この時季になると、少し歩くだけでたくさん動物が見つかるようになって楽しいですね☆
改めて自分のNaturalist志向を思い知るこの心躍るワクワク感。
公園などを3-4時間ほど歩くと、なかなか素敵なサファリパーク気分になれます。
以下は兵庫県明石市明石公園から一部。
ニクバエの一種。
ツツジから蜜を吸うキアゲハ。
ヤエザクラ。
"ヤエザクラ(八重桜)"は生物種の名称ではなく、"花弁がいっぱいある桜の変異体の総称"です。
ツツジの蜜を吸うハナバチの一種。
ハエトリグモの一種。
ツツジの雄蕊。
セイヨウタンポポの綿毛。
周辺にはこの外来種以外にもタンポポが咲いていたよ。
なんか鱗翅目の幼虫。
ノダフジ?
ヤマフジか。蔓の巻き方などで判るはずだが、忘れた(汗)。
テンションの上がる緑の湿地☆
胴長があったらじゃぶじゃぶ入っていくかもしれないけど、
ここは公共の公園につき、それやったら怒られるだろうからやりませぬ。
コメツキムシの一種の幼虫。
ミシシッピーアカミミガメ。
悲しいことに、この周辺の池はこいつに席巻されておりました(泣)。
また一般にはコイツが結構パワフルな外来種であることが知られていないものだ。
イシガメがたむろってるシーンが見たいなぁ。
セトウチマイマイ?
うん、恐らくセトウチマイマイ。
名前の通り、瀬戸内地方で見かけるマイマイである。
シャクガ科の幼虫。
小枝に擬態ーっても、葉っぱのそんな所から枝は生えませんよー。
しかしこの人のモノマネっぷりは、なかなか見事である。
朽木の穴に潜む、ニホントカゲ。
今年度の初ニホントカゲです。
ツツジの葉の上、ヤブキリ?の幼虫。
タマカタカイガラムシの一種と、オオズアリの働きアリ。
アリが蜜を舐めている紅い物体はカイガラムシ。
こんな姿ですが、昆虫であります。
しかも、セミやハゴロモやカメムシやアブラムシと同じく半翅目(Hemiptera)の仲間です。
植物の汁を吸うことに特化し、二次的に頭部や翅や肢を全く失ってしまっているので、一見まるで昆虫に見えない。
もっとも幼虫は肢を持っていたりするし、
多くの種では♀♂のうち一方の性は翅を持っていて、繁殖のために飛び回ります。
アリマキ同様、アリに蜜を与えて天敵から守ってもらう例も少なくありません。
農業害虫として悪名高い上に種類が多いので、カイガラムシ図鑑なんて一見マニアックなものもあります。
ヨコヅナサシガメの幼虫。
毎年春になると数10~100匹近い集団で固まっているところがよく見られ、
その色合いも相俟って、たいへんに気味悪がられる昆虫ですね。
さっき出たカイガラムシ同様、セミやハゴロモやアブラムシと同じく半翅目に入ります。
その中でもカメムシの仲間(異翅亜目:Heteroptera)。
カメムシの仲間はベラボウに種類が多く、極めて多様性に富んでいますが、
サシガメの仲間はその中でも、タガメやミズカマキリの仲間と並んで肉食傾向の強いグループ。
名前の通り、ヒトにも口で"刺し"、これがまたかなりの痛みを伴うため、素手で触ってはいけません。
クサカゲロウの一種。
コイツの全盛季はもう少し先かな。
生きている姿がこれほど美しい虫もそうはおるまい、というぐらい、個人的に結構好きな昆虫です。
ちなみに"カゲロウ"と名は付けど、ウスバカゲロウやヘビトンボなど脈翅目(アミメカゲロウ目)の仲間。
カゲロウとは違って、完全変態をします。
鱗翅目の幼虫
本日のベストショット!
だと思うんだが、どうかな。
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・specimens: うちの収蔵標本。
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・gone with the cicada: セミと共に去りぬ夏。
・the dawn of the dinosaurs:01 地球最古の恐竜展。
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さて、記事中のミシシッピーアカミミガメ。確かに池などで今見られるのは殆どこいつですね・・・。
しかし、僕が飼育しているイシガメは近くの川で採集したもので、その川にはそれなりの個体数が生息しているようです。
下流でやたらコイの放流が行われていたりするのが残念ではありますが、良い川だなあと思います。
流水域では、イシガメ・アカミミガメ・クサガメが共存してることが多いような気がします。
そういえば、クサガメもまた、移入種である可能性が高いらしいですね。とはいえ、生態系にはかなり溶けこんでいるように個人的には思います。
しかしまぁまだまだこれからです(^^)。
ミシシッピーアカミミガメないし"ミドリガメ"に関して怖いのは、
かなり多くの方が在来種だと思ってしまっていることですね。
とはいえご指摘の通り、クサガメも古くは大陸から移入してきたものですし、
ネズミの類やタウナギや、イネなどの農作物もここ数千年かそこらの間に他地域より持ち込まれたものですから、
時代的にどこからどこまでを"在来種"とするのは意外と容易ではないかもしれません。
とはいうものの、
やはりイシガメやクサガメさんのいた池がミシシッピーで埋められてゆくのを見るのはなんとも居た堪れないともいふべきか(^^;)。