昔、アメリカのカウボーイや開拓者などが穿いていたデニム生地のジーンズ。
今では持っていない人がいないほど普及しています。
デニム生地に使われる糸は太く、強く撚ってあるので染料が内部まで染まりにくく
糸の内部は白く残っています。
そのため穿きこなすほどいい感じの色落ちとダメージ感で独特の風合いになります。
そもそも昔のジーンズは日本の藍染めにも使われる「
タデアイ」の葉でつくる天然
染料、インディゴで染められていました。
その理由は毒蛇除けという説が有名ですね。
タデアイの葉の染料インディゴには毒蛇が嫌う、殺虫剤成分ピレスロイドという
成分が含まれているからです。
但し、現在のジーンズは科学的に合成されたインディゴブルーを使用しているため
毒蛇除けの効果はまったくないそうです。
では本当に天然インディゴで染められたジーンズに毒蛇除け効果があるのでしょ
うか?
その実験結果で、天然染料インディゴジーンズを虫や蛇が嫌う傾向が高いことが
確かめられたそうです。
昔のジーンズは虫や毒蛇除けのために天然インディゴで青く染められたという伝説
は信憑性がありそうです。