毎年秋恒例、東京ビックサイトのビオファジャパン/オーガニックEXPOに行ってきました。「2006年でオーガニックに関する市場や世の中の流れは一巡し、ブームは終息に向かう」というのが私の持論でしたが、それを実感することになりました。
まず、活気がほとんど感じられないのがショックでした。開催スペースも以前の半分。目を引く出展もないし、来場者も少ない。コスメのコーナーだけは少し華やぎがありましたが、それも以前ほどではありません。コスメのテスティングコーナーは、明らかに失敗。ただ試供品とパンフレットを置いておくだけでは意味がありません。それも会場のいちばん隅っこに、です。製品の説明ができるスタッフがいる各社のブースは、それなりに賑わっていました。
もともと業者向けのイベントですが、以前は土曜日を一般向けの公開日にしていました。ここ数年は一般公開日を平日の金曜日に設定しており、それも来場者が少ない理由だと思います。というより、土曜日に開催しても一般の来場が期待できなくなってきたのでしょう。
オーガニック市場は伸びているとは言われますが、実感はわきません。市場そのものが新しく小さいため、1%が2%になっただけで”倍増”と言えてしまう、という数字のからくりもあります。
一般のスーパーに設けられたオーガニックコーナーも減少していますし、自然食品店も元気がない。一般のオーガニックに対する関心は、完全な収縮傾向にあるということの証明です。
これからまたしばらく、オーガニックは再び”わかる人”だけのものへ戻ってゆくでしょう。けれどこのブームで増えたオーガニック人口のうち、何割かはブームが去っても残ってくれます。その人たちと共にオーガニックは「深化」してゆくはずです。
そして次にブームが来るときは、より深みを増し、大きく進んだものになって現れることを願っています。
まず、活気がほとんど感じられないのがショックでした。開催スペースも以前の半分。目を引く出展もないし、来場者も少ない。コスメのコーナーだけは少し華やぎがありましたが、それも以前ほどではありません。コスメのテスティングコーナーは、明らかに失敗。ただ試供品とパンフレットを置いておくだけでは意味がありません。それも会場のいちばん隅っこに、です。製品の説明ができるスタッフがいる各社のブースは、それなりに賑わっていました。
もともと業者向けのイベントですが、以前は土曜日を一般向けの公開日にしていました。ここ数年は一般公開日を平日の金曜日に設定しており、それも来場者が少ない理由だと思います。というより、土曜日に開催しても一般の来場が期待できなくなってきたのでしょう。
オーガニック市場は伸びているとは言われますが、実感はわきません。市場そのものが新しく小さいため、1%が2%になっただけで”倍増”と言えてしまう、という数字のからくりもあります。
一般のスーパーに設けられたオーガニックコーナーも減少していますし、自然食品店も元気がない。一般のオーガニックに対する関心は、完全な収縮傾向にあるということの証明です。
これからまたしばらく、オーガニックは再び”わかる人”だけのものへ戻ってゆくでしょう。けれどこのブームで増えたオーガニック人口のうち、何割かはブームが去っても残ってくれます。その人たちと共にオーガニックは「深化」してゆくはずです。
そして次にブームが来るときは、より深みを増し、大きく進んだものになって現れることを願っています。