いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

ぶどう畑のあの男 ~15

2012年10月30日 | ぶどう畑のあの男
つ、つらい……。
最終回を前にしてこの苦行……。
ハッピーエンドはわかっているのに、
わかっているのに観るのがつらい15話です。

《あらすじ》

テッキのひどい言葉に、思わず平手打ちをしてしまったジヒョン。
好きだったのに、信じてたのに、
素直になれなくて、ふたりの気持ちはすれ違ったまま。
「これでよかったんだ……これでいいんだ」

ミョングには戸籍がない、という話を信じて、
おじさんは孫を自分の戸籍に入れようと申し出る。
そうなれば、はっきり相続権が生まれてのあの女の思うつぼ。
ジヒョンオンマはあせりにあせるが、
「畑のことはおじさんが決めるわ。ママは帰って!」
娘の言葉にしぶしぶソウルへ帰ることにした。

ジヒョンの態度に不安を覚えていたギョンミンは、
彼女にプロポーズをしようと決意していた。
畑からの帰り道、正装して現れたギョンミン。
トランクいっぱいの風船に
「愛しています。結婚してください」と書いたたれ幕。
ひざまづいて結婚の申し込みをするギョンミンにとまどうジヒョン。
その様子を見ていたテッキは、複雑な表情。

ぶどう祭りのステージでの写真が届くが、テッキはうかない顔。
スジンに頼んで、研究所復帰の話を進めることにした。
「戻るのは、お前とヨリを戻すためじゃない。それでもいいか?」
「いいわ。理由はどうあれ、協力する」

スジンから書類を預かり、テッキが研究所に戻るつもりなのを
知ってしまったジヒョン。
「部屋も探したから、見に行こうと伝えて」

「本気でやめるつもりなの?研究所はいやだといってたじゃない。
なんで相談も無しに」
「そんな義務ないだろ!」
「用意周到ね。そんなにはやく辞めたいわけ?」
「将来を考えたんだ。畑だって、どうなるかわからないし……」
「何よ。農夫の心を持つことが大事ですって?
畑を辞めることが、農夫の心だっていうの?」
「ボランティアじゃないんだ。儲からなきゃ、木を抜くことだってする。
それが農夫だ。何も知らないくせに!」
「そうなの、知らなかったわ!スジンさんが部屋を探したって言ってたわ。
ステキな部屋ですって!」

テッキと言い争いをしたジヒョンは、悲しくて泣いている。
おどけて、ジヒョンをなぐさめようとするミョング。
それでも悲しくて、ジヒョンの涙はとめようがない。

畑の相続について、おじさんは思い悩んでいる。
始祖の木に話しかけても、心は決まらない。
おじさんをおぶって帰るテッキは、自分が畑から離れることを告げる。
「少し息抜きしたいんです。
畑にいることがつらくて、耐えられません。
2,3年したら帰ってきますから。
畑は、ジヒョンさんに約束通り譲ってあげてください」

ミョングをかわいく思うジヒョンは、素敵なズボンを縫ってやった。
「ジヒョンは上手だな。お前の母さんのミシンも上手に使ってるぞ」
「テッキのお母さんのミシンだったんですか……」
みつめあうふたりは、お互い言いたいことも言えないまま。
翌朝スーツ姿で研究所へ向かうテッキ。
思わず追いかけたジヒョンだが、ただ行ってしまう彼を
見つめることしかできない。

それでも、落ち込んではいられない。
ジヒョンはおじさんとミョングを連れて町にでかけて、
ミョングに自転車を、おじさんにはよそ行きの帽子をプレゼントした。
「ソウルに戻っても、畑仕事をしに来ますね」
「畑をもらえないと思っているのか?決めるのは収穫量を見てからだ」
「いいえ、畑はいりません。
畑に来て、いろんなことを学びました。
耐えて努力したら実を結ぶことや、人を愛すること。
仕事は正直大変だけど、楽しかったです。ぶどうの木に感謝しています。
仕事をさせてくれて、感謝しています」
ジヒョンの言葉に、驚くおじさん。
ソウルでお金を稼いだら、ここに自分の畑を買う、というジヒョン。
「畑はミョングに譲ってください」

ソウルに帰ることを決めたジヒョン。
名残惜しげに化粧台をなでてみる。
ジヒョンはミョングを連れて、夜のぶどう畑に散歩に出かけた。
「これはぶどうの木のおじいさんよ」
涙をこらえながら、ミョングにぶどうの手入れの仕方を教えるジヒョン。
自分が学んだあれこれを、ミョングに優しく伝えてやる。
ぶどう畑に来た最初から今までのことを思いだす。
慣れない畑仕事がつらかったこと、害虫退治で苦労したこと、
畑を守れてうれしかったこと、テッキと一緒に過ごしてしあわせだったこと。
涙が後から後からあふれてくる。
「お姉ちゃんはなんでここに来たの?」
「仕事を覚えるためよ」
「じゃ、僕も覚えないとね」
「あんたが?じゃ、あんたが第2のチャン・テッキね」
「チャン・テッキはおじさんだよ」
「そうよ、おじさん。人の気持ちがわからないバカな人」
「おじさんはバカな人じゃない。賢い人だよ」
「ミョング、人の気持ちがわからないのは、勉強ができないよりバカよ。
ミョングが大きくなって第2のイ・ジヒョンが来たら、優しくしてあげるのよ」
「うん!」

