この写真たち、義妹(弟のお嫁さん)が亡くなる前の日に
娘と豊平峡ダムの紅葉を見に行こうと出掛けたのです。
その時写してきました。
ボツにしようかなとも思ったのです。
もう日にちはずいぶん経過してますし、モミジはもうとっくに終わってましたしね。
でも、あの時の色んな思いや感じた事、自分の為に残しておこうと思って。
ダムへの道は紅葉が終わったと同時にもう閉門してしまうそうです。
そんな事も知らずに出かけて行って、駐車場までは車が入れるのですが、
その先、約4キロの道のりは徒歩で行かなくてはなりませんでした。
通常は電気バスが運行されているのですが、もう営業は終了していていたのです。
しかも管理人の人に「昨日で終了しました」と言われて
「たいしたことない…。」と思って散歩がてら 頑張って歩いてみました。
所が、
100メートルも行った所からいきなりトンネルです。
全長3218メートル。
トンネルって怖いですね。
初めて長いトンネルを歩いてみて、娘がいて良かったって思いました。(~_~;)
入った瞬間 後悔したのです。 心細くて。
後ろから誰か来るようで何回も振り返ります。
でも引き戻せない気持の時ってありますよね。
どんどん後悔しながら歩きに歩いて…。
ようやくトンネルを抜けました。 こわかった~。
空が青くて、なんか生き返った気がします。
何故ボツにしなかったかと言うと、
紅葉は見れなかったのですが
ダムの向こう岸にそびえる山が、まるで人を寄せ付けないような
断崖絶壁が有って
ひょっとしたら、仙人とはこんなところに住んでいるのではって
しばらくダムを忘れて見入ってしまいました。(~_~;)
まるで仙人様が住んでいそうな断崖絶壁…。
ホラ じ~と下界を見降ろしてる姿がみえませんか?
でもダムの水面は
どこまでもキラキラ輝いていて、美しく
静かなさざ波が 晩秋の気配でした。
ダムの上を歩いてみました。
この時はしばらく雨が降っていませんでしたので、放水も一か所からだけでした。
真上から
帰りはまたこのトンネルを通らなくては帰れないのですよね~~。
なんかゾクッとします。
でも
ふと見た 道路わきに滝が有って、マイナスイオンを浴びて
さ~、頑張って帰ろうねって帰って来たのです。