いまさら韓ドラ!

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私の心が聞こえる? 第26話

2015年03月08日 | 私の心が聞こえる?
〈あらすじ〉

先手を打ったドンジュのせいで、ジュナのエナジーセル売却計画は失敗した。
ジンチョルはジュナを責め、息子の失態に舌打ちする。

ジュナはミンスを呼び出し、手を組もうと持ちかけた。
ミンスの父親が、前会長の殺害を黙認して富を得たことも、
ドンジュがミンスを復讐の道具に利用しようとして呼び寄せたことも、
すべてミンスに話した。
「ドンジュを追い払わないと、俺と君が死ぬ。人殺しの子にさせられるぞ」
突然の話に、彼女は混乱する。

ジュナを慰めようとやってきたウリも、偶然その話を聞いてしまった。
黙ってはおけない。
ウリはドンジュに相談することにした。
マル兄さんのことも気にかかる。
父さんが、兄さんの目が泣きそうだと言っていた。
一番大事な人を憎んでいるから、とってもつらいんじゃないのかな……。

ジュナは、ウリを会社から連れ出して自宅へつれて行く。
妹に頼んで、キムチチゲを作ってもらった。
無理を言って、自宅へ泊まらせる。
ウリも内心気が気では無いのだが、兄のすすめるまま、泊まることにする。
ところがお互いに意識してしまい、なんだかぎこちない。
「何やってんだろうな、俺は……」
ジュナはひとりつぶやいた。

ドンジュはミンスをバーへ呼び出した。
彼女を利用したことを素直に謝る。
あの時は、悪いことだと思わなかったし、ミンスを傷つけるつもりはなかった。
それでもミンスはドンジュを好きなのだ。
「もし頼んでくれたら、利用されてあげる」
復讐のための結婚でもかまわない。
しかしドンジュはうんと言わなかった。
「ウリのため?」
「母さんのためだ」
ここでミンスを利用すれば、ジンチョルと同じになってしまう。
彼が契約した結婚のせいで、母は、人を信じることができなくなってしまった。
ミンスをそんな目にあわせられない。
席を立ったドンジュをミンスが引き留めた。
「行かないで」

眠れないジュナは、ウリに映画を観ようかと声をかけた。
ぼんやりと画面を観ながら、言葉を交わすふたり。
「うちで映画を観たら、騒がしくてしょうがないわ。
お父さんは泣いちゃうし、おばあさんは文句を言う。
後から内容なんか思い出せないのよ。
兄さんは、こんな映画が好きだったのね」
アメリカへ行っている間の生活は、ウリには想像もつかない。
「おまえにとっての俺は、ポン・ヨンギュの息子、ポン・マル。
チャ・ドンジュの兄、チャン・ジュナ。
今は仇のチェ・ジンチョルの息子だ。
おまえにとって俺がただの男だったのは、医者であるチャン・ジュナだった時だけだ」
ジュナは寂しそうにほほえむ。
「あのときは、俺を本当に好きだった?」
「うん……」
寝室に引っ込んでも、ウリはため息ばかり。
ジュナもまた、ぼんやりと眠れなかった。

翌朝、ジュナとウリがそろって会社へゆくと、
ロビーにチャ・ドンジュの姿があった。
告示版に、辞令が出ている。
「チャ・ドンジュ代表 解任」

家では、チェ・ジンチョルが妻からある書類を受け取っていた。
臨時理事会の招集書。
そこには、チェ・ジンチョル会長の解任要求とともに、
手書きの遺書らしきものが添えられていた。
「今までご苦労様、さよなら」

ジュナはドンジュに言う。
「母さんを許す。おまえもチェ・ジンチョルを許せ。
お互いあわずに生きよう。さよならだ」
「チャン・ジュナ、大丈夫か?
俺は忘れられるけど、チャン・ジュナは忘れられるかな」
ドンジュはそう言って、会社を出て行った。
弟の言葉の意味がわからず、不審げな目をむけるジュナ。

(つづく)


飄々としながらもまた、ミンスも恋する乙女です。
「利用されてもかまわないわ」とすがる女心。
ジュナとドンジュどっちがいいかな、とか言ってましたけど、
ドンジュに惹かれていたんですね。
そんな彼女がバーで発する一言。
「行かないで……」

意味ナス!

