私が「うちの娘たちをここに通わせてあげたかった」と心底悔やんでいる(笑)幼稚園が岡崎市にあります。
「あさひこ幼稚園」
http://asahiko.kids-site.net/okazaki/
何もかもが最高です!
園長先生も、副園長も、覚悟を決めた人。
「子ども」を最優先に考えるから、誰かに何か言われるかも?とか、バッシングを受けるかも?と恐れることなく、大事だと思うことを実行実践する。
例えば、3.11のあと、すぐに給食の牛乳を廃止し、そのあとから今も、給食の放射能測定を続けている。
鎌仲ひとみ監督の映画上映や講演会も幼稚園で開いている。
保育者・教育者はみんな、体裁とか自分の保身のためではなく「子どものためになにが最善か」を考える人であって欲しいと切に願う。
ジョンレノン「イマジン」が放送禁止曲になっていくだろう(すでにそう?)今、毎朝、あさひこ幼稚園ではイマジンが流れているのです。
ここに3年間通えた子ども・保護者のみなさんは幸せだなぁと思う。
一番大切なことが何かを教えてもらえたよね。
東吾園長先生の式辞を読んでけーすけと泣きました。
……………
「卒園式 式辞より抜粋」
(Imagine-John Lennonとともに)
… 4月から小学校の1年生になるみんなには、楽しい出会いの日々が始まります。
楽しい夢をいっぱい持って、1年生になってください。
さて、夢といえば、あさひこ幼稚園では、いつも朝の9時半になると、この「イマジン」という歌が流れていました。
園長先生は、ジョン レノンという人が作った、この「イマジン」という素敵な歌を、みんなに聞いてもらいたいと思ったので、毎朝、幼稚園中に流すことにしたのです。
みんなのお部屋にも、遊びのお庭にも、先生たちの職員室にも、お母さんたちのお部屋にも、毎朝「イマジン」が流れました。
「イマジン」は、「想像してごらん」とか、「夢みてごらん」という意味です。
「こうなったらいいな」と想像したり、夢を見たりすることは、とても大切なことですね。
この「イマジン」という歌には、たった2つだけれど、とっても大切な、こんな夢が歌われています。
その1つ目は、この地球に住んでいる全部の人が、争って傷つけあったり、殺しあったりしないで、仲良く暮らせたらいいな、という夢です。
そして2つ目は、そのためには自分だけが欲張りにならないで、みんなでわかりあったり、分け合ったりできる仲間になることができたらいいなという夢です。
「イマジン」という歌には、この2つの素敵な夢が歌われていて、それは難しい言葉で言うと「平和」ということです。世界中が平和になったらいいですね。
残念ですが、まだ世界中には、仲良くしないで戦争をしている大人がいたり、なんでも自分のものにしてしまいたい欲張りな大人がいたりします。
仲良くできないのは、困ったことです。
欲張りは、恥ずかしいことです。
でも、みんなは大きい組になって、喧嘩になりそうになっても、話し合って仲良くすることができるようになりました。
友達が困っていたらその気持ちをわかってあげて、助け合うことだってできるようになりました。
だって、その方が、喧嘩したり、欲張ったりしているより、ずっと気持ちが良いとわかったからだよね。
だから今のみんなは、とっても素敵です。
だから、園長先生がみんなにお願いしたいのは、今、みんなが持っているその素敵な心を忘れないで、いつまでも「平和」への夢を持ち続けてほしいということです。
そして最後に、私を含めた全ての大人が、子どもたちの未来が平和であることへの責任を負い続けなければならないことを確認して、本日の式辞といたします。
平成28年3月16日
あさひこ幼稚園長 牧原東吾