太った中年

日本男児たるもの

TPP交渉参加

2011-10-14 | weblog

先般、野田首相はTPP交渉参加を表明した。今回はTPPネタをエントリー。

そもそもTPPはシンガポール、ニュージーランド、チリ、ブルネイ4ヶ国で貿易関税撤廃を協議したことから始まりそれを嗅ぎつけた米国が主導した。TPP参加国の相互経済発展が謳い文句である。しかし条約内容が非開示であることを考えれば、米国資本が中国経済を牽制し、参加国の経済支配をすることが真の狙いだろう、なーんていうと陰謀論みたいだけど実際そうである。加盟国間の貿易では農業品が注目されているけど他にも工業品、、知的財産権、労働規制、金融、医療サービスなど24分野に及ぶ。これって米国の対日要求である日米年次改革要望書の延長で米国がいかなる要望をしてくるかは現段階で不明なのだ。

日本人は過去20年間米国に追随することが繁栄だと思っていた。これは米国の巧みな操作による。今回も官僚とマスコミを利用した情報操作。現段階で参加国はオーストラリア、ベトナム、シンガポール、ブルネイの4ヶ国。不参加国は中国、韓国、フィリピン、タイ、インド、インドネシア。参加4ヶ国のGDPを合計しても中国一国の20%に満たず、TPP不参加の市場のほうが格段に大きい。ところが対米従属しか頭にない野田首相は国益など考えてもいない。民主党内では小沢派を中心した議員約180名がTPPに慎重な姿勢を示している。TPPを廻り再び党内の亀裂、混乱が起きるだろう。倒閣運動になるかもしれない。ではまた。