

毎年、夏の猛暑の原因のひとつは二
酸化炭素では?と言われて久しくな
ります。
夏の氷は保冷剤としても大活躍しま
すが一方お店で冷凍食品やアイスク
リームを購入し持ち帰る際は氷では
なくドライアイスが欠かせません。
実はドライアイスは二酸化炭素を固
めたものです。
工場でドライアイスを作るには燃焼
で発生した二酸化炭素に高圧力を加
え液体化します。
(二酸化炭素は高圧力下で液体化)
まず液体の温度だけを下げ、さらに
急激に圧力も下げると液体化してい
た二酸化炭素が固体化します。
(圧力低下で温度も下がる)
二酸化炭素は圧力や温度を変えると
液体にも固体にも変わる物質です。
工場では、この原理でドライアイス
を製造しています。
ちなみに給湯器のエコキュートはこ
の原理の応用です。
液体の二酸化炭素を外気温で温め気
体化させ高圧を加えさらに高温にし、
この熱で温水を作ります。
エコ給湯器は二酸化炭素の三態変化
(気体、液体、固体)を利用した電
力消費量も少ない優れたシステムで
す。(二酸化炭素の削減に貢献)