まあどうにかなるさ

日記やコラム、創作、写真などをほぼ週刊でアップしています。

いそしぎ

2016-03-26 22:13:53 | 映画

BSで放送されて録画してあった映画『いそしぎ』を観た。

主題曲が美しく、大好きな曲なのだが、映画を観るのはこれが初めてである。
1965年のアメリカ映画、当時夫婦だったエリザベス・テイラーとリチャード・バートンが共演。この二人は『クレオパトラ』でも共演している。
主題歌『シャドウ・オブ・スマイル』は第38回アカデミー賞の歌曲賞を受賞した。

画家でシングルマザーのローラ(エリザベス・テイラー)はカリフォルニアの海辺に立つ小さな家で9歳の息子と暮らしていた。息子を学校に行かせず、自らが教育していたが、裁判所の命令でミッションスクールの寮に入れられてしまう。
学校の校長であり牧師でもあるエドワードは新しい礼拝堂を建設するための寄付金集めに奔走していた。寄付は脱税の隠れ蓑だったが、それを黙認するどころか多額の寄付をしてくれた資産家の子供の成績に手心を加えるようなことをしていた。しかし、純粋で自由奔放なローラと出会うことにより変わっていく。
二人は惹かれあい、逢瀬を重ねていく。エドワードには妻子があり、許される恋ではない。
やがてエドワードは妻にローラのことを打ち明け、学校からも家庭からも去ることを決意する。そしてローラの元からも…

いそしぎというのは鳥の名前である。
ある日ローラが傷ついたいそしぎの小鳥を海岸で見つける。家で手当てをし、鳥籠に入れることなく部屋の中で自由にさせる。自由奔放な生き方をするローラの象徴のようである。
やがて小鳥はローラの元から飛び立っていく。

今観てもすばらしい映画である。
冒頭、美しいカリフォルニアの海岸を背景に主題曲が流れるシーンは心に残る。

 


地方都市と人口減少

2016-03-20 21:43:52 | 社会問題

2015年の国税調査によると、人口が増えている都道府県は東京都、千葉県、埼玉県、神奈川県、愛知県、福岡県、沖縄県の7つ。あとの都道府県は全て人口が減少している。
全国の人口減少も加速度を増してきている。
僕の活動範囲は主に埼玉県と東京都、住んでいるのは埼玉県所沢市で、勤めは東京都だ。
仕事も首都圏が多く、人口減少を実感としてあまり感じない。
新築のマンションはよく見るし、商業施設の新規オープンもある。
繁華街へ行けば、相変わらずの人混みである。行列ができている店も少なくない。
以前、用があって静岡県の清水まで行ったことがある。
平日の昼ごろ、駅前のアーケード街にはほとんど人通りもなく、昼飯に入った店内には客は僕一人だった。
夕方はもう少し人がいるのかもしれないが、あまりの人気の無さに驚いた。
地方都市の多くは人口減少と景気後退が深刻である。
先日、群馬県の太田市へ仕事で行って来た。
市のホームページによると人口は20万少し、人口もわずかであるが増えている。
何より富士重工業の企業城下町であり、同社の業績はすこぶるいい。
駅前は活気に満ちていると思いきや、平日の昼は歩いている人もほとんど見かけないくらい少ない。
駅の横に6階建ての立派な商業施設があるが、営業しているのはほぼ1階のフロアのみで2階へ行くエスカレーターは閉鎖されていた。客の姿もあまり見かけない。昼飯にとインド料理の店へ入ったが、他に客が一人いるだけだった。
駅前の一等地の商業施設がこの有り様なのだ。
最近の地方都市は概して駅前より車の往来の多い通り沿いの方が栄えている場合もあるが、駅前のあまりの寂れようには驚いた。
人口が増えていて、景気も悪くないはずの太田市の繁華街がなぜ寂れていくのだろう。
恐らく、高齢化と無関係ではないと思う。
15歳から60歳までの生産年齢人口は1997年からすでに減り始めている。
日本人の平均所得もずっと低迷したままである。
今はまだ賑やかな首都圏も、やがて清水や太田市のように寂しくなっていくのかもしれない。


便器のフタは閉める?閉めない?

2016-03-12 23:35:03 | 社会問題

どうでもいい話しだけど、あなたは洋式便器のフタを閉めますか?それとも閉めませんか?

ある調査によると、閉めると答えた人が62.1パーセント、閉めないと答えた人が37.9パーセント。これは22才から34才までの働く女性へのアンケート結果。概ね6対4の割合で閉める派が多い。
僕は閉めるのが当然と思っていたので、この結果にはちょっとビックリ。閉めない派が4割もいるのか!

閉めない派の意見として

・便器を手で触りたくない。

・中が綺麗なことを証明するため。中が綺麗かどうか、開けるまで分からないのはドキドキしてイヤだ。

などといった理由。なるほど。

これに対して閉める派の意見。

・湿気と臭い対策

・CO2対策

など…

ん?

なぜ便器のフタを閉めるのがCO2対策になるんだろう?

調べてみた。

理由は2つ

1つは蒸発によって減った水を浄水するために電気が使われるから。
もう1つはフタを開けておくと電気便座の放熱がすすみ、やはり余分な電気を食う。

百貨店の松屋によると便器のフタを閉めた場合、閉めなかった場合と比べてCO2の排出量を年間13キログラム減らせるそうである。
流石にCO2のことまでは考えなった。

以前、流す時にノロウイルスを巻き上げることがあるので、フタを閉めてから流した方がいいと聞いたことがある。

やはり閉めた方がいいと思うのだが…


プチ危機管理

2016-03-05 18:40:36 | 時事問題

もうすぐ震災から5年。

テレビでも震災後5年間の出来事を色々と取り上げている。まだまだ心の傷が癒えない被災者は多い。
早くその方々の心の傷が少しでも癒されることを心から願っています。

地震のあったあの日、僕自身も多少の影響は受けた。
電車が止まり、池袋から会社のある飯田橋まで1時間かけて歩いた。
翌週、電力不足の計画停電の影響で西武線が途中駅までの運行になり、練馬から所沢の自宅まで5時間以上かけて歩いて帰宅した。
その時、革靴で長時間歩いたので、まめがつぶれてしまい、痛い思いをした。

その後、会社のロッカーに履き古したスニーカーを1足入れている。長距離を歩くには履き古したスニーカーが一番だと思う。
営業なので、外出中に被災する可能性はあるけど、スニーカーを持ち歩く訳にもいかない。

震災以降、いくつかのプチ危機管理をしている。
カバンの中にはミニライトや小さなホイッスルを入れている。
震災前、トイレは目的地に着いてからゆっくり行ってたけど、震災以降は電車の中で地震がくることも考えられるので、なるべく先にすましておく。

これからもこんなことが役にたたないことを祈る。