宮 ～Love in Palace～ 20

まだまだつらい日々が続きます。
ヒョリンという不安因子が表舞台から去り、
過去の女問題がやっと片付いたかと思ったら、
ユル君とユルオンマの攻撃がじわじわと……。

は、はやく幸福になってくれないと本気で挫折しそう。

《あらすじ》

チェギョンの車を盗んだ犯人が、情報をリークして、
今度は妃殿下のスキャンダルが勃発。
世論は彼女の存在も否定し、中傷はひどくなる一方だ。

夜中にユルとふたりでいたことを隠して、嘘をついてしまったチェギョン。
その嘘も発覚し、宮家の人々は不信感を募らせる。

ユルは、皇帝の座よりチェギョンが欲しいと母に反抗する。
シンは、皇帝陛下との過去を知っていると恵政宮に告げ、
彼女の野望をけん制する。

皇室インタビューに生出演することになった皇太子夫妻。
ユルはチェギョンに必死で訴える。
「チャンスだ。離婚するというんだ。
この機会を逃したら、一生宮家からでられないぞ」

生放送中、インタビュアーに政略結婚の果ての
ふたりの愛について質問されたシンは、
「彼女を愛しています」と言い切るのだが……。

(つづく)

ユル君は、とうとう正面きってオンマに対抗。
「愛する人との愛を選ばなかったから、オンマは不幸になったんだ」

皇帝陛下はすべてを捨ててユルオンマと一緒にいようと決意していたというのに、
ユルオンマは息子を皇帝にしたい一心でそれを拒んだのよね。
それは息子のためだったのか、国母となりたかった女の野望なのか……。
今となっては定かではありませんが、
すべてを捨てるのは簡単なことではありませんからね。

しかも激烈なバッシングに耐えられるか、といったら、
怖気づいてしまうのも無理はないと思います。
愛してはいなかったけど、尊敬していた夫を、
ものすごく傷つけてしまうことにも躊躇したのではないでしょうか。
ユルオンマがただの悪女には思えない部分もあるのよね。
人の心って複雑だもん。

シン君は、ユルオンマと父親の悪縁を知りながら、誰にも言えない。
チェギョンにも言えないし、ユルにも言えない。
言ったら、ユルはすごく傷つくから。
お父さんを責めることもできない。
自分が父から愛されないのも当然だ。
だって、深い愛情の結びつきから産まれた子どもではなかったのだから。

ひとり孤独の中で、家族を、皇室を守ろうとするシン君……。


「行くな。僕を置いて……」それを本人に言ってあげてください

皇帝陛下がバカすぎる！（怒）

若いころの恋愛をいつまでも引きずって、
妻を愛することもできず、息子を受け入れることもできず、
ユル君ばっかり贔屓して！
ミョンソンダン改修の話でピンと来ないのか！
あんたの話は外に漏れなかっただけで、立派なスキャンダルだぞ。
コン内官だって、知ってることを言ってください。
皇帝陛下をお諫めできる忠臣はおらんのか。

不倫？がばれても、シンをひっぱたけるくらい強気の恵政宮。
こわい。
武闘派の部下を使っていったい何をたくらんでいるのか。
やっぱり稀代の悪女なのか……。
ユル君が考烈皇太子と激似だって強調されてたから、
まさかユル君の本当の父親は皇帝陛下だってことはないと思うけど。

シン君はなんでもひとりで背負い込みすぎて、
心の中を絶対に見せないから、誤解が誤解を生んでチェギョンを守れない。
チェギョンは、本当は思いやりのある優しい子なのに、
つらすぎて自分のことしか見えない子になっちゃってる。
ユル君は、彼女を愛するあまり、本当のチェギョンの幸福を
考えてあげることができない。

幼すぎるんだー！みんな！

ごたごたの中、ヒョリンはすっきりと海外留学へ旅立っていきました。
空港までヒョリンを見送りに行こう、というシン君を
「最後まで私がいったら邪魔になるでしょ」とひとりで送り出すチェギョン。
もうこの時点で、ヒョリンの影は消えてますね。
チェギョンの心には、シン君の過去への嫉妬心は、もうない。
ただ、今のシン君の心が見えなくて、不安なだけ。

シン君の本心ではない言葉を補完するように、
しつこくチェギョンを洗脳しようとするユル君はひどい。
直前にも電話で入れ知恵なんて本当にしつこい。
よくないです！

「愛しています。本当に愛しています」
シン君の言葉をそのまま受け止めてー！チェギョンア！

最近、なんの萌え要素もないこのドラマ。
唯一のツボはこのシーンかも。



ふわっと近寄られたらびっくりしちゃうよね。
この後、妃殿下の腕を握り、壁に押し付けた皇太子を見て、
すっと視線をそらす護衛官たちは優秀です。
しかしあんたたちがもうちょっとしっかりしてくれてたら、
妃殿下スキャンダルもなかったのになー。

次回もたぶん、悲しい。
引き延ばすんなら楽しい場面を引き延ばしてくれー！