久しぶりに県センターから持ち帰った本の音訳を始めている。
作家と大学教授との対談。日本の国がアジア・太平洋戦争を
始めざるを得なかった理由、負け戦をなぜやめられなかった
のかという理由、それを膨大な資料を使いながら紐解いていく。
専門的すぎる本ではないけど、著者のふたりはものすごく細かい
ところを突っつき回しながら話を進めていくから、果てしなく
深い穴を掘っているような気分になる。
そして、さらに頭を抱えたのが、音訳には欠かせない固有名詞の
調査である。350人近い人物の正しい名前を一覧表にしなくては
ならなかった。
広辞苑とウィキペディアが大活躍してくれたとはいえ、やっぱり
大変な作業だった。図書館との打ち合わせを済ませ、ようやく
録音作業に入ります。