日光山系 ななころびのあの山の向こうに

あの山の向こうには何が待っているのだろう。7回ころんだら7回起き上がる、平凡ハイカーななころびの気まぐれ山行録です。

三つの峠を超えて稜線あるき     名草巨石群/行道山

2016-01-17 18:29:13 | 山行

2016年1月10日(日) 晴  with: brockenさん、YUさん  ( 北から行道山方面までの稜線を見る ) 
10日はいつもの仲間との例会的登山です。今回は行道山の北の尾根を名草までつないでみましょう、いつかの記事への瀑泉さんのコメントで、次は、”巨石群~行道山の往復”なんて言葉がでてきていたので、それがヒントになりました。その往復ってのは、実は先週(4日)に一人でやろうと思って出かけたのですが、コンパス忘れで急遽中止。今回は仲間との歩きなので、そういった修行的な内容は破棄、せっかくブロッケン兄さんがいるので、スバル兄弟車2台を使って、車デポ回収作戦となな”としては珍しい展開です。関東ふれあい道メインのハイキングルートのようですが、案外アップダウンも多く、いい運動になったと思います。
ブロッケンさんの車を浄因寺に入っていく路地前の公衆トイレのあるちょっとしたスペースの隅において、名草厳島神社へむかいます。目的地に近づくと、神社に向かう登山者風の人たちを数人見かけます。ちょうど足利市のバスの第一便が着いた時間帯だったようです。7,8人山に向かっていたでしょうか。結構人気なのですね。
弁慶の割石とかをみて、胎内潜りなんていう巨岩の下を潜ります。長身のブロッケンさんも小さく見えます。(p ↓)


コース:名草巨石群厳島神社p 9:03 --- 巨石群見物(最奥の奥宮まで)--- 426p ---  藤阪峠 --- 388p --- 馬打峠 --- 行道山 --- 浄因寺 --- 浄因寺手前のスペース(ブロッケン号デポ地)16:44
楓の割石?とか名の着いた道標に従って、最奥地まで数分かけて歩いて、別の巨石群を見ました。一周しながら撮影も数枚しましたが、現地での雰囲気を映し出せている絵はなかったです。一番無難な絵を一枚・・・。



巨石群と神社の見物をして、来た道を戻って、行道山へのハイキングコースに入ります。ここからが、登山です。最初は植林の斜面をひたすら登ります、整備されているのですが、木の階段状が多くて段差があるとかえって疲れます。30分くらい登って行道山へとつなぐ南北の主稜線に立てました。(p ↓)
(写真の左側の先が赤雪山に続く稜線ですが、踏み跡は薄かったです。)



最初のピーク426pは知らずに通り過ぎてしまうような開放感のある稜線途中のピーク。その一角から降りていく途中、南方面にはこれから歩いていく381pや388p。その向こう、うっすらと本日最終目的地の行道山も見えています。歩く稜線は結構蛇行しています。



いったん急に下って、車道に降り立って横断します。ここが藤阪峠のようです。峠には峠道の開通記念の石碑がありました。横川なんていう知事がいたんですね、なな”が栃木に来る前の知事なのでしょう。


藤阪峠の車道から、段差のきつい階段の道を登り返します。ここまでの行程もアップダウンの起伏がありましたが、こういった細かい登り返しは正月明けの身体にはいい鍛錬になります。
峠からひと登りして最初のピークには319pの名板がありました。広葉樹林の中のピークですが、今の時期は開放的です。



このルートは関東ふれあい道。基本ハイキングルートなので、設置されているベンチやテーブルベンチが時々出てきます。



319pから3回くらいアップダウンを繰り返して、381p付近に到達です。381p手前では、野球チームの格好をした少年達のグループとスレ違います、大きい声で校歌か何かを歌っていました。引率のコーチ、父兄の皆さんご苦労さん。
地形図によると381pは西側を巻いていて、ピークは踏まないようですが、ピークに何か名板がないか、捜索です。319pの名板を見ていなかったら、しなかった事でしょう。道を蓮して稜線センターにのって、薄いヤブ中を歩き回って、何も収穫なしでした。(ある意味当たり前の結果です。)
(ヤブを歩き回る私とブロッケン兄さんを眺めている会津の山開きクイーンの図)



381pから、ピークをひとつ超えて、388pに到着します。388pには南側が木々越しに眺望が開けベンチ、テーブルも設置されている明るいピークです。南にみえる行道山は、逆光にかすみまだかなり遠くに見えます。時間的にお昼時なのでベンチに腰掛け、388pでゆっくりお昼ご飯休憩です。ブロッケンさんにこってり暖かい甘酒をいただきました。
(388pの三角点は初ふみです。)



