
「火事場の馬鹿力」っては本当に出る
の・・・?
人体は、ご存知のとおり沢山の筋肉や
骨や神経などで複雑に構成されていま
す。
普段、身体の能力(パワー)を自分で
は精一杯100%以上頑張ったと思って
も実能力の全ては発揮されてはいませ
ん。
それは、筋肉をはじめ骨などに過剰な
負担が掛かり身体が壊れてしまわない
ように脳が指令を出し80%程度でもう
無理とリミッター(安全装置)を働か
せ限度だ!と判断させます。
しかし、生命の危機や緊急事態の場面
に遭遇すると、脳のリミッターが一時
的に解除されアドレナリンが大量に放
出され通常では発揮不可能な能力やパ
ワーがでます。
リミッター解除で出るβエンドルフィ
ンという脳の神経伝達物質は高揚感な
どをもたらすと共に鎮痛作用もあると
いわれています。
これを一般に火事場の馬鹿力と呼んで
います。
ただし無事に危機から回避し緊張から
解き放された時点で今まで気付かなか
った疲れや傷の痛みを感じ始めます。