だってこのあと、ドンジュが家のベッドで謎の黒封筒を開けるシーンが挿入されてんだよ?
ミンスとドンジュが一夜を共にしたのか?なんてゲスな勘ぐりも吹っ飛ぶ健全さ。
フツーに家に帰っているんじゃありませんか。
なんだったんだ、あの意味ありげな「行かないで」は。
それとも何か?短時間でなにかあったのか?!
もしかして偽装結婚のミラクル?
株譲渡?

ミンスの「行かないで」とか、ジュナの家に泊まったウリ、とかいう
お互いを疑うっていうか、ちょっと嫉妬しかねない状況を作ることに、
何か意味があるのか?

ドンジュとウリの思いは鉄板でしょ?
揺るがないでしょ?
だって、ウリはドンジュ公認でジュナを慰めに行ってるんだよ?
兄弟げんかの敗者を必ず慰める、という役目をウリが背負ってるわけ。
どっちにも味方しない代わりに、負けた方をその都度慰めてあげる役目。
こんなの鉄壁の信頼関係がないとできないことでしょ。

ここへきて、ドンジュがミンスと、ジュナがウリとドキドキするシチュエーションなんて
あまり意味がないような気がするけどなぁ。
揺らがないふたりをはっきり描きたかったのかしら。
ミンス目線、ジュナ目線でみると、それぞれ切なくて良かったとは思いますが。

特に、切ないジュナにほだされてしまいそうな回でしたわ。

あれだけ自信満々だった売却作戦が裏目に出て、ジンチョルにはケチョンケチョンに言われるし。
お父さんだからって、かばってくれないのねぇ~。
会長である俺のミスだ、とも言ってくれない。
正直ウギョン社員よ、こんな人徳のない会長の下でよくがんばってますな。
理事たちも、旗色のよい方につく日和見主義者ばっかりなのかなー。
会社は社員のもの、会社の財産は人ですよ?
こんなんじゃ早晩つぶれるわ。

しゅんとしちゃったジュナを慰めるのはウリの仕事。
モヤモヤしながらも、ウリはジュナの家に泊まります。
強気なジュナは影をひそめて、弱り切って優しくなったジュナはいい感じなの。
ウリに寝間着を渡す時に、妙に意識しちゃうところがかわいかったです。
男のカマトトなんか初めて見たけどな!(毒)

30男がこんなにピュアでどうすんだよっ。
せめて襲いそうになってから自重してくれ。
寝間着ごときでこんなにドキドキしちゃって……
しょうがねぇなぁ、もう。

兄さんを見つめるウリの目もねー。
本当に気の毒としかいいようがない。
拷問だよ。
振った男が目の前で、自虐的になんかつぶやいてるんですよ?
優しい返事をしてあげたいけど、
傷つけたくないし、期待させたくもない。
どんな顔して返事すればいいのさ!

微妙な立場ですね、ウリや。

スンチョルは相変わらずいいやつで、
押しつけがましくない範囲でウリに自己主張。
チキン屋にやってきたドンジュに、思わず「体調はどうだ?」と聞いてしまう優しさ。
いいですねー、いい男じゃん、スンチョル!

しかし、このシーンでは、じゃれ合うスンチョルとウリを見て、
ドンジュがちょっぴり寂しそうな顔をするという演出が……。

なんやねん!誤解回か!
恋愛ドラマの最後のひとやまみたいな演出はいらんのや!
なんのスパイスなんでしょうね、ほんと。

そんなことより、あの黒い封筒の中身はなんなの?
遺言状?
ドンジュの隠し球?
そっちの方が気になるし、重要課題だよ!


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