388pからは、尾根伝いに高度を下げ、馬打峠越えはまた車道を横断。車道にいる時、2台くらい走ってくる車を見ました。なな”も一度くらいここを車で走ったことがあります。
(ここから、行道山に向けて再度山入り。暗くてちょっとピンぼけです。。。)


馬打峠から500mコースを進んだ地点で、ハイキングコースと離れる地点があるようです。この日唯一の注意ポイントだなと思っていましたが、すぐ判りました。踏跡もしっかりあり、一般ルート級の明瞭さでした。
(この日もつつじが何箇所かできれいに咲いていました。)



行道峠は打ち捨てられたような峠道でした。鞍部にあるのですぐ判りました。浄因寺側に降りるルートはかなり以前のガイド本にも廃道って書いてあります。ここを峠として利用する人は現在はいないでしょう。行道峠から行道山へは結構な急登りが2弾、3弾とあって、登って行きますが、最後の最後まで楽はさせてくれません。
(急登地点を登ってくる、お仲間)



行道山、北手前のしずかなピークのあたりは、踏み跡もないようなヤブ山風ですが、障害もなく歩けます。崩壊した神社の残骸もありました。



前回、浄因寺から行道山に立った時に稜線に出た地点(p ↓)に合流です。これで、名草から織姫神社まで、繋いだことになります。



午後3時も過ぎた行道山山頂は、だれもいなくて静かです。ここは、東方面以外の眺望は申し分ないのですが、かなり西日になった日差しを受けて、見える山々がいつもよりはっきり見えています。巨石群見物も含めて、朝から6時間歩いてきて、ここに来てご褒美の眺望が見られました。



浅間山と榛名山方面。



遠くに赤城山から、石尊山、深高山、仙人ヶ岳、赤雪山方面。



行道山山頂からは、ほどなく下山できるのは知っているので、多少ゆっくりしました。夕暮れ迫る浄因寺は、すでにモノレールの営業も時間的に終了しており、ひっそりしています。



前回来た時は、黄色く色づいたイチョウがきれいだった浄因寺も今や冬の風景です。名草のなな”の車に帰った頃には、ほぼ周囲は真っ暗。今日は、巨石群と初めての稜線とを歩けたのが収穫です。想像以上に、起伏のある稜線だった気もしますが、いい運動になりました。
結構時間も押してしまったので、皆で温泉に行って、そこで食事して帰りました。 ■■



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4 コメント

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名草巨石群から (瀑泉)
2016-01-17 21:02:30
おっと~,名草巨石群から行道山,歩かれましたネ(笑)。
このルートは,織姫神社からのルートに比べると,歩く人も少なく,静かなモンでしょう。
426p下りからの開放的な眺めや,藤坂峠の様子など,懐かしく拝見させていただきました。
ナルホド,行道峠から行道山(石尊山見晴台)へと繋ぎましたか。自分は,「関東ふれあいの道」で歩いちゃったからなぁ~・・・次の機会は,行道峠を歩こうと思います。
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瀑泉さん (ななころび)
2016-01-18 22:11:37
こんばんは。
コース中、すれ違ったのは野球少年達以外では、単独女性一人だけでした。
ただ、名草のバス停から数人歩いていたので、同一方向には、人が向かっていたのでしょうか?。それとも赤雪山方面??。
行道峠から行道山は、最後に結構絞られる急登りでした。
車の回収の問題さえクリアーになれば、名草から織姫公園までのあるき通ししたほうが、気分がいい気がしました。
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名草巨石群 (野球親爺)
2016-01-19 21:38:10
こんばんは。
この冬は足利の山を良く歩いていらっしゃいますね。
私の出身地なのですが、実は名草巨石群にはいまだかつて行ったことがないのですよ。
いつかは織姫から巨石群までと思っているのですが、ピストンできる距離じゃありませんからねえ。やはりバス利用でしょうか?
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野球親爺さん (ななころび)
2016-01-19 22:41:01
こんばんは。
足利や佐野の山は、植林地の比率が低く自然のままを感じられるので、好きになりました。また、尾根をつなげる楽しみもあるのが、いいです。
16日は、野球親爺さんの後追いで、樺崎八幡山から山王山を歩きましたが、途中で完全コピは断念しました。
織姫、巨石群間を繋げるなら、車2台かバス利用でしょうね。バスの時刻設定が登山者向きではないのが、玉にキズです。
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