いまさら韓ドラ!

韓国ドラマの感想をネタバレしながら書いています。旧作メイン

私の名前はキム・サムスン 〆11

2014年01月21日 | 私の名前はキム・サムスン
だは-。
とにかく、だはー、な11話。

  第11話「2度目のキス 今度こそ本物?」

「他の男と会うな。本気でイヤだ。他の男とは会うな」
真剣なジノンの目にドキリとするサムスン。
ところが彼のセリフには続きがあった。

「5000万返すまで」

「最低だな」
ふたりの間にヒョヌが割って入る。
サムスンはふたりのケンカを止め、ジノンを冷たく追い返す。
だからといって、ヒョヌを受け入れるつもりもない。
「あんたも帰れ!」

ジノンはひとり、部屋で眠れず悶々とする。
くそっ!
何だよサムスン。
金もないくせに。おデブのくせに。

サムスンがダイエットに挫折してビビンバを食べている夜中、
ジノンから電話が入った。
いますぐ取りに来ないと自転車処分するからな。

いやいや出向いたサムスン。
ところが自転車のタイヤの空気が抜けていて。
「押して歩いて帰れってか?送ってよ」

車の中で、ジノンはサムスンにはじめて5000万ウォンの借金のわけをたずねる。
ふ~ん、そうだったんだ。ふ~ん。
そこへかかってくるヒジンからの電話。
出ないですまそうとするジノンだが、浮気を疑われると言って
サムスンは出るようにうながす。
ジノンは、ヒジンに本当のことが言えない。
サムスンと一緒にいると、どうしても言えない。

ごまかそうと気ばかりあせって信号を見逃した。
「ちょっと!赤!とまってよ!」
「……誰かと一緒なの?」
「ごめん、運転中。あとで電話する」
気まずい雰囲気の車中。
「二股男はそうやって嘘つくんだ。勉強になったわ。
また私をコケにしたね。嘘の現場につきあわされて不愉快よ」
「だから出るなって言っただろ!」
「浮気男は電話にでないもんよ」
ジノンはサムスンを車から降ろした。

「あんた私が好きなの?考えずに直感で答えて。私が好き?」
ジノンはふっと口の端で笑う。
「あんたみたいな女、誰も抱きたがらないよ。
タイプじゃない。どうしてかわかる?
この手、まるでぶたの足だ」
「私の方こそタイプじゃない。
あんたは正直じゃないもの。
一瞬でも私に心が動いたことは?あるの?ないの?」
真っ直ぐに見つめてくるサムスンの視線から目をそらすジノン。
「ないよ」
「じゃ、もひとつ教えてあげる。
もうやめて。
不機嫌になったり、質問攻めにしたり、そういうのはね、
あなたに気があるって意味なの。
気がないなら、思わせぶりな態度はやめて。勘違いするから」
「で、勘違いしたの?」
サムスンは目をそらさない。
「したわ。59秒ほど」
「そりゃ悪かったね」
ジノンは腹いせに自転車を蹴り倒して車で走り去った。
「パンクしちまえ!えらそうに!」

ヒジンは電話を待ってモヤモヤ。
ジノンは返し損ねたぶたのぬいぐるみを見ながらモヤモヤ。
サムスンは悪態をつきながら、自転車を押して家に帰った。

ジノンは、サムスンと一緒にいたことをヒジンに正直に話す。
それでもなんだか後ろめたくて、気持ちが落ち着かない。
厨房のサムスンのノートを読んで彼女のことを考える。
俺って変だよな。

ヒョヌがサムスンを呼び出した。
最後だから、と連れて行かれたのはホテルのバー。
よれよれのTシャツとサンダルで出会ったのは、よりによってジノン。
「これから飲むんだけど、一緒にどう?」
余裕のヒョヌに冷たい視線を向けるジノン。
「お店はどう?サムスンの抜けた穴は痛いだろ。彼女ほどの人材はいない」
「二股パティシエなんて。他の男に告白しといて昔の男に会うのは二股だ」
なんだかいたたまれない気持ちになるサムスン。
二股男にそんなこといわれる筋合いはないはずなんだけど。

ヒョヌはバーで、こともあろうにサムスンに求婚する。
「本気ならチェリと別れてからにしなよ」
もちろんヒョヌには、本気でチェリと別れる気などない。
ばかばかしいったら。

