私の名前はキム・サムスン まとめINDEX

年をまたぎましたが、発作的に視聴をはじめた「私の名前はキム・サムスン」視聴終了しました。
韓国で大人気だった本作、2005年のドラマだったんですね～。

男にふられ、仕事もない。
太めのパティシエ　キム・サムスン３０歳。
ひょんなことからホテルの御曹司ヒョン・ジノンと契約結婚をすることに。
ところがいつしか本気で彼を好きになってしまったサムスン。
アメリカから帰ってきたジノンの元カノも登場して、
年下の彼との恋はどうなるの？

ってなお話しなんですが、このサムスンのキャラが面白くって仕方がありません。
韓ドラヒロインにあるまじきぽっちゃり体型。
しかもめちゃくちゃ口が悪い！
マシンガンのように発射される悪口雑言の数々。
それが可笑しくっておかしくって。
「もっと言って！」という気持ちになっちゃうの。

そうかと思うと、さすがに長く生きてるだけのことはある。
ジーンと胸に響くセリフがあったりするのです。
職業人としては一流、という設定もいいのよね。

女性の30歳、というのは、どこかにあせりがあったり、迷いがあったり、
いろいろ考えちゃう年齢なのですが、
そのへんの機微がよく表現されたドラマです。
わかるわかる～って言いながら見た人が多いんじゃないでしょうか。
サムスンの心の動きには共感できる女性多数だと思います。
若い子にはピンとこないかも。

お相手のジノンは、３つ年下の２７歳。
ホテル経営者の息子で、レストランのオーナーです。
わがままで、勝手で、俺さま男なんだけど、
それも許しちゃいたくなるほどカワイイ男なの。
年下ってお得よね～。

しかも悲しい過去の持ち主。母性を刺激するタイプと言えましょう。
いつも強気な彼がときおり見せる弱さや少年っぽい仕草にやられちゃうのよ……。

全16話と短めのお話しです。
前・中盤はアクセル全開でいろんなことがおこりまくってて、
後半はわりとゆるやかに収束に向かって行く、といった印象。
徐々にほっそりしてくるサムスンを見るのも楽しい。
いわゆる二番手くんは存在しません。
あくまで、対ジノンに特化したサムスンの恋心をご堪能ください。

ジノンの元カノ、ヒジンは、ほっそりした美人。英語も堪能。
そして彼女を支える医師ヘンリー。彼もすっごいハンサムなの。
ヘンリーとサムスンのシーンがいくつかあるのですが、これが最高。
ぜひノーカットで楽しんでください。

恋愛ドラマによくある、サイドカップルのエピソードも楽しいです。
ジノンの姪っ子にあたるミジュもとってもかわいい。
彼女の存在は、一服の清涼剤でした。

いろんな有名ドラマや映画のパロディが盛りだくさん、ということらしいのですが、
無知なわたしは、いまいちわかりませんでした。
元ネタがわかる方なら、もっと楽しいかもですね。

韓国ドラマの歴史に残る、あらたなヒロイン像を確立した作品として、
みなさまにもぜひご覧になっていただきたいと思います。

主人公の職業はパティシエですが、そんなにすごいお菓子は出てきません。
そこはちょっと残念。
あ、でもサムスンのテンパリングとか、すっごく上手だった。

※　別ウインドウで開きます。

第１話　「人生は箱いっぱいのボンボン・ショコラ」
第２話　「僕たち付き合ってみませんか？」
第３話　「恋愛契約書の書き方　教えてください！」
第４話　「オーバー　ザ　レインボー」
第５話　「恋はもともと子どもじみたものです」
第６話　「キスのカロリー　愛のカロリー」
第７話　「マドレーヌ　失われた時を求めて」
第８話　「お父さん、私の恋はどうしてうまくいかないの？」
第９話　「あなたは私があげた心をオモチャのように…」
第10話　「私の名前はキム・ヒジン」
第11話　「2度目のキス　今度こそ本物？」
第12話　「だから何？私はまだ30歳よ！」
第13話　「彼女と別れる方法……」
第14話　「恋愛術の基本」
第15話　「恋愛術の定石」
第16話　「恋せよ　傷ついたことがないように」