イノセント・ラブ 音楽：菅野祐悟／MAYUKO

　月9でやっていた『イノセント・ラブ』見てました。堀北真希、北川悠仁（ゆず）主演のドラマで、いってみればピュアな愛を描いた物語。幼い頃に両親を殺害され、兄がその両親殺害の容疑で逮捕されてしまう主人公・秋山佳音（堀北真希）が、過去に自分にふりかかった闇に苦悩しながら、1人の男性への無償の愛を貫く。本当に好きな人なら、その人が幸せになるなら他の人と結ばれようと、その人の幸せを祈る。
　ゆずの北川悠仁、このドラマで初めておさえました。ゆずは知ってましたが、彼の顔とか知りませんでした。だから音楽番組でゆずを見たとき、ドラマの彼演じる殉也がいるって感じでした。彼の起用は冒険だったそうですが、そのピュアさとあの笑顔は役柄にすごくあってると思いました。
　そしてこの物語を彩る音楽です。賛美歌の「いつくしみ深き」もドラマに深みを与えますが、殉也はピアノが弾けて、物語の中でも演奏しますが、佳音にささげた曲がすごい気に入りました。久々に弾いてみたいと思った曲です。とてつもなく優しいメロディー。
　曲は菅野祐悟氏が担当で、これまでの数々のドラマや映画を手がけている方ですが、今回初めてこのドラマの音楽でひっかかりました。プロフ見てみましたが、影響を受けたのが、ラヴェルやフォーレなどのフランス印象派といわれるもの。実は、私も、ラヴェル（特に「亡き王女のためのパヴァーヌ」がめちゃ好き）やサティが好きなので（ショパンとかより）この辺の感覚がこの人から感じられるのかもしれません。
　さっそく『イノセント・ラヴ』のサントラ購入しました。ちょっと残念だったのがこのメインテーマのピアノソロを期待していたのに、収録されていなかったこと。宇多田のテーマ曲は（今回は）それほど好きではないです。でネットで見たら菅野氏のベスト・セレクションがこの曲の楽譜付きで販売されていたので購入しました。きたら久々に練習したいと思います。（譜面にだれかにドレミをつけてもらって）こんな素適な優しいメロディーに出会えたのは久々です。
　この前にテレビドラマで惹かれたピアノの曲は、だいぶさかのぼって竹之内豊と田中美里のドラマ『With Love』での「once in a blue moon」という岩代太郎作曲の美しくRomanticな曲です。これもめちゃ弾きたいなと思いつつ、さらに当時弾いてた人が身近にいたのですが、マスターできずに今にいたります。
　ただ今回の「イノセント・ラヴ」はまだ弾けそうなレベルだと思うのですが。頑張りたいと思います。「いつくしみ深き」はめちゃやさしいメロディーとコードなのでこれは楽譜なしで弾けます。