まあどうにかなるさ

日記やコラム、創作、写真などをほぼ週刊でアップしています。

シチューの立ち位置

2013-02-23 00:13:21 | 食べ物

ラジオで、シチューが嫌いだというリスナーのメールが紹介されていた。
シチューの立ち位置が分からないという。
あれはごはんのおかずでしょうか、メインでしょうか?
パンをつけて食べるのでしょうか? つまり、ジャムの代わりでしょうか?
肉を炒め、野菜を煮込むなら、カレー粉を入れて、カレーでいいではないですか、と。
なるほどと思った。
学生時代、シチューをご飯の上にかけて食べる人がいた。
でも、僕にはできなかった。
我が家では、メインとしてシチューが食卓にのぼる。
シチューだけでは物足りないので、セットのおにぎりが定番である。シチューはおかずにはならないという扱いである。
実家では、シチューが食卓にのぼるときは、必ず、他のメニューがおかずとして出されていた。シチューは、いわば味噌汁の代わりという扱い。
外食をしたとき、ビーフシチューにはライスをセットで頼む。シチューに入っている牛肉は大概大きく、おかずとしての役割を十分に果たす。
我が家では、シチューといえば、クリームシチューがほとんど、肉料理としてのビーフシチューは滅多に出ることはない。だから、ご飯のおかずには、なかなかなりにくい。


おでんがご飯のおかずにはならないので、夕食に出されるのがいやだと言う人がいる。
おでんは酒の肴であると。
我が家でも、おでんのときは、おかずとしてではなく、シチューと同じようにメインとして出され、おにぎりが付くことが多い。
僕はおでんのときは、必ず酒がセットである。
しかし、シチューは酒の肴にはなり得ない。
確かに、立ち位置の難しいメニューではあると思う。
まあ、美味しいし、立ち位置などはどうでもいいかもしれないけど。


大学進学率

2013-02-16 17:52:53 | 社会問題

大学生の中退者が増えているという。
その数は年間6万人に登るそうである。大学、短大生の総数が300万人ほどなので、毎年およそ2パーセントの学生がキャンパスを去ることになる。
理由は様々だろうが、最も多いのが経済的理由だと言う。
現在、大学生の奨学金の受給者は半数を越える。
そして、地方から出てきて大学に通う学生への仕送りの平均額が7万円を切ったと新聞に出ていた。
7万ではとてもやっていけないだろうと思う。当然アルバイトをすることになる。
奨学金を受け、アルバイトをし、それでも通えなくなる学生が相次いでいることになる。
それに比べれば、僕が学生の頃は恵まれていたと思う。
当時の大学生の仕送りの平均額は8万円ほどだった。
今の学生は、たとえ卒業できても就職できるとは限らないのである。
一方でここ何年か、大学の数は増加してきた。
本来大学生にふさわしい学力がない学生が大学へ行く。
途中でつまらなくなり、やめていく学生も多いという。
大学が多いこと自体は悪いことではない。多様な選択肢が用意されていることは望ましいことである。
ただ、安易に大学へ行く学生が増えているという事が問題である。
昔は、大学へ行くには、それなりにみんな勉強していたと思う。勿論、今でも勉強しなければ入れない大学は多い。
大学の進学率は、僕が大学へ入学した80年代の初めは25パーセントほど、今は50パーセントを越えているという。
それでも先進国では低い値なのだそうだ。
周りが大学に行くので、親としても無理をして子供を大学に通わせる。
政府としては大学進学率を上げようとしているのかもしれないが、進学率を上げて、大学に生徒を送り込んでも、本人が急に優秀になるわけではない。
高卒でも優秀な人間はたくさんいる。
大学進学率を上げて、優秀な人間が量産できたと考えている人がいるとすれば、それはいかがかと思う。


カレーにいれるさつまいも

2013-02-11 14:25:43 | 食べ物

妻はカレーにじゃがいもの代わりにさつまいもを入れることがある。毎回ではないけど、かなりの頻度で。
正直、あまり美味しいとは思わない。
でも、妻は、辛いカレーの中の甘いさつまいもが絶妙だと言って実に旨そうに食べる。
それを見ると、美味しくないとは言えない。
カレーの時、さつまいもが入っていると、少しいやだなと思うけど、黙って食べていた。
まあ、いいか、息子も何も言わないところをみると気に入ってるのだと思うし。


先日、妻と息子の三人でカレーの話しになった。
息子「お母さん、カレーにさつまいも入れるよね、あれ、あまり美味しくない」
妻「え~ 美味しいじゃない! (僕を見て)ねえ!」
同意を求めてきた。
少し考える。
ここで、うんと答えると、引き続きさつまいもの入ったカレーが食卓にのぼるだろう。
でも、実はあまり美味しくないとはいいにくい。
「ねえ!」
再度、同意を求めてくる。
申し訳ないけど、やっぱりカレーにはじゃがいもが美味しい。
この一瞬の決断いかんで、その後のカレーライフを大きく左右する。
たとえ妻の機嫌を損ねても、快適なカレーライフを選び、旨いカレーを堪能するか、それとも、多少の味覚の好みには目をつむり、いつも食卓を用意してくれる妻の気持ちを優先させるべきか?
ここで「旨い」と答えると、やっぱりさつまいもはあまり美味しくないと言う機会は、二度とやってこないかもしれない。
食卓にカレーがのぼる度に、今日はじゃがいもでありますようにと祈ることを繰り返しながら残りの人生を過ごすことになるのだ。


「実はあまり好きじゃなかった」
言ってしまった!


