fantasia*diapsida

とりとめのないメモの山

mocomoco sheep:

2009-09-04 00:00:00 | geographica"

摩耶山掬星台から、舗装された道を3.8kmほど歩いて、神戸市立六甲山牧場へ。
  
ちょいと谷を越えた向こう側だよー。

  
着いたよ~♪
16:00過ぎ。通常開園は17:00迄だが、夏期は18:00迄。ラッキーだ。

ハーブ園から飲まず食わずで歩いてきたので、お腹が空いてたまらない。
さぁチーズフォンデュか、神戸ワインのビーフシチューでも食べるか…って高いので(汗)、

炭火焼ステーキサンドを食べ歩き☆
 
&、フレッシュ牛乳一気飲み。

さすがに山の上は涼しくて、爽やかで長閑だ~。
  

っと、メーメーがいるよ❤
  
ここのヒツジさんはコリデール種ですね。
ニュージーランドで、メリノーとリンカーンなどを交配させて作った品種です。
主にオセアニアとか南北アメリカで飼育されていますが、
日本の風土によく合うため、日本の畜産で「羊!」と言えばまずほとんどコリデールです。
   
毛質の豊かなメリノー+肉質の良いリンカーンと、
両者の長所(←もちろんヒトにとって)をメンデル遺伝的に受け継いだ毛肉兼羊種。
同じ目線に立つと、普通に「暑苦いんじゃこの年齢不詳男メー!」とか喋りかけてきそうである。
…もうちょいソフトでマイルドな台詞で。
というか、本当にメーメーさんの「メー」はヒトの声に聞こえるからなぁ。

残念ながら牧羊豚はいませんでした。
『ベイブ』好きなんです。
ぶーぶーなブタさんはいるみたいですが、既におうちに帰っちゃったみたいです、残念。
 
  

モーモーがおうちでごはん食べてた。
  
ウシかっこいいよウシ。
反芻動物って栄養摂取の過程が結構複雑で面白いんだよね。
セルロース分解酵素持ってないので、草なんか食べても自力ではパンダ同様、ロクに消化できない。
その代わり、というより単純に酵素で消化する以上の効果を発揮しているのが、
細菌や原生生物(なんか小さくて単細胞な真核生物の、あくまで総称で、系統的には何ら意味を持たない)などの"微生物"で、
彼らはウシの第1,第2胃などに分布しており、セルロースを分解するなり窒素固定するなりして、めちゃくちゃ大繁栄している。
で、簡単に言うと、第4胃で消化、吸収されるときに消化物ってのはもう草じゃなくってほとんど"微生物"なわけで、
つまり極端には、ヒトが"牧場で家畜に草を与えて育てて食べる"のを、
モーモーは"消化管内で微生物に草を与えて育てて食べる"みたいなことになる。
シロアリも似たような感じ(笑)。

面白いよねー、
ね?モコモコしてないメーメー。
  
…あら、おねむの時間か(汗)。
  


さすがに18:00になって日も暮れてきたー。
また3.8kmほど歩いて、摩耶山山頂近く掬星台に戻る。
  

夏山と呼べる最後の日、山端の向こうに日は暮れゆく。
良い日だったなぁ。。

後は、夜景を見て帰ろう…
と、気分よく明日を夢見て歩く青年にとって、この後に訪れる悲劇など予想だにしないものだった…

つづくよ~♪

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