青い星に住む私

30半ばで娘を出産し、まさかの海外移住。
持病の上咽頭炎とつきあいつつ、ストレスフリーな毎日を目指す私的日記。

国際人

2012-11-23 10:45:58 | DAY
昔、帰国子女の知人がいて、とても素敵だったのを覚えています。


世界中を旅した知人にとっては、国内出張なぞ近所の散歩と同じ。そんな話を聞くと地球をとても小さく感じました。また、日本の出来事も世界の視点から語れば新鮮に聞こえたものです。(当たり前ですが)英語は堪能、物腰も洗練されていて、知人は私の憧れの的でした。


もう一方で私には、こんな友人がいました。海外旅行は近場のみ、日本の上場企業に勤め、普段は方言。物腰に洗練はなく、どちらかというと柔道着が似合いそうな体格。英文法は行けるけど、会話はさっぱり。これぞ日本男児の見本というような友人です。


ところで、私の親族は多国籍です。韓国籍、日本籍、米国籍、中国籍。


その話をしていると、知人が「家族の国籍がバラバラというのには違和感がある」といいました。つまり、身内は日本人だけがいいと。私は、私が(勝手に)描いていた「国際人」の体現者から、そんな言葉が出てくることに違和感がありました。


一方で、ザ・日本男児の私の知人は、「別に何国籍だろうがいいんじゃないの」という感じで、むしろその国に行ってみたいなーと、のんきな様子でした。


異文化を体験するのと、自分のテリトリー(親族)に異文化を許容するのと、どちらが新に国際的か。私の価値観が変化した出来事です。海外旅行や英語学習をするたびに、このことを考えます。