3、4ヶ月ほど前から習っているフランス語に加え、実は1ヶ月ほど前からひょっとしたきっかけで、アラビア語を習い始めた私。
最初は全然分からないフランス語と平行で始めてしまったらこんがらがるのでは?なんて思って今まで遠慮していたのですけれど、いざ始めてみるとこれが結構いける。
アラビア語は28文字のアルファベットがあるだけなので簡単だよ、なんて誰か言ってたなぁと思い出す。確かにアルファベットを覚えてしまえば意味は分からなくても新聞だって読めてしまう(もちろん時間かかるけど)。
2つの言語を一緒に習得しようとすると頭がこんがらがる、という考えの他にあったためらいは、アラビア語を公用語とするアラブ諸国、エジプト、レバノン、シリア、ヨルダン、イラク、クウェート、オマーン、イェメン、サウジアラビア、バーレーン、アラブ首長国連邦、チュニジア、アルジェリア、モロッコ・・・とリストは続くのだけれど、実は口語(アンミーヤ)に関して言えば、それぞれの国で全く異なった方言だったりするため、同じアラビア語でも全然通じなかったりするのです・・・。
そんな中、アルジェリアのアラビア語を習ったって意味ないでしょ、と思っていたのだけれど、それは見当違い。だって新聞やニュースなどで使われる、いわばフスハーという、学校で習得する、アラブ各国共通のアラビア言語があるのだから。
ちなみに、アラビックポップスを含めるアラブ音楽の流行最先端の発信地はやっぱりエジプト、カイロだそうで、次がレバノン、ベイルート(この辺り、レバノンが2番手に来るのは過去の内戦も関係してきているのは事実)。有名な歌手やセレブにはレバノン人が多いけれど、実は彼らもエジプシャン・アラビア語を勉強してエジプト方言で歌を歌う。そしてそれらは例外がないくらい全部メランコリーで思慕なラブソング。ロマンチックな演出ばかりだと必然的に歌にはHabibi(マイ・ラブ)とかQalbi(ハート)いう言葉がよく使われる。少なくともHabibiとQalbiだけはアラブ万国共通のよう。
そんなエジプトはカイロ、異文化を体験するためにやってきた修学旅行生が犠牲になってしまった、22日に観光客で賑うハンハリーリ市場で起きた爆破事件を思うと残念で仕方がない。何故、人を傷つけるのだろうか。
上、参考までに、アラビア語の子供向け・・・いや、私向け本。
ちなみに、ちょっとだけアルジェリアンアラビックのおすそ分け。
ウシャラク(男)/ウシャラーキ(女) = 元気?
レベス = 元気だよ
シュクン = 誰?
ウシノー = 何
サッハ = ありがとう
シューフィー = 見て
シャッバ = きれい/可愛い
これだけ分かってれば3ヶ月は確実。それでいいのかアルジェリア。