竹林の愚人  WAREHOUSE

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韓国のなかの日本

2007-12-22 00:03:40 | BOOKS
山野車輪 「韓国のなかの日本」 辰巳出版 2007.06.15. 

いろいろな面で運がよかった取材旅行でした。予定していた場所はほぼ行けたし、生命の危険もなかったしね。鬱陵島に向かう前の浦項港での反日愛国の空気は気味悪かったし、バスターミナルで写真撮ってたら執拗に怒鳴られたし、怖いことは何度もあったけど、幸いにして被害はなかった。 韓国の物価の高さには驚いた。特に食費はかなり高かった。ホテルの宿泊費も日本と変わらない。 現地の韓国人ガイドさんを複数人雇ったんだけれど、ナヌムの家や独立記念館のおぞましい展示物を見て、納得している姿は怖かった。彼らの中の日本人差別や歴史問題だけでなく、人間の根底にある美的感覚が私たちと著しく違うんだよ。 本気で日韓友好を考えるなら、主張すべき部分は主張しないと物事がややこしくなる。 今こそ在日韓国人の出番だと思う。戦後60年、在日韓国人は外国人として日本に暮らし続け、日本に借りを作りっぱなしの状態だよね。今こそ、その大恩ある日本に対して借りを返すためにも本当の歴史を祖国の民に伝えて、日本と朝鮮の2つの民族の架け橋になるべきではないかな。だから、在日韓国人にとっては他国である日本に向けて参政権を要求したり、生活保護を受けたり、払い込んでいない年金を求めたり、さまざまな反日活動を行っている場合じゃないんだよ。在日韓国人は祖国で暮らそうと考えれば簡単ではないのかな?