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坂野嘉彦 只今仕事中!

Banno Yoshihiko , Work in progress!

吉田剛士のメロディ

2010年04月22日 | 作曲
先日、マンドリニストの吉田剛士さんが主催するマリオネットマンドリンオーケストラのリハに立ち合わせて頂く機会がありました。
後ろのほうでこっそり聴かせてもらうつもりでしたが、吉田さんは「指揮者の横でどうぞ。音も一番いいですよ」と、特等席を作ってくれました。午後一番の合奏で、おまけに外はぽかぽか陽気。こりゃ、眠たくなったらまずいな、と一瞬頭をよぎりましたが、実際演奏が始まると、そんな心配は杞憂に過ぎない事がわかりました。面白いのです。
吉田さんがオーケストラに向かい「例えばこう演奏したら」と絶妙のリズムでメロディを弾きます。するとそれを聴いたパートはその絶妙リズムを真似て弾きかえします。微妙なアクセントやアーティキュレーションなど、口頭で説明する
と物凄く大変な内容を、サラッと聴かせるわけです。おそらく日本一、いや、多分、世界でも屈指のリズム感を持つマンドリン奏者が演奏するメロディは何物にもかえがたい味わいがあります。マンドリン演奏における演奏(表現、音色等)という物の認識を新たにする体験でした。

ねむの木村へ

2010年04月22日 | 作曲
奥さんが自分自身の仕事を確認するためにも一度行っておきたいとの事で、二人して掛川のねむのき村へ行き美術館や文学館を見る。まるで映画のロケ地のようだった。あの世のような、浮遊感。夢ごこち。残念ながら宮城まりこさんにはお会いできませんでしたが学園の方にも良くしていただきました。

照明の音楽II はじまりました

2010年04月17日 | 作曲
徳島にて野村幸弘演出、構成による「照明の音楽II」が4月17日におこなわれました。総勢500名近い人が参加する、過去最大の幻聴音楽会です。坂野は音楽監督という立場で作曲をいくつかおこないました。僕が現場のポンプ場の音をベースに作曲した「ポンプ場の音楽」からはじまり、片岡祐介さんらによる打楽器即興、岡野勇人さんによるシンセ、テノリオン即興、吹奏楽団の演奏、そして最後に合唱、ハンドベル、吹奏楽、ノイズ等による坂野作曲の「照明の音楽II」が演奏されました。僕はキュー出し(いわゆる出だしの合図)のため殆ど本番を見ることが出来ませんでしたが、新聞等の記事、また翌日おこなわれたフォーラム等での評判を聞くと、かなりいい感じだったようです。

引き続き24日にもう一度おこなわれます。内容も微妙に変化する予定です。
これだけ大規模なものはそうそうおこなわれません。皆様、ぜひご来場くださいませ。

詳細はLEDアートフェスティバルのHPより
http://www.city.tokushima.tokushima.jp/led_artfestival/


妹は自由奔放で

2010年02月15日 | 作曲
カフェパルルの壁に書いてあったことば。以前「思い出の品」を展示するというイベントが開催され、この言葉はその名残らしい。作者は誰なのか今となっては調べる術はないのだが、この言葉からいくつもの作品を作らせていただきました。今更ですがお礼申し上げます。

初恋と響円

2010年02月12日 | 作曲
ガロンコーヒーにて榊原さんと落ち合う。福井で預かった荷物を渡しつつ、福井における来年の作品について少し話す。また今年の6月、7月に彼と二本作品を作る予定なので、それについても打ち合わせ。6月の作品は「初恋」。これは水城雄さんによる原作の作品。そして7月がボルヘスの「円盤」を原作に作る「響円」(駄洒落じゃないよ)。これはSTEPSが制作を担当する。不可知な物への憧憬を、音と言葉(これも、ある意味音だ)で迫ってみるつもり。

夢見る工場地帯

2010年02月10日 | 作曲
Youtubeでふらふらしていたらこんな動画を見つけました。どってん博物館による「夢見る工場地帯」です。時折窓の外に見える車のヘッドライトが美しい。場所は東京、門仲天井ホール。2009年の3月なのでもう一年程前のですが、いい演奏です。ヴィブラフォン渡邉達弘さん、マリンバ高橋若菜さん。そして鍵盤ハーモニカ正木恵子さんです。


