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BLACK summers’ night / MAXWELL グラミー6部門ノミネート

2010年01月29日 | SADE/MAXWELL
  第52回グラミー賞近づいてきました。(2月1日WOWOW放送)R&B系でいえばビヨンセの10部門ノミネート、マイケル・ジャクソンの追悼(3D映像もあるみたい)も話題になってて楽しみですが、MAXWELLが6部門ノミネートとは驚いた。
 マックスウェルに関しては、新作発売が近づいているSADEとともにカテゴリーを作っているのからもわかるようにかなりのMy Favアーティストです。(興味ある方はSADE/MAXWELLカテを参照下さい)この2組をくくっているのはSADEのサウンドの要、スチュアート・マシューマンがマックスウェルのProduceもしているからです。(今はちょっと過去形ですが)彼はすごくセクシーなアーティストだと思います。彼の作り出す官能的なR&Bのグルーブとメロウさ、そしてそのボーカルパフォーマンスに魅了されます。
 昨年発表された彼の8年ぶりの新作もどれほど待ち望んでいたか。一部では、マックスウェルは精神的な不調でシーンから離れているというネタも見たし、雑誌でもまったくとりあげられないので、正直ほんとに引退したかと思い、もう新作は聞けないかと思っていました。そんな中、1stシングルにもなった「Pretty Wings」がネット上で先行発表され、その魅力的な楽曲にマックスウェル健在と感じました。そして新作への期待も募る一方でした。
 とにかく彼はシーンにもどってきました。1stシングルの「Pretty Wings」。見事にR&Bで1位になります。アルバム『BLACK』も前作に続き1位を獲得。おれだけでなくシーンも彼の帰還をまっていたのがよくわかります。そして、グラミーで6部門のノミネートという事で玄人からの評価も高い。彼は、過去にR.ケリーからの提供曲「Fortunate」でR&Bボーカルパフォーマンスでノミネートされています。とりあえず今回の6部門を紹介。

・ 最優秀楽曲賞:Pretty Wings
・ 最優秀R&B男性ボーカル:マックスウェル「Pretty Wings」
・ 最優秀R&B楽曲:Pretty Wings
・ 最優秀R&Bアルバム『BLACK summers’ night』
・ 最優秀ポップ男性ボーカル:Love You
・ 最優秀ポップ・インストゥルメンタル:Phoenix Rise

 まず先行シングルで見事R&B1位を獲得した「Pretty Wings」が最優秀楽曲賞という主要部門でノミネート。この曲のガムランっぽい出だしから始まるイントロからほれこんだけど、ここでノミネートされるとは驚いた。これまでおれが持ってるマックスウェルの世界観が引き継がれている。 マックスウェルの地声のボーカルも新鮮、後半のシャウトもいい。獲得したらすごい。マックスウェルも歴史に名を刻む事になる。ただ受賞は厳しい気が。R&B楽曲とR&Bボーカルの2部門ではとれそうな気がするのですが。アルバム受賞も難しいのでは。
  さらにノミネート発表の際のパフォーマンスで、なんとマイケル・ジャクソンの「Lady In My Life」(『スリラー』収録)をマックスウェルがパフォーマンス。
 
 Maxwell - The Lady In My Life


 彼の官能的なファルセットと、シャウトボーカルを織り交ぜマックスウェルの世界観でマイケルのこの名バラードを表現します。この曲は、マイケルのボーカルパフォーマンスの中でも特筆すべき曲だと思います。マックスウェルがこの曲の世界観に惚れ込むのは納得です。
 
 以前はこんなワイルドな肉食系?だった彼ですが、トレードマークのアフロもばっさり切って、別人のようなルックスになっています。
 この8年間、やはり彼は愛する音楽から離れていたわけはなかったみたいで、自分のために創作活動を続けていたそうです。レコード会社の指示でアルバム制作をするわけでもなく、シーンに気に入られるか気にしながらでなく、ただ自分の信念のためだけに音楽活動をしていたそうです。リーマンのおれとしては、束縛もなく自由に好きなものに打ち込め8年間過ごせたっていうのはうらやましいわ。 
 でアルバム全体の感想です。いろいろな音楽雑誌でも評価が高い。ただ正直なとこ、何回も聞きましたが今までで一番入りにくいアルバム。2nd『EMBRAYA』も、とても内省的で最初入りにくさはあったのですが、聞ききこんでいくと、水中を浮遊するような官能的なマックスウェルワールドにはまっていきました。3rd『NOW』は、これまであったトータル感はなく、彼の今の感覚を無造作につめこんだ感じももったアルバムでした。でもキャッチャーな曲もあり、これまでの世界観も随所に感じた。
 しかし『BLACK』はいまだにしっくりきません。タイトルどおり、ファンキーなアルバムだと思います。「Pretty Wings」は最高だけど。結局、おれ的にはこの曲をこえる楽曲がアルバムにはなかった。今作は、ほぼ生楽器を使っているのも大きな特徴。この時代にこのようなアルバムは新鮮。レトロ感がある意味新しい。ボーカルスタイルがこれまでとかなり違うのも特徴。ファルセットを多用していたこれまでと違い、かなり地声が中心。ボーカルはすごくいい。サウンドがいまいちなじめない。
 MUZEと名乗り、彼は素晴らしいライターでもありますが、今作は「pretty wings」以外にはまった曲がないんです。曲的には、他にも魅力的な楽曲はあるのですが、今回、統一感もねらったのか、アルバムとしての一体感はありますが、言い方を代えるとカラフルさには欠ける。個人的には曲のよさが消されているアレンジも感じるのです。おれにはとっつきにくいアルバムです。ただマックスウェルがあえてねらった手法だし、世間の評価も高い。今回の一般的な評価とおれの感じ方にはズレがあるという事だと思います。
 今年「SUMMERS’」来年「NIGHT」が出るわけなんですね。もうアルバムの曲は出来上がってるみたいで、実際の発売前にちょっと手直しする程度だそうです。「NIGHT」がファルセット多様の1stに近い雰囲気だそう。どちらにしろ楽しみです。
 NEWシングル「Help Somebody」ではNASのラッピンをフューチャーし、リリース。今後も驚きのコラボがあると彼も述べています。まさかアデューとのデュオが実現するのかぁ。

“ブラック”サマーズナイト

SMJ

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