日光山系 ななころびのあの山の向こうに

あの山の向こうには何が待っているのだろう。7回ころんだら7回起き上がる、平凡ハイカーななころびの気まぐれ山行録です。

リベンジ於呂俱羅山はほほえんでくれたか

2012-07-23 08:15:15 | 山行

入山日 2012/5/13  晴  単独

先週の於呂俱羅山、ヤブ山デビュー戦は帰路で道迷い、間違い尾根から残雪沢を下るという大失態を演じた、それなりの感慨はあったが結果にどうも満足できない。持ち前のしつこい性格からか、この週も再度於呂俱羅山に挑戦、帰りのルートで正確に下山できるかをやってみたくなった。今回からはアナログ磁石を持ちこまめな確認と肝に銘じながらの登山となった。

コース

山王峠付近鉄塔下スタート  於呂倶羅山  スタート地点へ

この日、天気は先週よりもいい晴れ、同じ登りでも晴れやかな気持ちで進める。風もあり暑くはない、先週一度歩いたルートなので気持ちにもゆとりがある。先週真っ先に迷った大岩後の樹林間も難なく通過、ヤブがかなり濃くなる急登地点も今回は余裕である。1900M超の部分の残雪も先週とほぼかわらない状態だが、山頂に続くなだらかな広い尾根部分も今回は迷わず注意して進めた。足跡は先週同様ほとんど無い。ゆっくり味わいながら登って約1時間半弱、於呂俱羅山頂上に到着する。頂上からは白根、男体、太郎、山王、など主だった山がくっきり展望できる、至福のリラックスタイムだ。白根山方面・・・

 でっかく太郎山、すぐ隣だ・・・

 男体山と中禅寺湖・・・

この後、ピストンで下山になる。これからが今回のメインテーマ、今回は来たルートをはずさずにスタート地点にもどることをテーマとしてささやかなヤブ山練習としてみた。この山の今回のルートはテープが実に多く、通常迷うことは無いと思われた、では先週なぜ、ルートを外れてしまったのか。下山時はテープをたどるのが登り時より難しい。広い尾根上でまちがいの尾根に進行するテープを読んでしまった? 磁石等をほとんど見ていなかった。ルーファン(道探し)が未熟。などが原因だったようだ。今回は磁石を頻繁に確認しつつ進む、頂上付近の平坦な広い尾根上でまた少しルートを外す、足跡もない、どうも先週と同じ尾根に引き込まれようとしていたらしい。磁石をみて南方向に少し方向転換。ほどなく行きで歩いたルートに戻れた。下り始めると薄い踏跡とテープをよみながら、大過なく下山の歩を進める、後半の大岩の手前で間違いの踏跡らしきものを追っているのに気付き3分ほど後退、しばらく道探し後、薄い踏み跡とテープを発見。大岩に到着できた。大岩からは、雪の白根山がくっきり望め、山王帽子、涸沼、三岳の間には林道が見える。自分の車の駐車地に戻るころは天気も依然良いまま、今回はおおむね順調に予定ルートを歩けたので気分も爽快だ。今回も前週と同様誰にも出会わず。 

左から、山王帽子山山腹 三岳 涸沼・・・

 先週間違って降り立った雪の沢をこの日、撮影・・・

時間もまだ正午前なので、かねてから気になっていた高薙山の偵察をしてみることにする。高薙山はヤブ山行を始めるきかっけとなった山で、ネット上で先人達の記録をみてひたすらあこがれていた山だ。山王林道を栗山方面に下る。治山記念碑からの高薙山・・・

 

 高薙山は一般ルートのないヤブ尾根を行くらしい。結構険しいヤブが濃い稜線のようだ、あんなとこ登れんの??西山金山跡地点で廃墟あとの広場を見学、約80年の月日が1000人以上の人々がいた村の暮らしの跡を少しずつ消し去ろうとしている。西山金山跡地付近、湯川橋から見上げる高薙山はひたすら遠く、険しくわがままに立ちつくす孤高の存在に感じられた。高薙山は自分にとっては山王林道のチャンピオンだ、この山はまだ自分の実力では無理かな、行けたら行きたい。何度もその雄姿を見上げながら、興奮さめやらね気分で帰路についた。いつか行くよ・・・

 


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