ジノンは、サムスンのことを考えている。
はじめて会った日のこと、チェジュ島でのこと、はじめてのキスのこと、
彼女と交わした会話。

そしてバーへ乗り込むと、サムスンの手を引いて強引に彼女を連れ出した。
「ちょっと!何すんのよ!手を離せって!金なら返してやるよ!」
わめくサムスンを男子トイレに引き込み、ジノンは強引にキスをする。
サムスンはジノンをふりほどいた。
「気は確か?酔ってるの?これも間違い?」
「違う」
「じゃあ何?あんたもヒョヌみたいに私と浮気したいの?」
「一緒にするな!」
「あんたも一緒。もっとたちが悪いわ」
「違う!」
「じゃあ何よ!」
「あなたが好きになった!」
思わぬ言葉にサムスンは一瞬ひるむ。
「あなたのことが忘れられない。なぜ僕を苦しめるんだ!
いっそ消えてくれ!」
怒鳴るジノンに、サムスンは挑戦するかのように言った。
「わかった。消えてあげるわ」
出て行こうとするサムスンを、ジノンがとめた。
「最後の言葉は取り消す」
「何言ってんのよ。何様のつもり?
私があんたを苦しめたって?冗談じゃないわ!偉そうに怒鳴るな!」

「悪かったよ……。泣くなよ、こんなところで」
サムスンの目から涙がこぼれる。
こんなところだからこそ、泣けてくる。
自分にとってここは最悪だから。よりによって、なんでここなの?
「ホントにごめん」
「そんなに難しい?好きは好き、嫌いは嫌いでしょ?
そんなに複雑なこと?苦しいよ。苦しくてたまらない」
泣いているサムスンをいとおしそうに抱きしめるジノン。
サムスンも、彼の背に手をまわした。

(つづく)


トイレかよ!

ただならぬ気配にそそくさと小用を済ませて出て行く男性たちの気の毒なこと。
入った途端にきびすを返したあの人は、
モヤモヤをかかえたまま別のトイレを探したことでしょう。

こんなんアリか?

ナシでしょ?!

……でもまー、なんつーか、サムシクがかわいいんだけどさー。
自分でも、もてあましちゃうこの想い。
気持ちはわかるんだけどさー。

わがままな男だよねぇ~。

自分が彼女を振っといて、
それでもなんだか気になって、
なんのかのと口実をつけて呼び出して、
ヒジンにバレそうになったら嘘ついて、
正直なサムスンに正直になれず、
でも元カレと元サヤ?と思ったらいてもたってもいられなくなって、
ついには略奪してトイレでキスして告白?

ふふふふ、ふざけんなー!(怒)

と怒られたら途端にかわゆく謝っちゃってもー、

おばさんはデレデレよ。

あ、思わず文字色が初のピンクに。
見えにくいですか?
見えにくいですよね?
だって私だって書きにくいもの、こんなこと。

こんな坊ちゃんに振り回されて、
それでも、あらカワイイ……なんておもっちゃうんだもの。
あたしも焼きがまわったもんだ。

サムスンと一緒だねー。
だって好きなんだもん。
だってかわいいんだもん。

祖国を離れて武者修行。
御菓子の本場、フランスで、学んだ技術と心意気。
おやじの白い目なんのその、
パティシエとして立派に一本立ちしたサムスン姉さんでさえ、
ふにゃふにゃのヘロッヘロですよ。
いい年こいてラブロマンスにキャーキャー言ってる韓ドラおばさんが
こまされないわけがないっての。

はぁ~、若くてかわいい男ってどーしよーもないわね。

「ごめん……だからごめんってば」
そんなこと言って許されるのは忽那汐里とヒョンビョンぐらいだろ!(当社比)

サムスンも必死でジノンを忘れようとしていたのに、
結局忘れられないで、因縁の場所でこんなことになっちゃいましたね。
「今日は涙が黒くないね」ってうっさい!ばか!見るな!

30才独身、職業婦人を一瞬にして恋する乙女に変えちゃうジノンの魅力は半端ねーですね。

とにかく自分の恋する心に正直で、
みっともなくても無様であっても、
嘘をつかないサムスン姐御の心意気にジーンときました。
恋は素直が一番ダス。

しかし、ヒジンさんはどうなるんでしょうか?
彼女だって真っ直ぐな人よ?
まさかジノンよ、女同士で戦わせるほどお前はヘタレではあるまい?
きっぱりはっきり決着つけてくれよな!

ナマズ母のスパイはお店の誰なんでしょーね?
サムスンが知りたいことが「あのときどうやってトイレから出たのか?」だとは、
予想してませんでした。
ホントに天然で好きだわ、この人。

サムスンがお姉さんと一緒にいると、ホントにかわいい妹なんだよね。
この姉妹の関係性がとっても好きで、
ああ、自分もお姉さんか妹が欲しかったなーって思います。
こんなに仲良くいられたかわかんないけど。

立派なパティシエとしてのサムスン、
ヒョヌに、ケッって顔して悪態つくサムスン、
ジノンに真剣に怒るサムスン、
女の子みたいに泣いちゃうサムスン。
様々にかわる表情がかわいくて、面白くて、
やっぱり彼女は相当に魅力的。


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