疑だった山頂に登頂できて、大展望を堪能できて、ある程度の雪歩きもできて、林道歩きは気分爽快です。女性陣二人は奥多摩や山梨、長野の山の話など話題が絶えません。公園に戻ってきて振り返ってみる社山山頂部はでかくもあり、とても遠く見えるので、歩き終えた時に見る景色としては最適です。(P ↓) 損得勘定なしにこうして一緒に歩いてくれる仲間がいるのは、他のヤブ尾根歩きのお仲間の存在と同様、ある意味とてもありがたいことと思います。2週連続の社山でしたが、前週の歩きとは、内容も雰囲気も異なり、2週連続で山歩きとしての面白みがマイナスになる要素はほぼ無しだった一日でした。 ■■


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8 コメント

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社山 (たそがれオヤジ)
2017-03-07 06:02:23
こんにちは。
ツボ足で南尾根から社山ですか。やはり雪が少ないんですね。もっとあるかなと思ったのですが。
私が2月上旬に1192m三角点まで行った時、標石は顔を出していましたが、その辺は多くなったといった程度のようですね。
女性陣がスノーシューまでご持参ということなら、ちょっと拍子抜けだったといったところでしょうか。
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雪すくなかったですね (LadyM)
2017-03-07 14:40:04
「なな」さんとわからず残念でした。色々お聞きしたかったのですが、、、社山大日崎尾根は私が一番好きな尾根でクラブの人たちに紹介したかったのですが雪が少なくて残念!南尾根は社山に登るたびにいつかいつかと憧れていた尾根で無雪期にやっと登りましたが電車だとかなり辛く二度と間藤駅に戻りたくなく阿世潟峠からのルートもすんなり降りられないかで結局中禅寺湖に降りてしまいました。電車・バスで行けるところは少ないのですが皆さんの足跡を追って栃木の尾根を歩くつもりです。雪の南尾根来年は狙います。
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たそがれオヤジさん (ななころび)
2017-03-08 04:24:39
こんにちは。
1100mあたりから積雪はあっても、ほぼよくしまっていてアイゼン無しで頂上まで達しました。今年になってからあまり雨や雪は、降らないせいですかね。積雪が多かったら、相棒の調子では、登頂できなかったと思います。
1192m三角点は、あまり注意していなかったので、見落としかもしれません。
雪遊びという面では、少し拍子抜けでしたが、白い景色の大展望は、特別なものに感じられて、とても楽しめました。
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LadyMさん (ななころび)
2017-03-08 04:35:07
こんにちは。
LadyMさんは三倉山で会った時、ブログを見てくれている人に山で偶然声をかけてもらえた初めてのかただったので、よく覚えているのです。LadyMさんのお仲間は、皆さん健脚ですね。
南尾根は積雪が多いと、長いので歩きごたえありと思います。あと、山頂直下の片方がれた痩せ尾根は積雪時は
注意と感じました。
阿世潟峠から足尾への下りは、沢を3度こまめに渡り返すのですが、そのあたりが少々判りづらいので、経験者同伴か事前のリサーチが必要かと。
今回南尾根を歩いて、そこがつつじがきれいだった事を思い出し、また春にのんびり歩いてみたくもなりました。
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充実の1日✨ (A)
2017-03-08 22:57:59
ななさん、こんばんはっ(*´▽`*)♬
今回もありがとうございました~~~~✨
雪は思っていたより少なかったですが、かえってめいいっぱい歩けて山頂にも無事にたどり着けたので、Aにはちょうど良かったです(笑)雪がいっぱいだったら手前の名もなきピークが社山にされていたことでしょう(笑)しかし、あの展望はすばらしかったですね~~~~✨大平山が美しかったなぁ~~~❤ななさんには、いつもAだけでは見ることのできない素晴らしい景色に連れて行っていただき感謝です♪(´艸`*)またよろしくお願いしまーーーす★
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Unknown (ふみふみぃ)
2017-03-09 19:13:50
7:40に歩きだしとは、10分前に銅親水公園を出た私とタッチの差でしたね。
社山南尾根も大分雪が少なくなってるようで、今週末なんかはもう雪が消えていたりして。雪の阿世潟峠からの古道歩きは難儀するかなと思っていたのですがそちらも雪が消えていたのでしょうか。気楽に歩くなら2月末が良いようですね。
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A さん (ななころび)
2017-03-09 19:49:51
こんばんは。今回も楽しい雰囲気の歩き、ありがとうございました。
手前の名もなきピークは、そのピークに立つと、社山が目の前に聳え、足尾の谷を見下ろす大展望で、絶好の食事場になるんです。
雪歩きはあまりできなかったけど、雪の時期の足尾の山々の大展望、素晴らしかったね。秋とかもとても綺麗ですよ。今度は大平山からの荒れた沢入山の崖の怒涛の大展望を見に行きますか?
その前に、ご褒美のちょっとロングな山旅、楽しんできてください(笑)。

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ふみふみぃさん (ななころび)
2017-03-09 19:55:07
こんばんは。
10分差でしたか、お会いできずに残念です。
そうですね、南尾根は、今週末にはもっと雪が減っていると思います。
阿世潟峠からの古道も、雪はそれなりにしかなくて、難儀はほとんどしませんでした。ただ、トレースは無かったので、大雪が降ったあととかは、難渋歩きになるかなとは思いました。
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