テッキは研究所の後輩と酒を飲んで、したたかに酔ってしまった。
明日はジヒョンが帰ってしまうというのに、
スジンに介抱されて眠ってしまうテッキ。
「イ・ジヒョン……バカな女だ……悪い女だ……」

ジヒョンは、荷物をまとめてソウルに帰っていく。
「何よ、あんた帰っちゃうの?」
「さびしくなるわねぇ」
村の人たちも、なんだか寂しげだ。

スジンの家で朝を迎えたテッキは、あわてて畑に帰る。
ジヒョンの乗ったバスとテッキのトラックはすれ違う。
お互いにお互いの気持ちを知らないまま。

テッキはぶどう畑に戻り、最後の水まきをしながら、
ジヒョンのことを考えていた。
鼻持ちならない都会の女の子だったジヒョン、
ドジな失敗もたくさんして、
だんだんに畑の仕事を覚えてがんばっていたジヒョン、
洋服を縫ってくれ、一緒に泣いてくれたジヒョン。
彼女を思うと、涙がとまらない。
「バカだな。彼女を忘れられるのか?バカな男だ」

ソウルに帰る前にプロポーズの返事をするために、
ジヒョンはギョンミンに会いに行く。
「プロポーズ、うれしかった。でも、受けられないわ」
彼を好きだった時期もあったし、いい人だと思うけれど、
でも結婚はできない。
「なぜ?……チャン・テッキだな。彼と何かあったのか?」
「何もないわ。何もないけど……彼を愛しているの」
指輪を返し、泣きながら走り去るジヒョン。
「チャン・テッキ……あいつ!」

畑でひとり、ぼんやりしていたテッキのもとへやってくるギョンミン。
「この野郎!」
いきなり殴りかかってきたギョンミンに驚くテッキ。
「何をするんだよ!」
「こいつ……何が畑仕事だけの関係だよ!
はじめっから気に食わなかったんだ。
なんでお前みたいなやつをジヒョンは好きだって言うんだ!」

ギョンミンの言葉に耳を疑うテッキ。
「イ・ジヒョンが、俺を好きだって?」
みるみるうちに笑顔になったテッキは、ジヒョンのもとへ
走り出す。
「待ってろ、イ・ジヒョン!今迎えに行くからな!」

(つづく)

ギョンミンオッパ!gj!

いや~今回の感想はこれしかないね!
この恋のキューピッドは、ミョングなのかな~と
予想していたのですが、まさかオッパだとわ~。

しかも、
「俺のどこが貴様に劣るっていうんだ!」と
相変わらずの殿様発言で、本質的には何の変容のない彼が大好きよ。
最初は持参金目当てでジヒョンに近づく悪者かと思いきや、
最後は本気になっちゃうところが変容したといえば変容した部分か。
悪い人じゃなくてよかったです。

お互い好きで好きで仕方がないのに、
じと~、じと~とじと目で見つめ合うしかないふたり。
イライラしますねー。
観ている方はイライラ最高潮ですから、
まぁテッキくん殴られて当然です。
3発いかれました。

ジヒョンの成長ぶりは驚くほどで、
人間的に本当に大人になったんだな、としみじみ感動します。
ミョングも本当にいい子で、オンマの策略はいざしらず、
彼が畑を継いでくれてもうまくいくんじゃないかという
気がします。テッキが後見人になってくれればいいのに……。

テッキは、ミョングとオンマが実の父親らしき人と会っている現場を
見てしまったのですが、そのことを誰にもいいません。
「畑のことはおじさんが決める」というのは彼の信念。
もしかしたらあのオンマが畑を売り払ってしまうかもしれないと
うすうす感じてはいても、口をつぐみます。
それもあって、
「何もしらないくせに!」とジヒョンにやつあたりしちゃうのね。
不安だから。
さすがに全部放り出していくのは誠意がないと思って、
畑はジヒョンにあげてほしいとおじさんに進言はしますが、
そこが彼の精一杯。なんとも真面目な男ですよ。



ジヒョンも泣いてばかり、テッキも泣いてばかりで
なんとも悲しくせつない最終話前夜ですが、
ここまでラブラブ展開が続いたからねー。
少しばかりの最後の障害は我慢するしかないでしょう。

プロポーズの現場を見ちゃった後、
ケッみたいな顔して足でトラクターの運転をするテッキがツボでした。

もうこのあたりにかけて、テッキがなんの調整をしたんだか、
ビジュアル度絶好調で本気でいい男です。
それともアレ?私の目がおかしいわけ?
どーなのよ?

うじうじテッキが元気いっぱいに走り出してくれて
本当にうれしいよ。

絶対にぜっっっったいに間にあうことはわかっちゃいるが、
それでも!
「がんばれテッキや~!急げ~!」と応援せずにはいられません。

ああ!すがすがしい!

シウォナダ~!



次回!怒涛の最終回。
急ぎたいけど急ぎたくない、複雑な心境。
楽しいドラマだったなー、終わって欲しくないなー。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