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まあどうにかなるさ

日記やコラム、創作、写真などをほぼ週刊でアップしています。

スズメバチ

2014-07-05 22:45:02 | 社会問題

  

スズメバチに注意という張り紙などを時々見かける。

調べてみると、所沢では私有地にスズメバチの巣がある場合、駆除はその土地の所有者が行い、費用も所有者負担だということになっている。

業者の紹介はしてくれるそうであるが。

スズメバチの対応は自治体によって違うようだ。自治体によっては公費で駆除するところもあり、反対に業者の紹介すらしないところもある。

例え私有地に巣がある場合でも、その横にある道路を通る人に危険が及ぶこともあり、公的に何もしないというのはいかがなものかと思う。

スズメバチはとても危険な昆虫である。

下手に自分で駆除しようとすれば攻撃され、命を落とす可能性もある。

業者に頼む場合は数万円の費用がかかる。

浜松にある実家の軒下にスズメバチの巣が出来たことがあった。

当時、浜松では費用の一部を市が負担してくれたそうだが、今ではその補助はなくなっている。

行政は市民の安全を守ることも仕事のはずである。スズメバチの巣の駆除を土地の所有者に対応を任せていれば、駆除費用が高額なのを理由に放置される可能性もあり、市民に被害が及ぶ可能性もある。

公費で駆除を行う自治体もあるので、所沢市をはじめ、土地の所有者に駆除を任せている自治体は公費による駆除を考えてもいいのではないだろうか。


保護帽

2014-06-08 17:22:08 | 社会問題

義兄が住む高崎の知的障害者施設の寮の保護者懇談会へ行って来た。

20ほどの寮がある国立の施設で、一つの寮には20人ほどが入居し、10人ほどの職員が働いている。

寮では高齢化が進み、義兄は50を超えているが寮では最年少である。

この1年の間に2人の寮者がお亡くなりになっていた。

高齢化が進むにつれ施設内での安全も課題である。

その一つが転倒

健常者に比べ運動能力が低下している寮者も多い。

寮の職員は、転倒防止のために保護帽を用意し、必要に応じて装着する。

保護者懇談会で、この問題が取り上げられていた。

義兄が入居する寮でも何人かがこの保護帽を装着している。

ところが、この保護帽は拘束に当たる場合があると言う。

自分で取り外しができる場合は拘束に当たらないが、自分で取り外しが出来ない場合は拘束に該当し、保護者の同意書が必要だと言う。

義兄にはまだ必要としないが、いつ必要になるかわからない。

緊急避難的に装着する場合はともかく、毎日のように装着する場合は人権問題になるそうである。

同じ理由で車いすの安全ベルトも自身で取り外しができない場合は拘束に当たり、保護者の同意書が必要だと言う。

安全のために装着しているのだから構わないと思うのだが、職員はこんな細かいことにまで気を配らないといけないのだなと思う。

人権も大切だが、命はもっと大切なはずである。

細かい手続き論にこだわる必要はないと思うが、職員としてはその手続きを無視するわけにはいかない。

大切なのは保護者と職員の信頼関係である。

 

 


商品を元の位置に戻さない客

2013-07-07 00:15:14 | 社会問題
先日、妻とショッピングセンターに買い物に行ったとき、DIYの売り場の棚にサラダが置いてあった。
DIY売り場からお惣菜売り場まではかなり遠い。
買った後にやっぱり要らないと思い、戻すのは遠いので近くの棚に返したものだと思われる。
それを見て、そのままにするのはなんとなく嫌だった。
でも、ナマモノだし、長時間放置されていたものなら、お惣菜売り場に戻すのもどうかと思う。
仕方がないので、店員を見つけ、事情を話して返却した。
スーパーで、本来の売場に戻されてない商品をたまに見かける。
放置してあっても問題のないものは見ても放っておくが、ナマモノなどは何となく放っておくのは気がひける。
以前、レジの横にあるガムなどの駄菓子が置いてある棚に、生肉が置かれてあったのを目撃した。
返却したあとに再びレジに並ぶのが面倒になった客がそんなところに置いたのだと思うが、その生肉は、もう、売り物にならない可能性もある。
他の客が、レジに声をかけてくれていたが、どれくらい放置されていたのだろう。
スーパーの便利さは、買う側がルールを守ることによって成り立っている部分が大きい。
元の場所に戻す。
大した手間ではないと思うのだが。


