日光山系 ななころびのあの山の向こうに

あの山の向こうには何が待っているのだろう。7回ころんだら7回起き上がる、平凡ハイカーななころびの気まぐれ山行録です。

ヤブ派転向直前の普通ハイクをふり返り公開、今年4月の社山

2012-09-23 16:27:55 | 山行

入山日 2012年4月15日  晴  同行者 相棒Yさん (見出し写真: 阿世潟峠の上部からの白根山から北、北東方面の山) ヤブでもないし、振り返りレポなので軽くスルーしてください。自己満足の記録残しです・・・

9月22,23日の休みは山に行けなかった、22日はまあまあの天気だったが栃木市まで実家の墓参り。23日の天気予報は21日夜までは22日よりマシなはずだったが、急な悪化で23日は朝から雨。最初から雨降り日にまで山にいくこともあるまい。23日は久しぶりに溜まったCD鑑賞、新しい山用カメラの使用準備などをみっちりしようか。それと、このブログでリンクさせていただいている皆さんの膨大な過去記事を順次拝見するか・・・。7月初旬開設でそれ以前のヤブを始めた5月5日まではレポをさかのぼっている、それでさかのぼりは終わりのつもりだったが、今年4/15のいい写真があったので、振り返りレポしてみる。夏山に少々食傷気味な目に雪風景もいいのでは無いだろうか。

コース:  歌ケ浜P ・・・ 阿世潟  ・・・  阿世潟峠  ・・・ 社山 ・・・ 阿世潟峠  ・・・ 阿世潟  ・・・ 歌ケ浜P 

この日の同行者はY姉さん、自分よりチョッと上、年数回気が向いた時一緒に登山してくれる。かなり偏屈者の私と共に山歩きをしていただけるかなりありがたい友人だ。南、北アルプス、長野、福島遠征大好きな人で、私と対照的なアクティブ登山者だ。

8時頃、歌ケ浜から中善寺湖畔の林道を歩き出す。阿世潟峠までは今年3月にも来た、そのときは阿世潟峠から少し登った所で雪と時間切れの為、撤退。林道の状態は3月のその時と変わらず、全面積雪とところによりツルツルの凍結の為、アイゼンを装着し凍りを砕いて歩いていく。無積雪時より時間が多くかかる。

阿世潟から雪の中の急登、結構な急登が続く、トレースはほどほどにある。寒さはほとんど感じず、着込んだ防寒服の中は汗ばむほど。阿世潟峠直下は雪が深く、斜面の急さは度合いを増す。結構がんばらなければならない。基本的に阿世潟峠までは距離は短いので、阿世潟から30分ほどで何とか阿世潟峠上部の稜線上に出た。
(写真下) 社山への登り稜線から北方向、右から男山、太郎、山王、於呂倶羅山。この時の自分は、於呂倶羅山を登山する山と認識していなかったし数週間後に2度も登るとは想像だにしていない、人生って面白い。



(写真下) 社山への登り稜線からこれから登る社山方面・・・ 



(写真下) 社山への登り稜線から、南方面足尾を見下ろす。写真右手手前から中央に伸びるのは,今思えば数週間前たそがれさんが登ったあの社山南東尾根ではないか、この時はそんなことは一切頭にも浮かんでいない、おそらく尾根とも思っていない。




(写真下) 社山への登り稜線から、白根山、前の稜線に前白根山、白根隠山など・・・




阿世潟峠から稜線上を登っていく、トレースは相変わらずほどほどにある。斜度は引き続き結構急、雪崩の心配のあるような斜面は無いが、峠までの斜面で小雪崩の跡があったので気をつけて行こう。Yさんは常に先行、このコンビで歩く際はたいていこのパターンだ。雪道の時ぐらい私が先を歩けばよいのだが、Yさんの歩行もなかなかしっかりで追いつけない。基本、彼女が山歩きに強いのもあるし、彼女のアイゼンのほうが2本つめが多いのも影響していたか?(言い訳)
阿世潟峠から社山山頂への行程の中間部以後、斜度がかなり急な箇所にでる。夏山ではさほど気にならないが雪の時期は凄い急傾斜に感じた、その分眺望もよい。中善寺湖方面など一望できる。11:50頃、山頂到着、途中社山山頂までピストンのかた3、4名とすれ違い、山頂にはだれもいない。山頂少し先の展望地まで行き簡単な食事休憩、雪の社山は初登頂だ。まだ雪の深い静かな頂、天候もまあまあ寒さもあまり無い。それにしてもYさんには感謝だ、雪のこの時期にYさんの誘いなしには社山などには登っていなかったろう。

