バイブルランドin福井

安田由久が驚くべき聖書の世界をご案内します

2章・聖書が教える7種類の断食 19 危機を回避するための断食 05 国家の危機回避のための断食 03

2023-10-18 04:00:00 | 「聖なる花嫁断食」(マイク・ピックル著)
身の安全を求める断食も、聖書的なものです。

イスラエルの民は捕囚からイスラエルに帰還するのに

神の助けを必要としていました。

当時の旅路というのは非常に危険なもので、盗賊の集団に襲われ、殺され、

持ち物すべてを奪われる可能性もありました。

民を導いたエズラは旅の準備を整える際に、断食と祈りの期間を設け、

神の特別な助けを求めました。

ペルシヤ王に自分たちには、神の祝福があると伝えていたので、

兵士を借りるようなことはできなかったのです。

そして神はエズラの祈りに応えられました。


エズラ記
8:21 わたしはアハワ川のほとりで断食を呼びかけ、神の前に身をかがめ、

わたしたちのため、幼い子らのため、また持ち物のために旅の無事を祈ることにした。

 8:22 わたしは旅の間敵から守ってもらうために、

歩兵や騎兵を王に求めることを恥とした。

「わたしたちの神を尋ね求める者には、恵み溢れるその御手が差し伸べられ、

神を見捨てる者には必ず激しい怒りが下ります」と王に言っていたからである。

 8:23 そのためにわたしたちは断食してわたしたちの神に祈り、

祈りは聞き入れられた。


ダニエルは獅子の穴に放り込まれた時、

ダリヨス嘔吐ともに断食して守られるように祈りました。

それに応答して、神は御使いを送り、獅子の口を閉ざすことで、

ダニエルの命を守られました。



ペルシャ王宮に仕えたエステルは、ハマンによってユダヤ人が滅ぼされ、

持ち物をすべて奪われそうになった時、

3日間の断食をペルシヤのすべてのユダヤ人に呼びかけました。


エステル記
3:13 急使はこの勅書を全国に送り届け、第十二の月、すなわちアダルの月の十三日に、しかもその日のうちに、ユダヤ人は老若男女を問わず一人残らず滅ぼされ、殺され、絶滅させられ、その持ち物は没収されることとなった。

4:13 モルデカイは再びエステルに言い送った。「他のユダヤ人はどうであれ、自分は王宮にいて無事だと考えてはいけない。
 4:14 この時にあたってあなたが口を閉ざしているなら、ユダヤ人の解放と救済は他のところから起こり、あなた自身と父の家は滅ぼされるにちがいない。この時のためにこそ、あなたは王妃の位にまで達したのではないか。」
 4:15 エステルはモルデカイに返事を送った。
 4:16 「早速、スサにいるすべてのユダヤ人を集め、私のために三日三晩断食し、飲食を一切断ってください。私も女官たちと共に、同じように断食いたします。このようにしてから、定めに反することではありますが、私は王のもとに参ります。このために死ななければならないのでしたら、死ぬ覚悟でおります。」



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