日本の半導体産業が衰退した訳

2013-05-25 15:54:48 | 社会問題

先日、NHKスペシャル『メイドインジャパン逆襲のシナリオ』で日本の半導体産業が衰退した理由を解説していた。
80年代、日本の半導体は世界を席巻していた。
だが、その後米国や韓国に逆転を許してしまう。
理由はいくつかあるだろうが、番組ではその大きな理由の一つが日米構造協議にあるとしている。
冷戦が終結し、米国のソ連への姿勢に変化が見られたことも大きいが、当時の米国の貿易赤字の4割を日本が占めていた。危機感を募らせた米国は、日本の対米輸出を減らす様々な難題を日本に求めてくる。
やり玉に上がったのが車と半導体。
それまで、日本では半導体は産業のコメと言われ、政府による手厚いバックアップ体制があった。
政府はこれを改め、内需拡大へと舵を切る。
日本の半導体業界の成長はストップし、その間隙をぬって韓国、台湾が台頭する。
やがて米国の半導体産業も競争力を取り戻し、現在に至る。
日本の半導体産業は韓国や台湾に負けたのではなく、米国政府に敗れたのである。
前に、東芝の社長が雑誌のインタビューで、半導体の投資に銀行が金を貸してくれなくなったと当時のことを振り返っていた。装置産業である半導体産業で、銀行の投資が受けられなければ、かなり厳しい状況であったことは容易に想像がつく。
輸出を減らすために、米国での生産に踏み切った自動車業界とは明暗を分ける結果となったのである。


番組では、メイドインジャパンの復活には政府の協力が不可欠だとしている。
大切なのはターゲットと環境整備。3Dプリンターや介護ロボットなど、新たな成長分野に集中投資するべきであると。

例えそれらがうまくいったとして、日本は半導体産業の二の舞を防げるのだろうか?
日米構造協議で、日本が米国の要求を受け入れた背景には、日本製品の主な売り先が米国であるという弱みがあった。
スーパー301条に代表される極端な保護主義政策をとられると、日本経済は成り立たない。

では、どうすればいいのか?
中国をうまく利用すべきである。
米国と対立したときは中国と接近するように見せかけ、中国と対立したときは米国とタッグを組む。そんな、高度な外交を含む舵取りが要求されるのではないだろうか?


カフェで何も注文しない客

2013-05-12 18:09:36 | 社会問題
学生時代、大きな喫茶店でウェイターのバイトをしたことがある。
その時、先輩ウェイターに言われたこと。
何も注文しない客には、場所代だからと言って、何か注文をもらうようにと。
その時は、喫茶店に入って何も注文しない客がいるのだろうかと思った。
だが、実際に仕事をしてみると、複数人で来店する客の中の一人に「私は何もいらない」と平然と言う客が意外に多いことに驚いた。
大概は中年女性のグループの中の一人。
とても僕には言えない。
社会人になって、仕事でカフェを使うことは多い。
後輩の新人社員の女性とセルフサービスのカフェを利用したことがある。
先に座席を確保して、彼女に何を飲むかと尋ねた。
「何もいらない」
彼女はそう答える。
セルフの店では、何も頼まないで座席に座っていることは可能だと思う。
でも、それはどうなんだろう…
おごりだからと言って、二人分をカウンターで注文して座席まで持って行ったけれど、案外セルフの店で何もたのまない客は多いのかもしれない。
先日、カフェで休憩していると、二人組の中年男性が僕の隣の席を確保していた。
一人が、注文をするために、もう一人に、何を頼むかを訊いていた。
一人は、「俺は何も要らない」と答えていた。
何も頼まない男性客は初めて見た。
最近、セルフのカフェでも、先に座席を取ることを客にさせない店が増えている。
もしかしたら、何も注文しない客の対策なのかもしれない。