いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

私の心が聞こえる? 第25話

2015年03月06日 | 私の心が聞こえる?
〈あらすじ〉

ジュナは、ミンスを呼び出して、付き合おうと提案した。
正式に恋人になってほしいと言われ、ミンスは戸惑う。

ドンジュは、ジンチョルに謝罪を要求した。
母に。彼の欲の犠牲になったかわいそうな人に。
ジンチョルを、父として好きだった。だからこそ、余計に許せないとドンジュは言うのだ。
しかしジンチョルは、彼の願いを冷たく拒絶した。
そうなれば、ドンジュも戦うしかない。
この男を、会長の座から引きずり下ろしてやる。

ウリはジュナと話そうとしたのだが、とりつくしまがない。
兄のことが心配でたまらないのに。

ジュナは、ドンジュとヒョンスクが別の遺言状を隠しているはずだ、と
ジンチョルに告げた。
一度、財産や持ち株を自分の名義に移しておいてほしい。
すべてドンジュに奪われる可能性を避けるために。
一方で彼らは、エナジーセル売却の話を進めている。
ドンジュには知られないように、極秘の計画だ。
ジュナの有能さを見て、ジンチョルは密かに目を細めた。

エナジーセルの戦略会議がドンジュの自宅で始まった。
前夜訪ねてきていたヒョンスクも同席し、お茶を入れる。
そこにはもちろん本部長であるジュナも来ている。
ヒョンスクは不快感を隠せないが、追い打ちのようにウリが現れた。
ドンジュに秘書として呼ばれてきたのだ。

彼女の存在を許せないヒョンスクは、ウリを見下し、侮辱する。
「母親を殺した男の息子を兄と呼ぶの?見下げ果てた兄妹ね」
ジュナはそんなヒョンスクを許せない。
ウリをこんな目にあわせるドンジュも許せない。
「耳の聞こえないチャ・ドンジュとは付き合うな」
「なんの権利があって命令するんだ?」
ドンジュも黙ってはいられない。
「ポン・ウリは俺の妹だ。おまえには渡さない」
ジュナははっきり言うと、ウリを連れ出した。

「兄さんが妹のわたしをかばってくれてうれしい。
でも、覚えてる?母さんも聞こえなかった。
あんな言い方されると、傷つくわ」
「おまえたちが傷つこうが何しようが関係ない。
みんな同じだ。自分の傷が一番痛くて、そのために人が傷ついてもいいんだろ?」
ウリはハッとした。
「ごめん、またわたし、自分のことだけ考えてた……」
ジュナは、一度ウリの家に行くと約束をした。
ちゃんと兄さんをやるから、と。

ドンジュは、エナジーセル売却の予感をスタッフに伝えた。
そのための手立ても打ってある。
それからウリを追いかけて、抱きしめて謝った。
そんなふたりをそっと見ているジュナ。

ジュナは、ウリの家を訪ねることにした。
まるで自分のことのように喜ぶモングンおじさんを見て、複雑な気持ちだ。
ヨンギュも、ドンジュの家から飛んで帰ってご飯を炊く。
「ソウルに家を用意しますから、来てください。
育ててもらったお礼です」
そう言うと、ご飯も食べずにジュナは帰って行った。

スンチョルは、ジュナと話すウリを見て心配し、怒りだしてしまう。
「あいつはおまえを女として見てる。
ソウルになんて行くな!一緒に暮らしてきたのが家族だろ!」
みんなの気持ちは複雑だ。

翌日、ドンジュはフランスからの交渉相手と会い、
業務提携を結ぼうとしていた。
その頃、ウギョンでは緊急会議が開かれ、エナジーセルの売却が決まった。
ひとり息巻くヒョンスクだが、理事会の決定は覆せない。
意気揚々と会議場を去るジュナ。
ところが、ドンジュからの電話に顔色が変わる。
「残念だったな、一足先に俺が売り払ったよ」
「何?」

(つづく)

なんだろね、ここへきて、やたらウリがかわいそうな目にあってる。
ヒョンスクに見下されたり、
フランス人との会合におしゃれして行ったけど気後れして帰って来ちゃったり。

