まあどうにかなるさ

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マーガリンはほんとうに体に悪いのか?

2015-02-22 00:08:48 | 食べ物

マーガリンは体に悪いのであまり食べない方がいいという話を聞く。 
僕は、朝食はパンである。毎日食パンではないが、食パンの時はバターではなくマーガリンを塗る。 
マーガリンはほんとうにそんなに体に悪いのだろうか? 
少し調べてみた。 

問題なのはマーガリンに含まれているトランス脂肪酸という成分。 
トランス脂肪酸を多く摂ると、悪玉コレステロールが増えて、善玉コレステロールが減ると報告されており、日常的に摂りすぎると心臓病のリスクが高まるため、2003年以降トランス脂肪酸を含む製品の使用を規制する国が増えている。 

トランス脂肪酸は天然の植物油にはほとんど含まれておらず、固体の油脂を生成する際に水素を付加する過程で発生するため、それを原料とするマーガリン、ファットスプレッド、ショートニングなどに多く含まれている。それらを材料に使ったパン、ケーキ、ドーナツなどの洋菓子、揚げ物などにもトランス脂肪酸が含まれていることになる。 
日本ではまだ規制されていないが、その理由はトランス脂肪酸には多くの種類があって、そのすべての合計量を測定するのは難しいためと、どの種類のトランス脂肪酸が有害であるのかがまだよくわかっていないためだとしている。 

WHOでは、トランス脂肪酸の摂取量を、総エネルギー摂取量の1%未満とするよう勧告をしている。日本人が一日に消費するエネルギーは平均で約1,900 キロカロリーなので、平均一人一日当たり約2グラム未満が目標量に相当する。 
山崎製パンの調査によると、日本人のトランス脂肪酸の一日の平均摂取量は0.7グラムである。

食品安全委員会が出している「食品に含まれるトランス脂肪酸評価書」によると、市販されているマーガリンに含まれるトランス脂肪酸は100グラムあたり平均5.5グラム。僕が使っている雪印ネオソフトの内容量は300グラム。一日の摂取量の目標値2グラムをマーガリンで取るにはマーガリン一箱のおよそ8分の1を一日で消費しなければ到達しない。ほぼ一週間で一人一箱を使えば、WHOの目標量を超えることになる。 

しかし、一週間で一箱を使い切るほど大量のマーガリンをパンにつける人は稀だと思う。 
もちろん、トランス脂肪酸は他の食品にも含まれているため注意は必要だが、少なくとも朝、パンに少しくらい塗る程度であればあまり問題になる量ではなさそうである



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