宮 ～Love in Palace～ 21

いつまでもいつまでも、なんか18話くらいからずーっと暗い話。
私、初見じゃないからでしょうか？
とっにかくイライラしちゃって観ていられないわ！

でも今回は、シン君の涙が美しかったから……。
許す！

《あらすじ》

生放送のインタビューで、離婚を口にしたチェギョン。
シンは彼女の手を握り、国民の前で政略結婚の真実を話して、許しを請う。
率直な皇太子の発言と、彼の妃への愛情に心打たれる視聴者の拍手で
番組は無事に終了する。

しかし、この映像を見ていた皇帝の怒りは尋常ではなかった。
軽率な言葉が、皇室の権威を地に落としたと、周りのとりなしにも
一切耳を傾けない。

一方シンも、生まれて初めての心からの愛の告白を
信じなかったチェギョンに傷付けられ、
「裏切ったのはお前の方だ」と彼女を打ち捨てる。
チェギョンは、自分のしたことが引き起こした思わぬ結果に
心から後悔するのだった。

深夜の密会でユルが一緒だったことが明らかになる前に、
恵政宮はあらたな一手を打った。
チェギョンをそそのかし、席藁待罪を敢行させたのだ。
呑まず食わずで荒ゴザの上に座り、皇帝の許しを得ようとするチェギョンだが、
皇帝の怒りは簡単におさまるものではない。

ユルの名を決して明かそうとしないチェギョン。
これまで黙っていたユルだが、彼女を救うために
とうとう「あの夜一緒にいたのは僕です」と真実を告白する。

（つづく）

いーじゃん！視聴者の人たちは感動してたじゃん！
雨降って地固まる的な展開だったじゃん！
シン君がナイスフォローだったじゃん！

シン君の傷心はかわいそう。
もちろんかわいそうだけど、これまでのあなたの態度が
こういう結果を招いたことも否定できないでしょ？
ユル君に執拗に入れ知恵されて、
シン君の愛も確信できなくって、いつものように
よく考えずに発言しちゃったチェギョンだけが悪いとも言い切れないでしょー！

「ひとりの男としての告白をお前は踏みにじった」
うんうん、うんうん、そうだけど、そうだけど、
そういう大事な告白はテレビとかでしちゃダメなのよ！
ふたりっきりの時に、大事に大事にしなきゃいけないことなのよー！



バスケの試合会場で公開プロポーズして断られちゃった男の人の
映像見たことあるんだけど、あの気持ちよ。わかる？
どんなに愛してたって、いいな、と思ってたって、
そういうの許せない女性の気持ちってあるでしょ？
私だってそんなことされたら即座に断るわ！

シン君の震えた声での告白。
つーっと流れた一筋の涙を見て、
「裏切ったのはおまえの方だからな」と静かに告げたシン君の
言葉を聞いて、その場に泣き崩れちゃうチェギョン。
ここにきて、初めて自分がしでかしたことの重大さに気付いたのね。

シン君が、自分を本当に愛してくれたことに気付いたのに、
あの言葉が本心からだったことがわかったのに、
自分はなんてひどいことをしたんだろう……って後悔しているチェギョン。
遅い！遅すぎるけど、わからないでもないのよ……。

今まで、がんばってがんばって、笑顔を作ってきたチェギョンも
疲れ切っていたのよね。
なぜシン君を信じられなかったの？
どうしてあんな軽率なことしたの？
そう思うのもやまやまだけど、でも誰もチェギョンを責められないと思うのよ。
ユル君を頼っていたのはよくなかったけど、
ちゃんとユル君には言ってたじゃん。
シン君を好きなんだって。ユル君は友達だって。

それを受け入れられず、いつかチェギョンが自分の方を向いてくれると
思っていろいろ画策してたユル君が悪いでしょ……。

「本気で愛しているなら、許してくれない？」
う～ん、このチェギョンの発言は子供っぽすぎるけどね。

愛してるから許せないのよ！

これはチェギョンへの罰？
でも、愛ってふたりで作るものでしょ。
彼女だけが悪いんじゃないわ。

ユル君だって、保身のため？いつまでも、真実を言えない。
チェギョンと一緒にいたのは自分だって言えないのは、なぜなの？
チェギョンがあそこまでしないと言えなかったのは、
やっぱり皇帝になりたかったから？
皇帝になって、チェギョンを正式に妻にしようと思っていたから？
お母さんの野望を遂げてあげたかったから？

そんなユル君も、チェギョンの苦しむ姿を見かねて、
とうとう本気で皇帝への野望を捨てる気になったようですわね。
席藁待罪（ソッコテジャ？）辛そうだもん。
チェギョンも、自分のことじゃなくて、なんとかシン君をゆるしてほしいのね。
皇帝陛下に、シン君のことを愛してほしいのよ。

よく考えたら、シン君何にも悪くないじゃーん。
あのリカバリーは褒められたっていいのに……。

シン君はチェギョンをほっておいているけど、
実は何も手につかないでぐるぐるしているの。かわいそうに。


スクリーンセーバーはシン・チェギョンという文字なのよ。背中のラインが美しい男。

チェギョンを愛しているのはかわらないけれど、
簡単に許すこともできなくて、つらいのね。
というか、悪いのはユルだってわかっているし、
とっくにチェギョンを許しているのだけれど、どうしたらいいか、わからないのよ。
プライドも邪魔しているのね。
シン君！しっかり！愛とプライドと皇太子としての責務の狭間で耐えて！

みんなが恵政宮のたくらみに
気付かないのが一番悪い！

賢いシン君だけがそれに気付いていて、つらい思いをしているのよ！
なんとかしてくれ、おとなたちが！