その出自とか、階級差みたいなものを意識させられてしょんぼり気味。

これまでウリとドンジュの恋愛にはなんの障害もなかったわけだけど、
急にそういうことが問題になってきた感じ。
なんの障害もなかったわけじゃないかな?
「ドンジュの嘘」聞こえないことを隠しているとか、
記憶をなくしたふりをしているとか、ジュナがマル兄さんだと知っているとか、
そういう「嘘」関係の障害は一応ありましたね。
直接ふたりの気持ちには影響なかったけど。

それらの構造的な障害が取り除かれ、
いろんなことがオープンになった瞬間、
「気持ち」に関する障害があらわになってきた、ってことなのかな。

他からの妨害なんかはへでもないけど、
ウリの心にある「引け目」って大問題だもんねー。
前回ドンジュが、自分のそばに居ることに耐えられるか?って聞いたでしょ?
明確な返事は描写されてなかったけど、
ウリはいったいどう答えたのかなぁ。

彼女のことを考えていて、ふと「キャンディ・キャンディ」を思い出しました。
韓国でも大人気だったこのアニメ&漫画。
主人公のキャンディと、ウリのキャラ設定が似てるかも。
ドンジュの立場を気にして身をひくようなことはないと思うが……。

最後は絶対ドンジュとしあわせになるとわかっているので
(ホントに結末は知らないけど、そうしか考えられないでしょ?)
これもドラマ終盤のネタなのか、と感じてちょっと興ざめですな。
ジュナとドンジュのビジネス的な兄弟一騎打ちに集中してほしい気もします。

しかし、会社の売却ってどういう構造になっているんですか?
ウギョングループの中の一企業だとしたら、
いくら社長でも勝手に売却できないんじゃ?
正直、ここはよくわかりません。
でもいいんじゃないかな!
ジュナもドンジュもどや顔で話すすめてるし!
余計な横やりは封印しよう!

それよりなにより、ドンジュが発した
「ジュナ兄さんがなぜ怒っているか」という問いの答えが、
「ドンジュの居る場所は本来ジュナ兄さんのものだったから」というのは
なんか間違ってないか?

ほんとにそんなことでジュナは怒っているのか?

ジュナが怒っているのは、
「愛していると嘘をつかれたこと」じゃないのか?
自分の愛を裏切られたことでは?

ドンジュをつぶしてやる!と言っているのは、
ヒョンスクへの復讐であり、ウリをものにしたドンジュへの嫉妬だと思う。

ウギョンのすべてをもらう、といっているのは、
自分を捨てたジンチョルへの当然の要求である。
彼はまた、父親に認められ、愛されることをも望んでいるように見える。

男として受け入れてくれないウリには、
望まれるとおり、兄として愛されたいと願う。

シネに対しては、一貫して氷のように冷たい態度。
これは、彼女が意図的に彼を捨てたことがはっきりしているからですね。

ジュナの現在の行動は、すべて「愛」が原因なんだと思います。
ドンジュとウリには、そこんとこわかってもらって、
辛抱強くジュナの反抗期大爆発につきあってあげてほしい。
これまでもよく我慢してくれた弟妹ですが、あともう少しですよ。

この人たち、下手したら「恋人よりも兄さんが好き!」な人たちなので、
多少心配です。
振り回されすぎないようにね。

サイドストーリー?のような感じで、
凄腕販売員ミスクさんとヨンギュが急接近していますが、
こちらはほのぼのとしたものです。
まぁ……なんだ、そのへんの話はなくてもいいじゃんって気がしますけど。

いつもしんみりくるのは、モングン一家の温かさ。
今回も、マルの帰省を自分の息子のことのように喜ぶおじさんが印象的でした。
ジュナもちょっとびっくりしてたみたいで、
自分にとって大事なものに、はやく気づいてほしいと思います。
それは「愛」なんだけど。
そしてその「愛」は、自分が捨てたはずの「家族」にあるんだけど。



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