以前、yumemiruさんの所で映画『あなたへ』を観てきた感想がブログにアップされていて
たまたま そばにいた夫に
「『あなたへ』という映画を知ってる?」と聞いたら
すごく困った顔をして「うん・・・」と。
じっと次の言葉を待っていたら、「観て来たんだよ」と。
「なんでひとりで行くのよ。私も行きたかったのに」とちょっと意地悪を。
「奥さんが病気で亡くなるんだよ。」となんとも情けない顔をしている夫です。
「だからって私には関係ないでしょう。私は死なないんだから」
時々いじめます。
「もう一度行っても良いよ」というので近いうちにと約束をしていたのですが
それからぎっくり腰をやったり風邪をひいたりと予定は未定で
行かずに終わってしまいました。
そうしたら夫が風邪で寝込んでる時
買ってきてくれました。
映画は観てはいませんが、本の方は、じっくり読みました。
日本人には珍しい文体で物語は始まります。
なるほどね~。奥さん癌で死んじゃうんだ。
きっと夫は自分とダブらせたのでしょうか・・・・・・。
でもこうなったら私は絶対死なない。
間もなく
11月6日がきます。
その日が来たら私は5年生存率をクリアできるのです。
長かったようで短かった5年だったような気が、今、しています。
本の中に出てくる 『 星めぐりの歌 』 どんな歌なのでしょうね?
星めぐりの歌 宮澤賢治作
あかいめだまの さそり
ひろげた鷲の つばさ
あをいめだまの 小いぬ、
ひかりのへびの とぐろ。
オリオンは高く うたひ
つゆとしもとを おとす、
アンドロメダの くもは
さかなのくちの かたち。
大ぐまのあしを きたに
五つのばした ところ。
小熊のひたいの うへは
そらのめぐりの めあて。
(yumemiruさんの所からお借りしてきました)
映画では歌声が聴けたのでしょうか?
勿忘草さんが見つけてきてくれました。
http://www.youtube.com/watch?v=HHNEhT2Ckck
とても美しい透き通る歌声です。
それに移り行く夜空がとても幻想的で素敵なのでそのままアップさせていただきました。