日本の鋭い切れ味の包丁が外国人を驚か
せています。
切れ味鋭い日本の刃物の原点は日本刀で
す。
熱処理で軟鉄に鋼(ハガネ)を挟み込ん
で造る包丁は刃の部分になる鋼が素晴ら
しい切れ味を生み出します。
ただ、鋼は硬いので欠けやすく折れやす
い(弱点でもある)性質がありますので
それを補うのが軟鉄です。
2種類の鉄が持つ性質を絶妙な組み合わ
せて造られのが本物の包丁です。
しかし、いくら切れ味が優れてても魚肉
の骨など硬いものや長い間使えば当然切
れ味は落ちてきます。
なので、切れ味を保つには砥石でこまめ
に刃を研ぐことが重要になります。
砥いだ刃を顕微鏡で見てみると、なんと
細かいギザギザ状になっていました。
丁度、ノコギリの刃の様になっています。
と言うことは・・・!
目では見えない超微細なノコギリ刃とい
うことになります。
これを見ると包丁を研ぐことがいかに重
要なのがよく解ります。
ちなみに、砥石が無い場合は240番の耐水
サンドペーパーを平らな場所に置いて水
をつけて研ぐと切れるようになります。
お試しあれ・・・