竹林の愚人  WAREHOUSE

Doblogで綴っていたものを納めています。

プラネタリウム

2007-12-26 09:56:12 | SIGHT


科学館のプラネタリウムは地下にあります。世界5位の直径26.5mのドームです。



光学式のコニカミノルタプラネタリウムのインフィニウムL・OSAKAが約9000個 を投影し、デジタル映像式の五藤光学のバーチャリウム?がCG画像を照射します。



渡部学芸員の解説を伺いながら、フランス製のシートにうまり、すっかり熟睡してしまいました。


大阪市立科学館

2007-12-26 09:41:17 | SIGHT

所在地:大阪府大阪市北区中之島4-2-1 設計:竹中工務店 延床面積:8,920.79m
大阪市制100周年事業として、関西電力から65億円の建物設備の寄付を受けて1989年に開館。


昭和12年(1937)、電気科学館として四つ橋に誕生。日本で最初にプラネタリウムを備えた日本初の科学館だった。



日本初のプラネタリウムカールツァイスII型モデル第25号機。 世界中で3基しか残っていないうちの1基だそうです。ドーム 直径18メートル、投影星数6,000個。



展示場3階科学プラザでは、岳川有紀子学芸委員によるサイエンスショー「電気びりびり」が行われ、強力な静電気発生マシンを使った静電気の実験を楽しませて頂きました。



来年は西村真琴が80年前に制作した「学天則が再び動き始める」そうです。

プラネタリウムを作りました。

2007-12-26 00:43:31 | BOOKS
大平貴之 「プラネタリウムを作りました。 7畳間で生まれた410万の星」 エクスナレッジ 2003.06.01. 

通常のプラネタリウムやアストロライナーは、天の川を投影するために、専用の「天の川投影機」をつけている。天の川の透過パターンを描いたフィルムを円筒形に作り、その中心に電球を置くものだ。ところが、このやり方ではぼんやりとした像しか得られない。 そこで、浮かんだのがいっそ天の川を全部星の集まりで表現してしまえというアイデアだった。高校時代にオーストラリアで見た星空、壮大な天の川の感動が、脳裏に蘇ってきた。この構想を実現すれば、誰もが実現したことのない、壮大なスケール感のある星空を再現できる。そのように思えてきたのだ。 5作目になる「メガスター?」の再現できる星の数は410万個。これは通常のプラネタリウムが投影する星の数の100倍から1,000倍に相当する。「メガスター」に比べても、2倍以上というモンスターマシンだ。メガスターは直径12メートルまでのドームにしか投影できなかったが、?は、25メートルまで投影可能になり、国内のほとんどの大型プラネタリウムドームで使用可能だ。本体の重量約35キロ、サイズは46センチ経・60センチ高のメガスターとほぼ同じで、運搬のしやすさは変わらない。一方、方位軸を省いたため、複雑な動きの再現力は、メガスターのほうが勝っている。また、LEDの昼光照明や、朝焼け、夕焼けの投影機も省かれた。 メガスターは、宇宙シミュレータとしてのプラネタリウム機能を完備し、効果演出も備えている。本体一式のみで、番組を上映できる構成になっていた。一方メガスター?は星空の投影に特化しており、必要な付加機能はその場で適宜用意するというコンセプトだ。 メガスターは移動式プラネタリウムとして、メガスター?は、星の明るさや圧倒的なリアリティを生かして、大型プラネタリウムやドームに限らず、ホール演出やコンサートなど、さまざまな場面で星空を演出する。 星空を作りたいという願望の根本はなんだろうか。それは美しいものを作りたいという願望だと思う。そしてプラネタリウム作りには、多くの人々に見てもらう喜びがある。美しいものを作り、それを多くの人に見せたいという素朴な思いがあった。子供のころには、夜光塗料の星空を見せ、手製の矢印ポインターで星を解説して喜んでもらう嬉しさを味わった。美しいものを作り出し、より多くの人に伝える喜び。テクノロジーという絵筆で、思い描いたものを形にする喜び。これこそが、僕のプラネタリウム作りの原動力になっていると今改めて思う。