いまさら韓ドラ!

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私の心が聞こえる? 第24話

2015年03月04日 | 私の心が聞こえる?
〈あらすじ〉

「私は聞こえないんじゃない。しっかり見る人です。
愛する人の声は聞けませんが、愛する人の目・鼻・口、眉が伝える言葉を
見ることができて、しあわせです。
だから不便ではありますが、もう恥ずかしくはありません」

ドンジュの告白は、衝撃を持って迎えられた。
今からでも誤魔化しようはある、とあがくヒョンスク。
思いもかけない事実にただ驚き、罪悪感を持つジンチョル。
自分はもう必要ない、と最後通牒を突きつけられたと感じるジュナ。
彼の苦悩を思いやり、温かく受け入れるウリの家族や、スタッフたち。

ドンジュ自身も、解放された。
もう聞こえるふりをしなくてもいい。
自分らしく、自分の人生を生きていいのだ。
母はわかってくれない。耳の聞こえない自分を認めてくれない。それだけが悲しい。

ドンジュは、母を説得しようとして手を引いてプールへ飛び込み、溺れた。
救急車で運ばれる途中、半狂乱のヒョンスクはジュナに電話をかける。
「誰のおかげで医者になれたと思うの!ドンジュを助けなさい!」
弟の容態を心配し、狼狽していたジュナは、一瞬で心が冷える。
「俺は医者じゃない」

ドンジュは意識が戻らないまま、病室にいた。
ウリはジュナに居場所をきいて顔を見に行くが、ヒョンスクに冷たく追い返され、
病室の前に座り込んでいた。
スンチョルがヨンギュを連れてきたところで、
チャン博士がふたりを病室に招き入れてくれた。
そこへ、ジュナが現れ、ヨンギュはそっと彼の後を追う。

「あんたは俺の父親じゃない」
ジュナは、ヨンギュに事実を告げるが、ヨンギュは懇願する。
「一度だけ家に来てくれ。あとは知らん顔するから。一度だけ、一度だけ」
ジュナは返事をしなかった。

ヒョンスクはミンスに接近する。
彼女はカン理事の娘だ。会社の株を譲られている可能性がある。
彼女を取り込んでおけば……。

ドンジュが病室から消えた。
いったいどこへ?

意識を取り戻したドンジュは、ウリを呼び出した。
思い出の、あの木の下へ。
一緒に鍵盤ハーモニカを練習した大きな木。
約束していたのに、事故のあい、それっきり。
ふたりはやっと、再会する。
すべてを覚えているチャ・ドンジュとして。
彼を待っていた、ちびっこミスクとして。

(つづく)

何度きいても、ドンジュの告白は感動的ですね。
そして、その後の感情の爆発。
やっぱりこれはないとね~。
そうじゃないと、あまりにもドンジュが超人すぎるもんね。
できた人すぎる。

どういてお母さんはわかってくれないのか?
愛していると言ってくれるけど、自分の世界を母は知らない。
ドンジュのいる世界は、まるで水の中にいるみたいなんだよね。
音のない世界。

ヒョンスクがドンジュをそのまま受け入れてあげればいいのに……って
思ってたけど、ドンジュ自身もそう思っていたんだなー。
ドンジュを愛していると言ってるけど、
結局自己愛のかたまりであるヒョンスク。
相手にとって、なにが本当のしあわせなのか?って考えないとダメじゃん。

ウギョンを手に入れてもむなしいだけなのは、
ジュナもヒョンスクも同じなのではないでしょうか?
なにはなくとも、自分らしく生きること。
そんな自分をまるごと受け入れてくれる愛する人とともに生きること。
人生って長いんだからさ、それが大事だよ、たぶん。

死んでほしいと言ってたくせに、
いざドンジュが危ないと知ると、狼狽するジュナ。
やはり心の底では、弟を愛しているんだな、とほっとしました。
はやく和解してほしいよ……。

ウリがヒョンスクに会い、冷たくされてましたね。
こ、この終盤にきて嫁姑問題が勃発するのか?とびっくり。
ってか、結局ヒョンスクも上流階級(と自分は信じ込んでいる階級)の人間。
マルに対する思いやりも、同情や哀れみでしかなく、
差別意識の激しいおばさんでしかないんですね。
シネの上昇志向もどうかと思うが、ヒョンスクもたいがい嫌みな人種ですな。
どっちも好きになれん。
自分の欲に自覚的なだけ、シネの方がマシかもね。

「衣食足りて礼節を知る」という言葉があるけれど、
衣食なんか足りんでも、人を思いやる心を持てる人はいっぱい居る。
ヨンギュ父さんの懇願には涙が出る。
と同時に、そんな父親を疎ましく思うマルの気持ちもわかる。
自分の父親は立派な人であってほしいと子どもは願っちゃうものね。
ただ、何が本当に「立派な人」なのか?
ジュナにはよく考えてほしいです。
今の状況は、自分でもむなしくないかなぁ、ジュナ。

24話にして、やっと本来の姿で勝負できるところにきたドンジュ。
すべてはここからですよ、ここから。


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