「ふ~ん、そうだったんだ」
少しふくれた表情をしたけど、案外あっさり引き下がってくれた。
もっと早く言うべきだったのかもしれないけど、どうしても食べられないというレベルではない。
できれば、という欲目であり、こういう場合、伝えるべきかどうかは難しい。


食べ合わせ大全

2013-02-01 23:58:23 | 食べ物

今週発行の週間ポストに、奇跡の食べ合わせ大全という特集が掲載されていた。


まずは悪い食べ合わせ。


よく言われるうなぎと梅干しは、全く問題ない。
むしろ相性がよく、食べ過ぎの戒めとして言い伝えられたのではないだろうか。


●天ぷらとすいか
すいかの水分が胃酸を薄めるため、胃腸を壊す場合がある。
●なすの漬け物とざるそば
両方を冷たいまま食べると身体を冷すので、冷え性の人や胃腸が弱い人は避けるべき。
●大根とにんじん
生のにんじんに含まれるアスコルビナーゼという酵素は大根のビタミンCを酸化させてしまう。
●アルコールとからし
どちらも血行を促すので、じんましんやしっしんの出やすい人は避けた方がいい。
●さんまと漬け物
両者の成分が反応して、ニトロソアミンという発ガン性物質を生成する。
●紅茶とスライスレモン
当たり前のように紅茶に入れるけど、輸入レモンに使用される防カビ剤がカフェインと反応し、発ガン性物質を作るそうだ。
●ソーセージとたらこ
ソーセージに使用される着色料がたらこや明太子の成分と反応し、発ガン性物質を生成させる。
●ハムとジャム
こちらも添加物が原因で、食べ合わせると発ガン性物質を発生させるリスクがある。
●トマトとキュウリ
キュウリに含まれるアスコルビナーゼがトマトのビタミンCを破壊してしまう。
●しらすと大根
しらすに含まれる必須アミノ酸リジンの吸収を大根が持つ抗体が阻害してしまう。
●ひじきと牡蠣
牡蠣に多く含まれる亜鉛の吸収をひじきが妨げてしまう。
●うなぎと桃
桃に含まれる有機酸がうなぎの脂肪の吸収を妨げるため、消化不良になる。うなぎのデザートに桃はNG。
●枝豆とチーズ
チーズなどの乳製品に含まれるカルシウムの吸収を枝豆の成分が阻害してしまう。
●かりんとうとお茶
甘いかりんとうに渋茶はとっても合うけど、かりんとうなどの黒糖に含まれる鉄分は、お茶の渋味成分タンニンと一緒に摂取すると吸収が妨げられる。
●かぼちゃとみかん
この両方を組み合わせると、カロテンの過剰摂取になり、腎臓を痛めることも。
●わかめとねぎ
味噌汁の具としては一般的だが、ねぎのリンはカルシウムの吸収を阻害する。
●イクラと赤貝
赤貝に含まれる酵素が、イクラのビタミンB1を破壊してしまう。


次はプラス効果が期待できる食べ合わせ。


●梅干しと山芋
ストレスなどですぐ下痢になる人は殺菌力や解毒力が強く、腸内環境を改善する梅干しと消化酵素が豊富な山芋の組み合わせが効果を発揮する。
●ひじきと黒ごま
ひじきは髪に大切なヨウ素やクロム、カルシウムが豊富で黒ごまはビタミンEやB群が頭皮を健康にし、枝毛や抜け毛を予防してくれる。
●切り干し大根と赤ビーマン
粘膜を強くするカロテンが豊富な赤ビーマンとストレスを和らげるカルシウムに富む切り干し大根を食べ合わせると口内炎の予防につながる。
●うずらの卵とカリフラワー
うずらの卵に含まれるビタミンB群が血行をよくし、疲労物質の代謝を高め、カリフラワーの豊富なビタミンCやパントテン酸が筋肉の硬直を防いでくれるため、肩こり解消になる。


これ以外にも、身体にいい組み合わせを症状別にまとめてみた。


●薄毛予防  まぐろと貝割れ大根
●骨粗しょう症予防  たたみいわしと昆布
●精力アップ  たらことにんじん
●糖尿病予防  あじと酢
●肩こり予防  たこと玉ねぎ
●痔の予防  長ねぎと牡蠣