夢見る工場地帯/どってん博物館



明日、福井市美術館です

2010年02月04日 | 作曲
以前にもお知らせしましが、明日、「返されなかった一日」が上演されます。
主催はブランノワール2010
いったいどのような作品になるのか、坂野さえわかりません。というのもクセックの榊原さんに「バンちゃん、装置とか美術知りたい?知りたくないよね。最初の印象の中でやりたいよね。よし、教えない」といわれました。よし、望むところだっ。初めて世界を見る赤ん坊の気持ちで音楽するぜ。
写真は昨年の公演から。撮影はブランノワールさんです。

原作 ジョヴァンニ・パビーニ 「返されなかった一日」

●福井会場「福井市美術館」アートラボふくい・企画展示室
  〒918-8112 福井県福井市下馬三丁目1111 TEL0776-33-2990
 ・2010年2月5日(金)19:00開演
 ・2010年2月6日(土)14:00開演

前売り1500円(当日1800円)

前売り/予約/お問い合わせは 榊原090-4119-2215 ticket@blanc-noir.net

出演 榊原忠美 飴田彩子
音楽 坂野嘉彦
美術 松本三重子
装置 山田健太郎
照明 杪谷直仁
音楽 瀬川あづさ
制作 久保光子

紙屋さんで負けた

2010年02月03日 | 作曲
楽譜のプリントアウトに使っている紙が切れてしまったので、寒い中自転車に乗って買いにいって驚いた。今まで一枚30円だった紙が47円になっているじゃあーりませんか!チャーリー浜でなくとも驚くよ。最初は本当に値段をつけ間違えていると思ったのだが、念のため他の紙を見てみると、驚くなかれほぼ全ての物がドーンと値上がりしている。仕事柄紙は良く使うほうなので、わりと価格変動には敏感だ。自分の感覚では、昨年末から若干値下がり傾向だったのだ。デフレ、デフレと騒いでる状況で何で値上げなんだよ、便乗したのか、便乗って何に便乗なのよっ、と、若干オネエっぽくレジに乗り込んだのだが、「あ、すみませんねー。原紙自体が値上がりしてますんで、すみませんねー」と、されにオネエっぽく返されてしまった。もうどーなっておるのだよ。

返されなかった一日 公演案内

2010年01月28日 | 作曲
「返されなかった一日」

公演のご案内です。主催はブランノワール2010
劇団クセックの看板俳優、榊原忠美、FM福井でおなじみの飴田彩子と異形の作曲家、坂野嘉彦による「返されなかった一日」です。
謡のように語り、叫ぶバラさんとアメちゃんに対峙するように、踊りまくるバンちゃん。ご期待ください!ただし、坂野は福井公演のみの出演です。

原作 ジョヴァンニ・パビーニ 「返されなかった一日」

●金津会場「金津創作の森」アートコア・ミュージアム2
  〒919-0806 福井県あわら市宮谷57-2-19 TEL0776-73-7800
 ・2010年1月29日(金)19:30開演
 ・2010年1月30日(土)17:30開演

●福井会場「福井市美術館」アートラボふくい・企画展示室
  〒918-8112 福井県福井市下馬三丁目1111 TEL0776-33-2990
 ・2010年2月5日(金)19:00開演
 ・2010年2月6日(土)14:00開演

前売り1500円(当日1800円)/(2会場ご覧いただける方は通し券として2500円)

前売り/予約/お問い合わせは 榊原090-4119-2215 ticket@blanc-noir.net

昨年同様、二会場にて公演を行います。それぞれの会場の特性を考慮して、より空間との共存が活かせる方法を模索した結果「金津創作の森」では、朗読を中心に照明・オブジェが対峙した形を取り、福井市美術館ではさらに音楽の演奏を加えることによって生じる即興性を皆さんにごらんいただこうということになりました。二つの会場で繰り広げる、似て非なるコラボレーションをお楽しみいただけたらと思います。1+1=醍醐味二倍、エネルギーは四倍です。


出演 榊原忠美 飴田彩子
音楽 坂野嘉彦(福井会場のみ)
美術 松本三重子
装置 山田健太郎
照明 杪谷直仁
音楽 瀬川あづさ
制作 久保光子