(写真下) 下山時の稜線、半月山方面、前に相棒・・・



(写真下) 下山時の稜線、この部分が一番の斜度。中善寺湖に向けて一気に降りるように見える。




下りは来た道の雪の急傾斜をすべりに気をつけながらもグングン下る。思った以上に天候に恵まれ、眺望は最高だったこともあり気分は最高、Yさん今日はありがとう。

北西方面を見ると、白根山から男体山までの大眺望。(写真下) 下山時の稜線からみたパノラマ・・・ 左から、白根、前白根、外山、金精、温泉ケ岳、高薙、於呂倶羅、山王帽子、太郎、今年5月から猛烈に登りだした山々である。しかし、この時はそんなことを微塵も予想していなかったのだ。手前には今年6月にたそがれオヤジさんに教わってのぼった社山、大日崎尾根が横たわる。この尾根はこの日、初めて意識したが、まさか2ヶ月後にルートも無いそこを自分が登るとは・・・今年5月からのことを象徴するパノラマ、自分にとってだけは大切な一枚になった。




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4 コメント

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残雪の社山歩き (たそがれオヤジ)
2012-09-23 21:05:46
いいですね。過去編というのもまた面白いじゃないですか。Y姉さんという方の存在がちょっと気になりましたけど。
写真に写っている南東尾根、まさに先日、エンドレス気分で歩いた尾根ですね。その先、空気も澄んでいるためか、足尾の町並みもちらりと見えるのが何とも言えずです。
やはり、社山からの展望は最高ですね。雪の社山は何度か歩いたことはありますが、晴れた日はなかったようです。いいものですね。
この記事も、残暑がいつまで続くのだろうかと思っていた数日前のアップなら、さぞ、ひんやりと感じたのでしょうが、今日は涼しいというよりも寒いくらいの陽気。ちょっと寒くなりました
過去ログでも、いいのがありましたら、随時アップしてください。楽しみにしております。
ところで、紅葉も間近。社山の南東尾根なり、バカ尾根歩きで、その新しい山用カメラで撮られた写真をぜひ拝見したいものですね。
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たそがれオヤジさん (ななころび)
2012-09-23 22:55:35
過去編までも、丁寧に見ていただいてありがとうございます。雪の社山は冬に、低山歩きに飽きて行く山に困った時などにいいかもしれません。この冬も行くかも・・・
この日の写真を見るといかに目には映っていても脳に認識されないものが多いかを再認識させてくれます。ここでの写真に写っている山や尾根の多くが、現在の山への趣向を持つ前には全く頭に認識されていないのです。今新しい趣向を得て山歩きでの世界が大きく広がったように思います。
新しいカメラ、みー猫さんに教えてもたった製品の後継機種です。ヤブなどでの使い勝手と歩行スピードアップを考えての導入です。もちろん今の一眼も時に併用はします。
秋の頃、社山の足尾側の尾根歩き楽しみです。今年行けるかなー・・・
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お気に入りの山 (みー猫)
2012-09-23 23:21:35
こんばんわ。
社山は、ななころびさんのお気に入りの山でしょうか?きれいな形の良い山と思います。言われて見ると、どこからでも登るルートも知ってるよ・・・なんて山は自分には無いのに気づかされました。いつも目移りしてるもので・・・・・。今日は、なんだかぐだぐだな歩き(どちらかというとドライブ)をしてしまいましたが、どんなにささいで短くても同じ山でも、行けば何か違う発見あるんだなと最近思ってます。これも見方ひとつなんでしょうね。
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みー猫さん (ななころび)
2012-09-24 20:56:04
こんばんわ、社山はお気に入りかなー?とにかく家から近いのと手ごろなもので・・・何度も登っています。
阿世潟峠を経由しての一般ルートピストンだけをよくやってましたが、今は知ってのとおり別尾根での登り下りをいろいろ狙っています。今年の8月は八丁出島尾根を歩いたのですが、この周辺歩いたらきりの無いほど歩けるやぶコースや尾根があるような気がしてます。
どこからでも登るルート知ってるよ・・・というのは鳴虫山かな?いや、あれもまだ東側に歩いていない尾根があります。
23日のみー猫さんの歩き渋いですね、レポとしてもさすがと言うかトータルの味わいがありますよ。センスですね、見習わなくちゃ・・・
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