fantasia*diapsida

とりとめのないメモの山

dinosaurus in tokyo tower:02

2011-06-10 00:00:00 | biologie*

 01:からつづき.... 


バクトロサウルス・ジョンソニ(Bactrosaurus johnsoni)。
  
後期白亜紀の鳥脚類(Ornithopoda)である。
一見イグアノドン(Iguanodon)にも似たような顔つきをしているが、
上顎歯の特徴などから、より派生的なグループに含まれる。
 

ガリミムスの一種(Gallimimus sp.)。手前はインゲニア・ヤンシニ(Ingenia yanshini)。
 

インゲニア・ヤンシニ(Ingenia yanshini)、頭部のアップ。

オウムのようなカメの様な顔つきである。
下顎の開口部が素敵だ。


アニマンタルクス・ラマルジョネシ(Animantarx ramaljonesi ).
 
2年前の『恐竜2009』at 幕張で本邦初公開された、ノドサウルス類(Nodosauridae)である。
比較的最近(1999年)になって記載されたもので、正確な復元ふくめ、まだまだ全貌は明らかでないようだ。
特に、曲竜類(鎧竜類; Ankylosauria)には一般的な"鎧"が全く発見されていないため、
この全身骨格のようなシャキーンと伸びたトゲは、あくまで想像図である{ガストニア(Gastonia)を参考にしているそうな}。

プレノケファレ・プレネス(Prenocephale prenes)。
 



エウヘロプス・ツダンスキィ(Euhelops zdanskyi)。
   
本展覧会の目玉である。
"ユーヘロプス"のようなカタカナ表記などで、比較的古くから知られていた竜脚類。
現在はティタノサウルス類(Titanosauria)に分類されている。
かなり状態のよい頸椎が見つかっていることで有名で、これはスウェーデンのウプサラ大学が所蔵しているが、
今回の展覧会に出ているのは福井県立恐竜博物館が所蔵するそのレプリカ。

 レプリカというと"複製"のイメージが付きまとうため、なーんだニセモノか、と思う人もいるだろうが、
 ことに形態的特徴が最優先される場合、「いつ、どこで、だれが、どのように」作成したかという情報がキチンと残っていれば、
 学術的価値は元の化石と比べても遜色ないし、研究のしやすさにおいて逆にメリットがあることもある。
 "復元骨格模型"では見られない詳細で複雑な構造を、是非是非観察してほしい。


プシッタコサウルス(Psittacosaurus sp.)。
  
頭のとこらへん。
隣に復元骨格もあるにはあったが、やっぱりコッチの方に目が行くようになっちまったねぇ(笑)。


ジョバリア・ティグイデンシス(Jobaria tiguidensis).
 
の、後頭骨(occipital)側から。
やっぱり、同じ主竜類(Archosauria)のワニに似ている…。


ヴェロキラプトル・モンゴリエンシス(Velociraptor mongoliensis)。
 


そして、福井県の代表格、この2体が出口付近に待っております。

フクイサウルス・テトリエンシス(Fukuisaurus tetoriensis)、
フクイラプトル・キタダニエンシス(Fukuiraptor kitadaniensis)
 



と思いきや、
一応出口の外になるのかもしれませぬが、そこにもまだ色々。
 

ラムフォセファルスの一種(Rhamphocephalus sp.)
  
ラムフォリンクス科(Rhamphorhynchidae)の一種で、
属の記載は1880年。イギリスは中期ジュラ紀の地層から見つかっている。


そして昨年記載された新種、
フクイティタン・ニッポネンシス(Fukuititan nipponensis)の産状。
 
他にも色々ありましたよー。


では最後に、個人的な希望を籠めて…(笑)

竜脚類の卵と胚↓

・・・の模型。

 01:から....  

 
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